復興五輪に向けて 〜岩手・宮城・福島より年頭メッセージ〜

岩手県

達増 拓也(たっそ たくや)岩手県知事

いよいよ、今年は東京2020大会が開催されます。
 東日本大震災津波から10年の節目となる3月には「復興五輪」の象徴である聖火が岩手県で展示されます。この展示と聖火リレー本番により、県内全ての市町村を聖火が照らすことになり、復興への誓いを込めて聖火を迎えたいと思います。
 岩手県では、市町村や関係機関と連携し、オリンピック聖火リレーやホストタウンの取組などを通して、復興の姿と併せ、国内外からいただいた復興支援に対する感謝と岩手の魅力を積極的に発信し、世界の人々との交流・絆を一層深めながら、復興、そして地域振興の力につなげていきます。

復興ありがとうホストタウン登録市町村

平野 公三(ひらの こうぞう)大槌町長

新年あけましておめでとうございます。
 いよいよ東京2020大会が開催される年を迎えました。
 東京2020大会では、大槌町では復興ありがとうホストタウンである台湾とサウジアラビアに震災支援への感謝を伝え、選手との交流を通じて子供や町民が夢や希望を膨らませ、輝かしい未来を共につくっていけたらと考えております。
 現在、町では、国内外の皆様のおかげで復興しました姿をお見せし、感謝を伝えるため、2021年公開予定で三陸鉄道大槌駅キャラクター「大槌カイ」の短編アニメを制作しております。また、大槌町ほか舞台とした家族の絆を描くアニメ映画「岬のマヨイガ」が2021年公開予定ですのでお楽しみください。

戸田 公明(とだ きみあき)大船渡市長

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される本年は、東日本大震災の被災地が、第1期復興・創生期間を終え、次なるステージへと歩みを進める節目の年であります。
 復興五輪の成功が、コロナ禍の中、復興の総仕上げに取り組む市民に大いなる活力と勇気を与えてくれるものと確信しております。
 当市でも、米国の陸上代表選手とのふれ合いや消防レスキュー隊との「絆」による交流を予定しており、これらを通じて、復興支援に対する感謝と被災地の今を世界に発信し、地域活性化と今後の交流の継続につなげて参りたいと考えております。

野田 武則(のだ たけのり)釜石市長

東京2020大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で一年延期となりましたが、東日本大震災から10年の節目に復興五輪として開催されることに、とても大きな意義を感じます。
 大会では、東日本大震災の際に、世界中の方々からいただいた、たくさんのご支援に対する感謝を伝えるとともに、復興「ありがとう」ホストタウンの相手国であるオーストラリアとの交流を、大会レガシーとして継続していきたいと考えております。
 本大会が、新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証として開催されることを願い、未来へ向けて共に頑張ってまいりましょう。

髙橋 敏彦(たかはし としひこ)北上市長

東日本大震災では、北上市でも建物の倒壊や数日間の停電など大きな被害があったほか、津波で被災した市町村から多くの方が避難し、当市での生活を余儀なくされた方もおられました。日本にセルビア共和国から贈られた義援金は、避難者にとって大きな支えとなり、暮らしに対する不安の軽減につながりました。
 北上市は、セルビア共和国の復興ありがとうホストタウンとして交流することによって、これまでの復興支援に感謝と敬意を伝えるとともに、お互いの歴史や文化に理解を深め、多文化理解と新たな国際交流を地域の活性化につなげる機会となればと考えます。

遠藤 譲一(えんどう じょうじ)久慈市長

早いもので、東日本大震災から10年が経ちます。この節目の年に開催される復興五輪において、世界中から頂いたご支援に大きな感謝を示しつつ、復興に向けて歩んできた被災地の姿と魅力が広く発信されることを期待しております。また、当市はリトアニア共和国の復興ありがとうホストタウンとして活動を進め、お互いの絆をより深めてまいります。
 新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、被災地も試練の中にありますが、復興五輪が被災地の後押しとなり、さらなる復興と飛躍、ひいては日本と世界の発展・平和に繋がっていくことを祈念しております。

