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西銘大臣記者会見録[令和4年3月18日]

令和4年3月18日(金)9:29~9:39 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。

 まずは、3月16日に宮城県及び福島県において、最大震度6強を観測した地震につきまして、亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 この地震により、被災地においては、東北新幹線の脱線による那須塩原・盛岡間での21日までの終日運休、東北自動車道と常磐自動車道の損傷、東北電力管内での最大約15万戸という大規模な停電の発生、岩手県、宮城県、福島県をはじめとした各地で最大約5万戸の断水など、大きな被害が出ているものと承知しております。

 復興庁としましては、地震発生後、直ちに復興庁災害対策本部を設置するとともに、復興局や関係省庁を通じた情報収集を開始しました。

 また、昨日12時15分から復興庁災害対策本部会議を開催し、その時点の被害状況の共有等を行うとともに、私からは、引き続き人的・物的被害の状況把握に努めること、復興庁・復興局においては、被災地に寄り添い、政府の一元的窓口として、必要な相談対応等に柔軟に当たることなどを指示いたしました。

 引き続き、関係機関と緊密に連携しながら、被害状況の把握に努めつつ、被災地からのご相談等に柔軟に対応していくとともに、東日本大震災からの復興に支障が生じないよう、しっかりと取り組んでまいります。

 私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)おはようございます。よろしくお願いします。

 冒頭発言にあった一昨日夜の地震の関係でお伺いいたします。

 復興に支障が生じないようにしたいということでご発言がありましたけれども、現場の状況としては、被害状況の各自治体での把握ですとか、全容把握はまだもう少し時間がかかるのかなという印象がありますけれども、今後何か被災自治体側からの支援要請などあれば、復興庁としてどのように対応していくのかというところと、あとは、昨年2月にも福島沖で地震がありましたけれども、その際には一部災害復旧の部分で、復興交付金を措置するということがありましたけれども、現状ではそういったことはないわけで、財政支援などを求められた場合の現時点でのお考えや方針があれば伺えますでしょうか。

(答)まず、16日に発生した地震による被害につきましては、政府一丸となって被害実態の把握に努め、復旧・復興に向け全力で対応してまいります。

 なお、今回の地震による被害からの復旧・復興に関して、国が負担する費用については、復興特会の使途に関する法令上の位置づけも勘案して、適切に対応してまいります。

 今朝の閣議前に隣に防災担当大臣がいたので、ちょっとお話ししたんですが、防災担当大臣が明日現地に入るという話をしておりました。

 私のほうから、昨日夕方頃ですけれども、宮城県知事と福島県知事に電話でお見舞いを申し上げ、支援の意も伝えましたが、福島の知事さんも今日、被災は新地町、相馬市、国見町、北のほうがきついということで、そこに行くという話をしておりましたので、今、被災自治体と国を挙げて被害の状況把握に努めているという状況であると認識をしております。

 復興庁としましては、復興の関係で復興局を中心に、被災者に寄り添った対応をこれまでもしてきておりますので、昨日の災害対策本部の会議では、私自身が現地に入るよりも、まず復興局の局長さんにもそれぞれ皆さんが大臣になったつもりで、被災者に寄り添った一元的な窓口の機能を発揮して、関係機関と連携してやってくださいということを指示したところであります。まず、状況の把握、地元と国とで一緒にやっているという状況かと認識をしております。

(問)重ねての質問で恐縮なんですが、今回被災した、特に沿岸部ですけれども、震災での被災と、あと昨年2月の地震と今回とで、まだはっきりしたことは分かりませんけれども、もう3度被災したところがある可能性もあります。公共施設など、あるいは住宅の被害なども、3度目だという方もおられるかもしれませんけれども、重ねて被災した、被災地域が重なっているということに関しての大臣のお考えを伺いたいのと、あとは、特に福島浜通りでは、避難指示解除に向けたインフラ整備の生活環境の整備なども進めておるところですけれども、その辺りの影響ってないかどうかの懸念みたいなものというのはどうお考えになりますでしょうか。

(答)昨日の福島の知事さんとの電話のやり取りの中でも、大震災以降、昨年2月の被災とか、あるいは台風時の被災とか、もう3回ぐらいですか、心が折れそうな状況にあるという話も聞いております。現在、実施中の復興事業については、被害の状況の把握に努めているところであります。

 復興庁の事業についても障害が出ないように、かといって一元的な窓口の機能もありますので、被災自治体と一緒になって、支援できることはしていかないといけないなという思いでおります。

 福島の知事さんは、今日、北部地域に飛んで、国見町のほうまで行くとおっしゃっておりましたので、今頃行っていると思いますが、復興庁としましては、しっかり被災地に寄り添って支援していかないといけないなという思いでおります。

(問)話題変わって、沖縄の関係でお伺いします。在沖米軍が14日から、基地内でのマスクの着用を不要としていることが分かりました。沖縄県とか山口県とか、米軍基地を抱える自治体では、昨年末に米軍側が日本側と異なるコロナの対応を取っていたことで、感染が拡大した経緯もありまして、政府とか外務省から対策の徹底を米側に申し入れるということがありました。

 大臣もよくご存知だと思いますけれども、今回も外務省で基地内でのマスク着用はしっかりやってくださいということをまた米側に求めていますけれども、直接の大臣の所管とはちょっと関わりないかもしれませんが、沖縄担当大臣として受け止めがあればお願いします。

(答)ご指摘の報道については承知をしております。外務省において適切に対応していくものと考えておりますが、先日の総理の記者会見の中でも、まん延防止等は21日に解除する方向性であって、それでも感染拡大防止の対策は徹底しながらやっていかなければいけないという趣旨の発言があったと思っております。

 沖縄県の基地内で働く従業員の方々も、基地内の米軍の状態がどういう状況であれ、マスクの着用と手洗い、消毒、あるいは距離を取るという基本的な方針は、しっかりやらないといけないなと思っております。外務省にしっかり対応してもらわなければいけないと思っております。


(以  上)

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