• 二本松市の地域資源である、日本カヌー連盟公認コースの阿武隈漕艇場を活用し、デンマーク王国のカヌー競技の事前合宿を受け入れる。
• 市内においても、カヌー競技でオリンピアンを輩出する等、当該競技が盛んであることから、合宿受け入れの際には、子ども達を対象とした交流イベントを開催することで、子どもたちの国際感覚を養う。

＜受けた支援の概要＞

• 東日本大震災により、本市は、震度６弱を記録し、6900戸を超える家屋が被害を受けるとともに、東京電力福島第一原子力発電所事故で、放射性物質により農畜産物の出荷が制限されるなど様々な影響を受けた。
• このような中、クウェート国から日本に対し、原油500万バレル（日本円にして400億円相当）の無償提供の申し出があり、日本赤十字社を介して、その代金相当額を支援いただき、そのうち、約155億円を福島県に充てていただいた。
• 救援金は、被災した中小企業に対する支援、サテライト校の生徒に対する支援、県外避難者への情報誌発行等の事業に活用されている。
• 二本松市の市民も、このようなクウェート国からの支援のおかげで、長引く避難生活を乗り切ることができ、帰還した市民の生活再建に役立てることができた。

＜取り組もうとする事業の概要＞

• 大会前には、本市の市民とクウェートの国民が互いに理解を深められるよう、当市とクウェート国との間で交流を行っていく予定。今後、ＮＯＣ・ＮＰＣに加え、同国の文化庁や在日大使館と連携しながら交流を図っていく。
• 大会直前には、市内中学生・高校生などによる応援メッセージボードなどの作成や、同国オリンピアン・パラリンピアンの事前合宿を受け入れる（クレー射撃等）。
• この際、選手等を市内の小・中学校へ招いて、子どもたちとの交流の機会を設け、子どもたちに国際社会との関わりを持ってもらうとともに、本市の伝統文化に触れる機会を設け、本市をPRする。
• 大会中は市内でパブリックビューイングなどを開催し、応援する。
• 大会終了後は、二本松の菊人形の会場にクウェート国のブースを設け、歴史・観光スポットの紹介や、伝統衣装を展示することで、来場者にクウェート国の文化を伝える。

・阿武隈漕艇場

・阿武隈漕艇場　島山コース