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「塩竈こどもゆめ議会」で塩竈市の小学生と交流、テーマは“復興”

11月11日(日)、塩竈市において、塩竈市内の小学6年生の児童25名が参加し、「第8回 塩竈こどもゆめ議会」が開催されました。
当議会は、自分たちの住むまち・塩竈に目を向け、より良いまちにしようという気持を育て、将来のまちづくりの担い手となる人材の育成に目的に、塩竈市社会教育関係団体のJ’s塩竈が主催し、復興庁宮城復興局等が後援したものです。
昨年は東日本大震災の影響で中止され、2年ぶりの開催となる今回は「復興」を大きなテーマとして、子ども議員から東日本大震災からの復旧・復興やまちづくり、災害対策等に関する質問に対し、佐藤昭塩竈市長や宮城復興局から出席した郡和子政務官が答弁しました。 

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国の「東日本大震災からの復興の基本方針」では、復興・まちづくりにおいて、子ども・若者等の意見が反映しやすい環境整備に努めることとされています。
宮城復興局においても、自治体と協力しながら、子ども達が市民の一員として、復興・まちづくりについて主体的に考え実践する機会を設けているところです。

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参加した子ども達は、夏休み以来、塩竈市震災復興部局や宮城復興局の担当者から復興計画について話を聞いたり、地域の人を訪ねたりして勉強を重ね、自分たちで質問を考え、準備してきました。

子ども達の質問をいくつか紹介しますと、

・東日本大震災でライフラインが寸断したことや食料が不足した体験をもとにし備蓄倉庫やヘリポートなどを備えた津波避難ビルを造りたい。
・津波の被害を抑えるためにガレキを埋め立てて人工島を造りたい。
・塩竈の特産品をPRして観光客を増やす。具体的には、藻塩のおいしい食べ方やレシピを考案したり、日本一の生産量を誇るかまぼこを知ってもらう機会を提供したい。
・避難誘導看板を全国統一の色・デザインにし、地元の人だけでなく観光客にとっても分かり易いようにしてはどうか。
・塩竈の米作りはいつ再開できるのか。
・塩竈の災害公営住宅はいつどこに建設されるのか。

といったアイディアや疑問が挙げられました。

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郡政務官は、「皆さん1人1人が、塩竈のまちや人々のことをよく考えており、心強く思った。震災直後は絶望的な気持ちになったが、希望が見出せるようになってきた。皆さんも力を合わせ、塩竈のまちを明るく、元気なまちにしていきましょう」とコメントされました。

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最後に、佐藤塩竈市長が「こちらがたじろぐような質問や、今まで気付かなかった質問をいただき、大変うれしく思う。皆さんの意見を参考にしていきたい。」と述べられました。

「第8回 塩竈こどもゆめ議会」
日時:平成24年11月11日(日) 9:00~11:50
場所:塩竈市議会議場
主催:J’s塩竈
共催:塩竈市子ども会育成連合会
後援:復興庁宮城復興局、塩竈市議会、塩竈市、塩竈市教育委員会、社団法人塩釜青年会
議所、宮城ケーブルテレビ(株)
参加者:塩竈市内の小学6年生の児童25名(市内6校)
    塩竈市長、副市長、塩竈市幹部
    塩竈市議会議長、副議長
    塩竈市教育会教育長、市内小学校校長 ほか

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