猿子 恵久(さるこ しげひさ)雫石町長

雫石町は、平成30年4月にドイツを相手国として復興ありがとうホストタウンに登録されて以来、ドイツチームの応援ムードを高めるため、ドイツ料理教室やドイツ大使館職員による講演会などを通じて町民の機運醸成を図ってまいりました。コロナ禍を乗り越え、今後ともドイツ関係者との交流を進めてまいります。
 また、「復興五輪」を通じ、国内外多くの方々に東日本大震災からの復興状況などもご覧いただければと思います。

藤原 淳(ふじわら じゅん)二戸市長

本市は、ガボン共和国の「復興ありがとうホストタウン」として、これまでのご支援に対する感謝を伝えるとともに、この機会が未来を担う子どもたちにとって、生まれ育ったふるさとに思いを持ちながら、世界に羽ばたくきっかけになるよう、小中学生や高校生の皆さんを中心に、交流事業を進めてまいります。
 「復興五輪」の成功に向けましては、ガボン共和国をはじめ各国の選手がご活躍されるよう、精いっぱいの応援を送りたいと思います。
 そして、この絆が全世界に広がり、一日も早く感染症の脅威を打ち破る日が訪れるよう、ともに頑張りましょう。

小田 祐士(おだ ゆうじ)野田村長

皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 さて、本村が台湾の復興ありがとうホストタウンに登録されてから5年目を迎えようとしています。
 昨年は、動画によって台湾へ感謝と応援のメッセージを伝える活動を中心に行いました。今は一日も早く新型コロナウイルスが収束し、野田村民と台湾の方々がお互い自由に行き来し、それぞれの魅力を知りながら交流できることを強く願っております。
 結びに、東京2020大会の盛大な開催と、台湾と野田村の末永い交流継続を祈念しまして、年頭の挨拶に代えさせていただきます。

上田 東一(うえだ とういち)花巻市長

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 昨年、岩手県花巻市は、米国とオーストリアの復興ありがとうホストタウンとして、励ましと応援の気持ちを伝えるため、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を印字した布マスクを相手国へ贈りました。
 「困難な時に支援と友情を届けてくれる友人が花巻にいる」「このマスクは友情のシンボル」とのお礼のビデオメッセージが届き、直接の交流ができなくとも、友情を深めることができた1年だったと感じております。
 今年は、復興五輪により相手国との絆がより強固となることを期待して、感謝と応援の思いが伝わる交流事業を実施してまいりたいと存じますので、皆様の温かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

山本 正德(やまもと まさのり)宮古市長

世界中のトップアスリートが集うオリンピック・パラリンピック競技大会の白熱した試合の数々を間近で見られることは、この上ない喜びであります。
 東日本大震災から今年で10年。これまで国内外多くの方々からたくさんの支援をいただいてまいりました。本競技大会は、今までの支援への感謝と復興に向けて未来へ歩んでいる我々の姿を全世界に伝えることのできる絶好の機会と考えております。
 ホストタウン相手国であるシンガポール共和国、ナミビア共和国をはじめとする世界中のアスリートのご活躍を目のあたりにできることを楽しみにしております。

高橋 昌造(たかはし しょうぞう)矢巾町長

復興五輪実現のため、ここまでご尽力いただいた関係者の皆様、このコロナ禍の中、医療現場の最前線で対応に当たられている医療従事者等の皆様に心より感謝申し上げます。
 東日本大震災から10年という節目の年を迎えるにあたり、ご支援いただいたオーストリアの皆様にあらためて感謝の意を表すると共に、復興五輪を開催することで少しずつですが元気に復興へと歩んでいる姿を発信する絶好の機会であると感じております。
 本町は復興ありがとうホストタウンとしてオーストリアと交流を行っております。今後もスポーツを始め、音楽や食文化などの広い分野での交流に取り組んでまいります。

