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復興に向けた取組【令和2年3月27日現在】

東日本大震災の発災から9年が経過しました。改めて、この震災により犠牲となられたすべての方々に哀悼の意を表するとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、東京2020大会は延期になりましたが、「復興五輪」の位置付けに変わりなく、東日本大震災の際にいただいた支援への感謝や復興しつつある被災地の姿を国内外に発信する絶好の機会になります。是非、多くの方々に復興の状況や被災地の魅力を知っていただきたいと考えています。

その「復興五輪」を象徴するものとして、「復興の火」の展示等が被災3県で行われましたので、ご紹介します。

【3月20日(金・祝)】

■聖火到着式(於:東松島市)
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聖火は、3月12日(木)にギリシャで採火され、ギリシャ国内で聖火リレーが行われた後、19日(木)に引継式を実施し、20日(金・祝)に聖火特別輸送機「Tokyo2020号」にて宮城県の航空自衛隊松島基地に到着しました。

20日(金・祝)は、その聖火を歓迎する聖火到着式が行われました。

■宮城県「復興の火」記念式典(於:石巻市)
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20日(金・祝)からは、復興五輪の趣旨を踏まえ、復興に力を尽くされている被災地の方々に、聖火リレーに先立ち聖火を御覧いただくため、宮城県、岩手県、福島県の順に各2日間「復興の火」の展示が行われました。

初日の20日(金・祝)は、宮城県石巻市の「石巻南浜津波復興祈念公園」にて記念式典が行われ、田中復興大臣が出席しました。本式典において、田中大臣より、①「復興の火」を含め、「復興五輪」が復興の姿や、世界中からいただいた支援への感謝を発信していく絶好の機会となる、②「復興五輪」は、被災した地域や被災された方々に改めて思いを寄せ、国内外を問わず全ての方々が復興に向けて心を一つにする機会とならねばない、③「復興の火(ひ)」の展示が、「復興五輪」の第一歩として、被災された全ての方々に勇気を与え、復興を後押しする契機となりますことを祈念する、こと等を旨とする祝辞を述べました。

石巻南浜津波復興祈念公園は、東日本大震災の津波と火災の延焼により犠牲になった多くの方々への追悼と復興のシンボルとなる公園です(令和2年度中完成予定)。

式典に続いて行われた一般展示では、約8千人の方に「復興の火」を御覧いただきました。

【3月21日(土)】

■宮城県「復興の火」記念式典(於:仙台市)
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21日(土)は、宮城県仙台市の「仙台駅東口エリア」にて記念式典が行われ、菅家復興副大臣が出席しました。本式典において、菅家副大臣より、①宮城スタジアムで行われるサッカーの試合は、東日本大震災の際に世界中からいただいた支援への感謝を伝えるとともに、復興しつつある被災地の姿・被災地の魅力を発信する絶好の機会となること、②世界中に向けて、被災地の復興、安全でおいしい農林水産物や素晴らしい観光地があり、安心してきていただける、ということを発信していくこと、等を旨とする祝辞を述べました。

仙台駅は、仙台市内で最も強い震度6強を記録したエリアで、震災当時は、宮城県内の主要鉄道機関が利用不能になりましたが、震災を乗り越え、オリンピックにおいて宮城スタジアムで予定されているサッカーの試合の際には、東北の玄関口として、サッカー観戦の拠点として多くの方が利用することが見込まれています。

式典に続いて行われた一般展示では、約5万人の方に「復興の火」を御覧いただきました。

【3月25日(水)】

■福島県「復興の火」セレモニー(於:いわき市)
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25日(水)は、福島県いわき市の「アクアマリンパーク」にてセレモニーが行われ、横山復興副大臣が出席しました。横山副大臣からは、前日24日(火)の東京2020大会の延期の発表を受けて、その「復興五輪」としての位置付けは変わらず、国内外の方々に復興の姿を発信していくこと、また、被災者の方々に寄り添ったきめ細かい対応を進めながら、より多くの方々に「復興五輪」を実施してよかったと感じていただけるよう取り組んでいくこと、等を旨とする祝辞を述べました。

「アクアマリンパーク」は環境水族館「アクアマリンふくしま」や観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」などが集まるいわき市の観光・交流の拠点で、「アクアマリンふくしま」は震災による甚大な被害を受けましたが、震災から約4か月後に再オープンを果たし、いわき市の復興のシンボルとなっています。

大会延期による聖火リレーの中止に伴い、しばらくの間見納めとなった聖火の展示最終日は、約3千6百人の方に「復興の火」を御覧いただきました。

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