南三陸町の北西内陸にある入谷地区で、今年春から本格的に始まったワイン用ブドウ栽培。2019年の初収穫を目指し、日々汗を流す人達がいます。森・里・海が循環するまちづくりを担うサスティナブルワイナリープロジェクトのご紹介記事第二弾です。前回記事はこちら
9月中旬、赤トンボが舞うブドウ畑からは、若者達の明るい声が聞こえてきていました。南三陸町は教育旅行を積極的に受け入れており、全国から多くの方が農作業体験に訪れます。この日も九州からの高校生が、これから成長していくブドウの苗木を支える長さ2mの杭打ちをお手伝いしていました。力と根気のいる作業ですが、皆で協力し合い、とても楽しそうでした。休憩時間に、筆者も生徒さんと一緒に町の地図と周辺の景色を照らし合わせてみました。毎回感動するのですが、山の中腹にあるブドウ畑からは、10キロ以上離れた志津川湾が見えるんです。
前回、藤田さんから自然体験学習施設を兼ねたワイナリーの構想を伺っていましたが、このように連日“おでって”さんが訪れる畑の様子を見ていて、「自然体験型ワイナリー」はとっくにスタートしているのだと気付かされた思いがしました。この畑を訪れた事がきっかけで南三陸町の自然に触れ、離れていてもプロジェクトの成長を見守り続けている方々が、今すでに全国に大勢いるのですから。
台風が通り過ぎた11月初日、再び畑に伺うと、藤田さんと沢山の“おでって”さんの手により完成した柵に、苗木がしっかり結ばれていました。ブドウ達が初めての冬を越す準備は着々と進められています。
もうひとつ新情報です。今年8月、新たに藤田さんの共同経営者(醸造担当)が着任され、現在は少し離れた県内のワイナリーで絶賛修行中との事です。ブドウを美味しいワインにする準備も、また着々と進んでいます。
※取材協力‥福岡県立伝習館高等学校の皆様ありがとうございました!
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(以上)
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