佐藤 信逸(さとう しんいつ)山田町長

新年あけましておめでとうございます。
 岩手県山田町は、今年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、引き続き「復興五輪」の機運を醸成するとともに、山田町とオランダ王国の絆を深めてまいります。
 また、オランダ王国との縁から名付けられた山田湾内にあるオランダ島については、昨年、整備が完了し、無人島キャンプ体験ツアー等を実施する準備が整ったところです。このオランダ島を観光のシンボルとし、魅力のある街づくりを推進してまいります。
 結びになりますが、新年が皆様にとって素晴らしいものであることを祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

戸羽 太(とば ふとし)陸前高田市長

東日本大震災から10年を迎えようとしています。
 10年という長きにわたり、多くの皆様から多大なるご支援を賜り、陸前高田市は、確実に復興しております。
 昨年は、「高田松原運動公園」が完成し、スポーツ大会や大規模な花火大会などが開催され、市内外からたくさんの方に足をお運びいただいており、スポーツに対する市民の機運が高まる中、今年は、東京オリンピック・パラリンピック関連事業として聖火リレーやシンガポール選手団と市民との交流事業が計画されております。
 今後とも、ご支援をいただいた皆様の気持ちに応えられるよう、安心して自分らしく暮らせるまち「夢と希望と愛に満ち 次世代につなげる 共生と交流のまち 陸前高田」の実現に向け邁進してまいります。

宮城県

村井 嘉浩(むらい よしひろ)宮城県知事

東日本大震災の発生から10年を迎えるにあたり,これまで心温まる御支援を賜りました多くの皆さまに対しまして,厚く御礼申し上げます。
 さて,「復興五輪」を掲げる東京2020大会の競技が本県においても開催されることは,宮城の将来を担う子ども達に夢と希望をあたえるとともに,東日本大震災の際に受けた多くの支援に対する「感謝の気持ち」と「復興した姿」を世界に発信する絶好の機会と考えております。
 本県といたしましても,円滑な大会運営はもとより,様々な機会を捉えて,宮城の魅力を発信することとしており,来県された皆様には,競技観戦のみならず,震災から復興した姿を是非御覧いただきたいと思います。

復興ありがとうホストタウン登録市町村

亀山 紘(かめやま ひろし)石巻市長

平素は、本市の復興に対しまして温かい御支援を賜り、誠に感謝申し上げます。
 東日本大震災の発生から間もなく10年が過ぎようとしております。
 本市は、これまで国内外より多大なる御支援を賜りながら、復興に向け、邁進してまいりました。
 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、復興ありがとうホストタウン等の取組を通じて、これまでの御支援に対する感謝、そして本市の復興の様子を発信する機会となることを期待しております。
 結びに、本年が皆様にとって幸多き年になりますことを心よりお祈り申し上げ、年頭のメッセージとさせていただきます。

菊地 啓夫(きくち ひろお)岩沼市長

新年あけましておめでとうございます。
 岩沼市は、東日本大震災で支援を受けた南アフリカ共和国の復興「ありがとう」ホストタウンとして、2019年のラクビーワールドカップでの交流や南アフリカと岩沼市の学校間のオンライン交流、南アフリカと日本を相互に応援するポスターコンクールなどの交流を行っております。
 2021年の復興五輪においては、市を挙げて南アフリカの選手・チームを応援するとともに復興が進んだ集団移転先の玉浦西地区や千年希望の丘などのまちの姿を見ていただき、更に交流を深めたいと考えております。
 岩沼市は、復興支援への感謝を込めて南アフリカを応援いたします!
 Shosholoza South Africa!

猪股 洋文(いのまた ひろぶみ)加美町長

新年あけましておめでとうございます。震災復興にご支援いただいた全ての皆様に心から感謝申し上げます。
 オリパライヤーの今年、本町は、チリ共和国パラリンピック選手団の復興ありがとうホストタウンとして、カヌー、パワーリフティング、陸上の事前合宿を全面的にサポートいたします。これを機にバリアフリー化した宿泊施設、リニューアルした陸上競技場や中新田B&G海洋センターを、インクルーシブスポーツの拠点として、障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して住むことが出来るユニバーサルな町づくりを進めてまいります。

