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西銘大臣記者会見録[令和4年3月11日]

令和4年3月11日(金)8:59~9:12 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。

 今日は私から3点ございます。

 1点目は、11回目の3月11日を迎えるに当たっての所感についてであります。

 東日本大震災の発生から、本日で11年目を迎えました。あらためて震災により犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表するとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。

 本日、震災の発生から11年目を迎えるに当たり、復興庁において、発生時刻である午後2時46分に、お亡くなりになった方々に黙禱を捧げ、ご冥福をお祈り申し上げるとともに、私から職員に対し、訓示を行う予定です。

 また、被災自治体のご意向や諸般の事情を踏まえて、本日、復興庁から、冨樫副大臣が、東松島市が主催する追悼式に、新妻副大臣が、岩手県と大槌町が合同で主催する追悼式に、それぞれ出席いたします。

 「東北の復興なくして日本の再生なし」との決意のもと、被災地の一日も早い復興・再生に向けて全力で取り組んでまいります。

 2点目でございます。明日3月12日土曜日、福島県葛尾村、川内村及び郡山市を訪問いたします。葛尾村では、特定復興再生拠点区域及び区域外、「復興交流館あぜりあ」の視察を予定しています。川内村では、かわうちワイナリーを視察します。郡山市では、産業技術総合研究所、福島再生可能エネルギー研究所(FREA)を視察します。

 3点目でございます。明後日3月13日日曜日、宮城県仙台市を訪問し、令和3年度「新しい東北」復興・創生の星顕彰及び「新しい東北」ビジネス創業支援事業2021の顕彰式に出席します。

 私からは3点、以上であります。

 

2.質疑応答

(問)おはようございます。よろしくお願いします。

 本日、3月11日、大臣かねてからご自身も被災地を訪問されて、犠牲になられた方々を追悼したいとのご意向を示されておりましたが、諸般の事情で今回は訪問がかなわないということですけれども、こちらについて、今どのように思っていらっしゃいますか。

(答)これまで被災自治体のご意向や国会等、諸般の事情を踏まえて調整を重ねてきたところであります。岸田総理が、福島県が主催する追悼式、冨樫副大臣が、宮城県東松島市が主催する追悼式、新妻副大臣が、岩手県と大槌町が合同で主催する追悼式に、それぞれ出席する予定であります。私自身は、庁内において震災の発生時刻に黙禱を捧げるとともに、職員に対して訓示を行うこととしております。

(問)今のに関連して伺いますが、本日は犠牲になられた方をあらためて追悼をするとともに、復興への決意を新たにするという趣旨の日になるかと思いますけれども、復興に向けて大臣のご決意をお願いいたします。

(答)今日のこの節目の日を迎えて、あらためて東北の復興なくして日本の再生なし、全ての閣僚が復興大臣である、現場主義に徹底すること、現場を限られた時間ではありましたが、足を運んで見てきた者として、決意を新たにしてしっかりと職員一丸となって東北の復興・再生に取り組んでいかなければいけないなという思いを強くいたしております。

(問)最後にもう一点、明日の福島視察についてお尋ねいたします。

 明日は、帰還困難区域と、復興・再生拠点区域内外を視察することと、郡山のほうでは産総研を視察するということで、国際教育研究拠点の関連かとは思うんですけれども、今回の視察の狙いについてお願いいたします。

(答)拠点区域と区域外あるいは現場に出向いていって、帰還困難区域の全域の除染等の要望が強い等のお話も、現場に出向いて聞いております。葛尾村の特定復興再生拠点区域については、拠点計画に基づき、本年春頃の避難指示解除を目指し、除染やインフラ整備を進めてきたところであります。

 また、昨年の11月30日からは、準備宿泊が開始されております。引き続き、本年春頃の拠点区域の避難指示解除が着実に実施できるよう、関係省庁と連携して、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 福島国際研究教育機構は、福島に既に立地している研究施設等々の取り組みについて、横串を刺す司令塔としての役割を有することとしております。明日訪問するFREAを含む研究施設等々の具体的な連携の在り方については、今年度内に策定を予定している基本構想も踏まえ、引き続きよく検討をしてまいりたいと考えております。

(問)今の質問と重なるんですけれども、首相が福島に行って、副大臣が被災地に、岩手県、宮城県に行かれるということで、大臣が行けない事情は今ご説明されたとおり分かるんですけれども、復興大臣が行かないということに対して違和感はないのかということと、もう一つ、大臣、福島県と大槌町のほうから招待状を受けて、これを断ることになるわけですけれども、これに対して、何か返事、返答みたいなのはされていただいたのかどうか。あるいはどういうようなお気持ち、招待状を受けて行けなかったというのは、どういうようなお気持ちなのか。大臣ご自身の思いをちょっとお聞かせいただければと思います。

(答)本日、御案内のように、参議院の予算委員会において、私自身が令和4年度の予算案についての説明を求められております。まずは、その成立に向けて、しっかりと審議に臨む必要があると考えております。せっかく招待状を頂いたのでありますが、私の気持ちとしては、是非とも出席をしていきたいのでありますけれども、3県内での追悼式には弔電という形で送る予定でおりますし、その辺の事情は、機会があれば招待状をもらったかにかかわらず、現地に出席できなかったこと等については、私自らもお話をする機会があれば、しっかり説明をしたいと思っております。

 繰り返しになりますが、参加したい気持ちはやまやまでありますが、予算の成立に向かってしっかり取り組んでいかないと、という思いで、出席できないことは済まないと思っております。

(問)これもすみません、あらためての質問なんですけれども、今回政府としての主催の追悼式を実施しないということについて、10年の区切りということでありますけれども、あらためてこちらについての感想をお聞かせいただきたいんですが。

(答)政府として行う追悼式につきましては、発災から10年となる令和3年まで実施することとし、本年以降の対応につきましては、その時々の状況を踏まえて判断するというのが、従来からの方針であると承知をしております。今回はご地元の主催の追悼式に私ども政務は副大臣2人がそれぞれ出席いたしますが、許されるものなら私も行きたかったのでありますが、先ほど説明したとおりであります。また、総理ご自身は3カ所を回ると聞いております。この節目の日にしっかりと復興・再生に向けて、総理以下全ての閣僚が復興大臣という気持ちを新たにし、しっかり取り組んでいかなければいけないという思いを強くしているところであります。しっかり取り組んでまいりたいと考えております。


(以  上)

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