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伊藤復興大臣記者会見録[令和7年7月22日]

令和7年7月22日(火)11:20~11:28 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 7月20日に、首相官邸前庭における除去土壌の復興再生利用の工事が完了いたしましたので、先ほど林官房長官、浅尾環境大臣とともに確認をしてまいりました。

 現場においては、まず浅尾環境大臣からパネルを用いて首相官邸での工事内容について説明があり、続いて空間線量の測定が行われ、安全上問題がないことが確認できました。

 また、林官房長官からは、首相官邸に続いて各府省庁における除去土壌の復興再生利用についても、環境大臣、復興大臣を中心として検討を加速化することとしている旨、御発言がございました。

 復興庁としても、林官房長官の御発言を踏まえて、復興の司令塔として各府省庁としっかり連携をし、県外最終処分の実現に向け、除去土壌の復興再生利用の推進に取り組んでまいりたいと考えております。

 

2.質疑応答

(問)今、御説明いただいた除去土壌の官邸での再生利用について、現場を視察されての御感想を伺えればと思います。

 また、林官房長官からも御発言があったということですが、今後の復興庁等での再生利用の具体的な予定や、より広い公共工事などでの利用にどうつなげていくか、お考えをお願いします。

(答)まず、福島県内で発生した除去土壌を、中間貯蔵開始後30年以内に県外最終処分をするという方針は、法律にも規定された国の責務であって、その実現に向けた除去土壌の復興再生利用等による最終処分量の低減が極めて重要であるということになります。

 そのためには、取組の必要性ですとか、あるいは安全性に関わる国民の皆様方への幅広い理解醸成を図る必要があり、今般の首相官邸前庭においての除去土壌の再生利用工事を、それがためにも実施をしたところであります。

 国民の皆様方の御理解を得るべく、これからもこうした先行事例を踏まえながら全力を挙げて取り組んでまいりますとともに、除去土壌の復興再生利用も含めた福島の復興全体に取り組む思いを新たにしたところであります。

 復興庁としては、今後とも福島県内の除去土壌等の県外最終処分の実現のため、環境省をはじめとする他省庁との連携をしっかりしてまいります。

 各府省庁が現在、具体的な場所ですとか日程についての検討を加速しているところと承知をしておりますが、我が方の役所でも、そうしたことについては検討をさせていただいております。今、詳しいことは申し上げられませんが、それだけは言っておきます。

 

(問)除去土壌の再生利用で伺います。

 官邸前で再生利用されましたけれども、象徴的な場所ではあるとは思うのですけれども、一般の方が出入りする場所ではないので、そういう意味での発信の場所ということではまたちょっと違うのかなと思います。この先、各省庁でも使うというようなお話はありますけれども、国民に広く理解を得るために、どのような場所で使っていきたいとかという大臣のお考えがありましたら、伺います。

(答)まず、記者さんにも、それから全国の新聞、テレビを扱っている皆さんにもお願いを申し上げておきたいことは、だからこそマスコミの人たちにあのようにして見ていただいて様子を分かっていただいたと思います。特に線量を測定するというところまできちっとやらせていただきましたので、そのことを是非文字でも、映像でも、今日しっかり伝えてください。我々は伝える役目をマスコミの皆さんにこそ期待をして、あのように準備をさせていただいているということを理解していただきたいと思います。

 その上で、これから、総理官邸もやりましたことですので、しっかり全府省庁を挙げてそれぞれの役所の関係機関の中でやっていただくことになります。今後、それを見ていただいた上でのことなのですが、今、省庁は東京でのまず自分たちの本部の場所をやっていただくことになっていますけれども、その後、それぞれの役所にも地方、地域での役所がありますので、そうしたところも今後使っていくことができるかできないかということについても、御検討願いたいと考えております。

 そういうことが積み重なっていくことによって、国民の皆様方の生活空間にも少しずつ着地をしていくことができるのではないかと思っておりますので、是非よろしくお願いします。

                                                                         (復興関連事項を掲載) 
(以 上)

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