菅原 茂(すがわら しげる)気仙沼市長

本年は東日本大震災から10年の節目の年です。今日まで途切れることなく国内外から支援をいただいた皆様に,気仙沼大島大橋,気仙沼湾横断橋,三陸沿岸道路全線開通など,本市の復興した姿をPRできるよう,また,新型コロナを克服した証しとして復興五輪が無事に開催されるよう切望しております。
本市は,インドネシア共和国を復興ありがとうホストタウンの相手国として登録しております。震災以前より水産業を中心に繋がりがありましたが,復興五輪を契機に観光や文化など幅広い分野での末永い交流を推進してまいります。

郡 和子(こおり かずこ)仙台市長

東日本大震災から10年。復興ありがとうホストタウンの相手国であるイタリア共和国をはじめ、国内外から多くのご支援をいただきながら、復旧・復興への道を歩んでまいりました。本市沿岸部は津波で甚大な被害を受けましたが、集団移転跡地の整備などにより、新たな賑わいが生み出されてきています。
 復興五輪という機会を生かし、こうした仙台・東北の復興の姿を世界に発信することで、復興を支えてくださった方々へ感謝の気持ちを伝えてまいりたいと思います。
 2021年、復興五輪が被災地そして全世界に、夢と感動を届けてくれることを願っております。

山田 司郎(やまだ しろう)名取市長

明けましておめでとうございます。
 皆様には輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 本市は震災復興を進めていく中で、カナダから朝市施設と市図書館施設という多大なご支援をいただきましたことから、カナダを相手国とする復興ありがとうホストタウンになっております。
 今夏開催の「復興五輪」後に、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底しながら同国の選手団と交流するとともに、復興支援への感謝を伝え、そして同国との結びつきを深めていきたいと考えています。
 最後に、皆様にとって、明るく穏やかな一年になることを祈念し年頭のあいさつとします。

渥美 巖(あつみ いわお)東松島市長

新年おめでとうございます。
 昨年は3月20日に東松島市に所在する航空自衛隊松島基地に東京2020オリンピック聖火がギリシャから日本で最初に到着し、その到着を記念して本市では「スポーツ健康都市」を宣言いたしました。
 本年6月20日には聖火リレーが本市を通過しますが、「復興五輪」の機運醸成につながることを期待しております。
 また、「復興ありがとうホストタウン」においては、東日本大震災時にデンマーク王国から支援をいただいことを縁に、様々な交流活動を行ってまいりました。これまでいただいたご支援とご縁に感謝し、復興した本市の姿と魅力を国内外に発信してまいります。
 これらの「復興五輪」関連イベントを市民の記憶として、また未来へのレガシーとして繋いでいけるよう頑張ってまいります。

山田 周伸(やまだ ひろのぶ)亘理町長

東日本大震災の発生から節目の年を迎え、復旧・復興事業も残りわずかとなり、復興から発展へと目に見える形で表れてきております。これまで心温まるご支援を賜りました皆さまに対しまして、厚く御礼申し上げます。
 今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。本町では東日本大震災でご支援いただいたイスラエルを「復興「ありがとう」ホストタウン」として、これまでの感謝の気持ちを伝えるため、町民の皆さんとパブリックビューイングや交流会などを通して、精一杯応援し盛り上げていきたいと考えております。
 今大会が一人ひとりの胸にたくさんの感動や忘れがたい時間を刻むことのできることを期待し、新年のごあいさつといたします。

競技開催都市

熊谷 大(くまがい ゆたか)利府町長

皆さまにおかれましては、つつがなく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 今年、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。本町では、宮城スタジアムを会場としてサッカー競技が6日間で10試合行われます。
 東京2020大会は、“復興五輪”として大きな意義を持ちながら、スポーツがもたらす勇気や感動、そして世界中の人々との絆をレガシーとして醸し出し、未来につながる有意義な大会になることを願っています。
私たちは、来訪される皆さまを温かくお迎えするための「おもてなしイベント」を企画し準備を進めております。皆さまのお越しを心からお待ちしております。

