【広野町】

復興「ありがとう」ホストタウン

[インドネシア]2021年1月29日決定

<受けた支援の概要>

  • 東日本大震災後、同国から多額の義捐金が日本赤十字社に贈られた。寄せられた義捐金の一部は、避難した町民の生活家電や支援物資の購入に充てられ、こうした支援のおかげで長引く避難生活を乗り切ることができ、帰還した町民の生活再建を図ることができた。
  • 同町に所在する県立ふたば未来学園中学校・高等学校において、前身の県立富岡高等学校バトミントン部を創部した平成18年から、インドネシア人指導者計4名を招聘し、現在に至るまで指導していただいている縁がある。
  • 平成27年度に開催した国際フォーラム「被災地・広野町から考える」において、インドネシアアンダラス大学経済学研究所長のカリミ氏より同国の防災問題の取組について講演いただいたほか、帰町に向けてどのような支援が必要かを提言いただいた。

<取り組もうとする事業の概要>

  • 東京大会に向け、歴史、文化、宗教、料理、語学、選手団来訪用のメッセージボード作りなどのインドネシア町民講座を開催する。
  • 東京大会のバドミントン競技終了後にはインドネシアの代表選手や指導者等を招聘し、ふたば未来学園バドミントン部員とのエキシビションマッチの実施や町民講座参加者による歓迎セレモニーの開催、町の特産品であるバナナの提供や呈茶・点茶体験などを通した文化によるおもてなしを実施する。

[アルゼンチン]2019年10月1日決定

<受けた支援の概要>

  • 東日本大震災による地震及び津波により、大規模な損害が発生。同時に発災した福島第一原子力発電所の事故により、楢葉町・広野町では全町民が避難を余儀なくされるとともに、当地域の中心施設である「Jヴィレッジ」も事故収束の拠点として使用された。川俣町においても、一時は居住制限区域及び避難指示解除準備区域が設定され一部町民が避難を余儀なくされた。
  • アルゼンチン共和国からは、同国赤十字社を通じて多額の義援金が寄せられ、こうした支援のおかげで長引く避難生活を乗り切ることができ、帰還した町民の生活再建に役立てることができた。
  • サッカーアルゼンチン代表で、世界的に著名なメッシ選手が、親元を離れて東京などに避難する福島の子どもたちに、サイン入りユニホームをプレゼントしたり、記念撮影を行ってくれ、子どもたちを元気づけてくれた。
  • 川俣町では、アルゼンチン共和国コルドバ州コスキン市で行われる世界最大規模のフォルクローレ音楽祭にちなんだ音楽祭が同町内で1975年から開催されており、2013年にコスキン市の小学生から励ましの絵画106点をいただいた。

<取り組もうとする事業の概要>

  • アルゼンチン共和国の選手団、大使、同国関係者等に復興した姿を見ていただく。
  • 福島第一原子力発電所の事故から得た教訓を映像等を見てもらうことにより、しっかりと国際社会へ発信する。
  • 選手に対し、地域住民の方々による呈茶や着物の着付け、地域の特産品を使った日本ならではの食事などを提供し、住民と食を通した交流を図る。
  • 選手と地元の子どもたちとの交流や相互の伝統文化、音楽交流(和太鼓やフォルクローレ)などを通じ、これまでの支援へ感謝の気持ちを伝え、継続した交流へ発展させていく。
  • 地元の子どもたちが異文化に触れ、障がい者との関わりにより多様性を身につける機会とするため、Jヴィレッジを拠点として、アルゼンチンブラインドサッカーチームとの交流を目指す。
  • 京大会時には、サッカーアルゼンチン代表にJヴィレッジを訪問してもらい、住民との交流を行い、復興のシンボルとしてJヴィレッジを発信する。

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・Jヴィレッジ