第2回地域復興マッチング「結の場」（気仙沼）における事業成果報告（中間報告）について[平成25年10月8日]

平成２５年１０月８日
復興庁宮城復興局

第２回　地域復興マッチング「結の場」（気仙沼）における事業成果報告について
～経営力強化に繋がる２２のプロジェクトが始動～

　復興庁宮城復興局では、被災地域企業が抱えている経営課題の解決、経営力の強化のため、大手・中堅企業等の持つ経営資源（ヒト・モノ・情報・ノウハウ等）を効果的に繋ぎ、被災地域企業と大手・中堅企業等との継続的な協働を通じて、持続的に発展する地域経済の実現を目指す、地域復興マッチング「結の場」を展開しております。
　本年2月13日には気仙沼市において、水産加工業の復興をテーマにワークショップを開催しました。（共催：気仙沼商工会議所）
■参考：：第２回地域復興マッチング「結の場」開催報告

　その後、参加した大手・中堅企業より支援のご提案をいただき、気仙沼商工会議所と共にマッチング成立に向けた各種調整を行った結果、具体的なプロジェクトが創出され、活動を開始しております。
　
　被災地域企業と一体となって地域経済の復興に向けた取組みを展開される支援企業の皆さまにおかれましては、この場を借りてお礼を申し上げます。

　復興庁としては、引き続き「結の場」事業を通じて、被災地域企業の経営力強化を支援するとともに、創出された優良事例に関する情報発信を行い、被災地経済の復興が加速されるよう、一層取組みを進めてまいります。

■第２回　地域復興マッチング「結の場」（気仙沼）におけるマッチング状況
　被災地域企業10社に対し、支援企業29社から83活動の支援提案。
　これらについて、気仙沼商工会議所と共に、協働・共創が可能な48のプロジェクトに整理。マッチングに向けて調整を行った現況は以下の通り。

　マッチングが成立し活動を開始したプロジェクト　：２２件
　調整中のプロジェクト　　　　　　　　：１４件
　不成立となったプロジェクト　　　：１２件^＊（^＊被災地域企業側のニーズの優先度やマンパワー等の事情によるもの）

■主なプロジェクト
　マッチングが成立した主なプロジェクトは以下の通り。

１．「サメの街気仙沼構想推進協議会」サポートプロジェクト
＜支援企業＞　
アサヒグループホールディングス(株)、(株)ＮＴＴドコモ、(株)丹青社、(株)ＤＮＰ東北、(株)電通東日本、Yahoo! JAPAN(株)
・「サメの街気仙沼」ブランド構築に向けた協議会へのリソース・アイディア提供、サメ食の普及活動、サメの街気仙沼のＰＲ活動等を展開予定。
・健康食品の企画支援、商品のテストマーケティング、自社運営サイト・デジタルサイネージを利用したPR・マーケティング、社員食堂での食材活用、フラッグシップ施設企画立案等を実施。

２．コンビニエンスストアでの商品販売
＜支援企業＞
(株)ローソン
・支援企業コンビニエンスストア約900店舗において、気仙沼企業の商品を通常商品として販売。
・バイヤーとの調整により、魅力ある商品開発も目指す。
＜支援企業＞
(株)ファミリーマート
・気仙沼企業の食材・商品を使用した商品を開発し、東北6県および新潟県内の店舗で販売予定。

３．「結の場」マルシェin泉パークタウンタピオ・「結の場」商談会 in 三菱地所
＜支援企業＞　
(株)三菱地所
・支援企業の複合商業施設において、気仙沼・石巻の海産物・水産加工品のＰＲ、販売等を実施予定（11月３日、４日開催予定）。
・施設テナント関係企業等の取引先と気仙沼・石巻企業との個別商談会を企画開催予定。

４．仙台駅構内「iステーション仙台」による販促等支援・催事販促物作成支援
＜支援企業＞
(株)ＤＮＰ東北
・ＪＲ仙台駅構内の大型デジタルサイネージ「iステーション」で気仙沼企業の映像を放映
＜支援企業＞
キヤノンマーケティングジャパン(株)
・営業販促物作成に必要なプリンタをレンタル、販促物のサンプルを作成し、仙台駅構内での催事で使用

５．経営課題解決のためのセミナー開催
＜支援企業＞
三井住友海上火災保険(株)
・各種経営課題の解決支援のため、気仙沼企業向けに「経営計画セミナー」、「人事労務セミナー」、「顧客対応力アップ研修」を実施。

■経営力強化に繋がる22のプロジェクト

【地域ブランド強化】