福島県

内堀 雅雄(うちぼり まさお)福島県知事

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、まずは、県の総力を挙げて新型コロナウイルス感染拡大の防止に取り組むことが何よりも重要であると考えています。
 その上で、日本や世界中の国々が一体となって取り組む先にある東京大会は、東日本大震災と原発事故からの復興を国内外に発信する貴重な機会でもあります。未曽有の複合災害を乗り越え、復興に向けて歩み続ける福島の「今」と、これまで国内外から頂いた多くの御支援に対する感謝の思いを世界中に伝えたいと思います。

復興ありがとうホストタウン登録市町村

杉岡 誠(すぎおか まこと)飯舘村長

平成29年の避難指示解除から丸4年を満了しようとしていますが、現在、約1,500名の方が、村に住み、農業などに勤しんでいます。
 村としては、ふるさと飯舘村を通して、人と人が繋がっていく、「復興ありがとうホストタウン」の様々な取り組みの中で、自らが人を思いやる心の大切さ、自らが人に思われて生きることの尊さを、「ありがとう、おかげさま」の心で発信していきたい、と考えております。
 本年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会が成功することをご祈念申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。

佐藤 金正(さとう かねまさ)川俣町長

2021年の年頭にあたり、今年の夏に東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されることを衷心から願うものであります。
 東日本大震災からの復興については、まだまだ道半ばではありますが、一歩ずつ着実に前へ進んでおり、町でも栽培されているトルコキキョウがビクトリーブーケとしてオリンピック・パラリンピックに花を添えることとなっております。
 復興ありがとうホストタウンでは、まずはアルゼンチン共和国の新型コロナウイルス感染症感染者数の減少を切に願いまして、楢葉町さん・広野町さんと共に交流・応援ができますことを心待ちにしております。

遠藤 忠一(えんどう ちゅういち)喜多方市長

東日本大震災からの復興の歩みは、今年で10年の節目を迎えました。
 この節目の年に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、3月には福島県から東京2020オリンピック聖火リレーがスタートします。
 当市では、3月26日に聖火リレーが実施されることから、多くの市民の皆さんと共に聖火を歓迎したいと考えております。
 さらには、当市をはじめとする「復興ありがとうホストタウン」の自治体が連携して、相手国の選手、関係者の皆さんと交流を行うことにより、復興へと力強く歩む私達の姿を全世界に発信してまいります。

遠藤 和夫(えんどう かずお)北塩原村長

新年あけましておめでとうございます。
 福島県北塩原村は、震災後にさまざまな形でご支援いただいた縁で、台湾の「復興ありがとうホストタウン」として活動しております。
 本年度は、1月28日に当村の中学生と台湾の中学生によるオンライン交流を予定しております。また、2月4日から台湾で開催される台北国際動漫節に、同じく台湾を相手とする南相馬市、大槌町、野田村と共同で出展し、震災後の支援に対する感謝の気持ちをお伝えします。
 「復興ありがとうホストタウン」を契機に、台湾との絆がより一層深まることを期待しております。

鈴木 和夫(すずき かずお)白河市長

あけましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 本市は、「みちのくの玄関口」であり、古来から歌枕の地として都人が憧れた「白河の関」をはじめ、白河藩主松平定信公が「士民共楽」の理念のもと築造した「南湖公園」、日本百名城に数えられる「小峰城」など、多くの歴史的・文化的遺産に恵まれています。
 今夏に開催される復興五輪は、こうした本市の魅力を、国内外に広く発信する絶好の機会であると考えております。
 復興五輪が、多くの方々に被災地への関心をより深めていただく契機となるよう、期待しています。

須田 博行(すだ ひろゆき)伊達市長

みなさま、新年あけましておめでとうございます。
 伊達市はガイアナ共和国の復興ありがとうホストタウンとして、関係者を迎える際、当市が誇る農産物を召し上がっていただくことで、復興支援への感謝をお伝えするとともに、農業を始めとする東日本大震災からの復興した姿をご覧いただきたいと考えております。
 また、ガイアナ共和国との関係はまだまだ浅いため、今回の復興五輪やホストタウン交流をきっかけとして末永く良好な関係を築いていけるよう、伊達市民一丸となって精一杯応援やおもてなしをしていきます。

松本 幸英(まつもと ゆきえい)楢葉町長

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 本町はアルゼンチン共和国とギリシャ共和国の「復興ありがとうホストタウン」として認証されており、この2か国の活躍も町を挙げて応援しております。
 また、このような素晴らしい機会を活かし、2か国との交流事業にも力を入れて取り組んでまいります。
 新型コロナウイルス感染症の収束を願うとともに、これまで御支援いただいた全ての方々に今大会を通じて「楢葉町の魅力」と「元気な姿」を発信してまいります。
 皆様にとって、幸多き一年となりますようにご祈念申し上げます。

三保 恵一(みほ けいいち)二本松市長

新年あけましておめでとうございます。
 二本松市は、復興ありがとうホストタウンで「クウェート国」と射撃競技を中心に事前合宿を含めた交流を計画しています。
 東日本大震災では、クウェート国から日本に対して多くの御支援をいただきました。その感謝の気持ちを恩返しとともに誠心誠意「おもてなしの心」で選手団や関係者の皆様をお迎えしたいと思います。
 世界中、このコロナ禍で大変な状況ではありますが、オリンピック・パラリンピックを契機に「繋がり」を大切にして、二本松市の復興した姿や魅力を国内外に発信しながら東京2020大会の成功に向けて取り組んで参ります。

遠藤 智(えんどう さとし)広野町長

東京五輪開催の年を迎え、復興のシンボルであるJヴィレッジから聖火リレーがグランドスタートします。広野町は、ふたば未来学園から復興拠点の広野駅東側地区までのルートとされており、これまで国内はもとより国際社会からいただいた多くのご支援に対する感謝の気持ちを世界の方々に届けるとともに、復興・創生に向けて躍進する元気な姿を発信してまいります。復興ありがとうホストタウン事業を通してアルゼンチン共和国、インドネシア共和国の合宿地として選定され、選手や指導者の派遣を頂き、スポーツ交流から文化交流へ取り組んでいきます。

門馬 和夫(もんま かずお)南相馬市長

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 令和3年は東日本大震災から10年を迎える、当市はじめ被災地にとって節目の年です。
 被災地からの感謝や復興状況を国内外に発信するうえで、「復興五輪」である東京2020大会が開催されることは、大変意義深いことと思います。
 当市が舞台となる聖火リレーやセレブレーション、さらにはジブチ共和国や台湾をはじめ4つの国と地域との「復興ありがとうホストタウン」の推進により、元気な南相馬の姿を広く発信して参ります。
 大会の成功と、本年が素晴らしい一年となることを心からご祈念申し上げます。

高松 義行(たかまつ ぎぎょう)本宮市長

この10年間、本宮市では東日本大震災・令和元年東日本台風の災害に見舞われましたが、国内外の皆様から多くのご支援・ご協力をいただきながら、復旧・復興を着実に進めてまいりました。
 一方で、新型コロナウイルスが今尚猛威を振るい大変厳しい状況におかれておりますが、世界が一丸となってこの難局を乗り切り、「復興五輪」と位置付けられた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、その象徴になるものと信じています。
 市といたしましては、英国を相手国とする「復興ありがとうホストタウン」として、大会に向けてしっかり準備を進めてまいります。

競技開催都市

木幡 浩(こはた ひろし)福島市長

東日本大震災から丸10年を迎えます。この年に、コロナ禍を乗り越え、東京2020大会が「復興五輪」として開催されることを切に願っています。
 福島市は、原発事故により、健康不安や風評など多くの苦悩を被りましたが、国内外の皆様から頂いた励まし(エール)やご支援に勇気づけられ、復興・創生を進めてきました。
 大会は、福島市で開催されるソフトボール競技から始まります。厚い感謝とともに、震災を乗り越えてきた本市の姿を世界に発信します。今後も、復興・創生をさらに進め、世界の被災地にエールを送るまちになりたいと願っています。