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伊藤復興大臣記者会見録[令和7年7月1日]

令和7年7月1日(火)11:21~11:33 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨 

 今日は2つお話を申し上げることがあります。

 1点目は、本日、事務次官が宇野前次官から山野新次官に交代いたしました。宇野前次官には、昨年7月5日の次官就任から1年にわたり、被災地の復旧復興に尽力をしていただき感謝をしております。山野次官となり事務方は新たな体制となりますが、引き続き私のリーダーシップの下、現場主義を徹底し、被災者に寄り添いながら被災地の復興を実現するため、復興庁として全力で取り組んでまいる所存でございます。

 2点目でございますが、本日官邸で開催されました閣議後の閣僚懇談会において、林官房長官から福島県内除去土壌等の県外最終処分の実現に向けた復興再生利用の取組の加速化について御指示がございました。

 具体的には、国民の幅広い理解醸成を図るという観点から、石破総理の御意向も踏まえ、官邸での除去土壌の復興再生利用を速やかに実施することとされました。官邸での取組の詳細につきましては環境大臣から公表されることとなっております。

 また、官邸に続いて霞が関の各府省庁においても、可能なところでは今年の夏ごろに実施できるように、環境大臣、そして復興大臣を中心として各府省庁における検討の加速化をするよう指示がございました。

 復興庁としても、福島復興の司令塔として、環境省をはじめ各府省庁と連携し、除去土壌の復興再生利用の推進に向けてしっかりと取り組んでまいります。

 

2.質疑応答

(問)中国政府が、福島第一原発処理水の海洋放出に伴って全面停止していた日本産水産物の輸入再開を発表しました。受け止めと、規制がまだ残る10都県への今後の対応についてお考えをお願いします。

(答)中国による日本産水産物の輸入規制につきましては、5月28日に、日中双方が日本産水産物の中国向け輸出再開に必要な技術的要件について合意に至り、これを受け今般、中国政府は日本の一部地域の水産物の輸入を回復する公告を発出したと承知しております。今般の中国政府による発表を前向きに、まず受け止めております。

 引き続き政府一丸となって、福島県の原発事故以来続く10都県からの輸入規制についても全力で撤廃を求めていくとともに、復興庁としても風評対策を中心に正確な情報の発信等にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 詳細につきましては、外務省並びに農林水産省にお尋ねをしていただければと思います。

(問)改めてになって申し訳ないのですが、除染土について今日、閣僚懇談会で長官からも指示があったということで、官邸、あとは省庁での除染土の利用は復興再生利用の広がりにどう寄与するのか改めてお聞かせください。

(答)お答えをします。先日の除去土壌の復興再生利用等の推進に関わる閣僚会議において、議長である林官房長官から、夏ごろにロードマップを取りまとめるとともに、政府が率先して除去土壌の復興再生利用の案件創出や全国民的な理解醸成に取り組むよう指示があったところであります。

 現在、各府省庁における除去土壌の復興再生利用の実施について具体的な場所や日程が検討されているが、本日の官房長官の指示を受けて更に検討が加速化されるものと承知をしております。

 復興庁としては、環境省をはじめとする各府省庁としっかりと連携をし、必要な取組を早急に進めてまいりたいと考えております。

(問)除去土壌の再生利用なのですが、官邸、そして各府省庁で再生利用を進めるということで、東京、府省庁で使う全体の再生利用する量というのはどのぐらいを見込まれるのかということが1点と、復興庁としては、もう既にかなり、全体の府省庁の中では先頭を切って再生利用をされているかと思うのですが、復興庁としてこの先更に使用を増やすというところではどういうところが考えられるのか、その2点を伺います。

(答)まず、お答えをしておきたいと思いますが、こうした会議の中で、石破総理が官邸での除去土壌の復興再生利用を速やかにしたいということを我々の前でも申されたわけです。それは何をお示し申し上げているかというと、2045年3月12日までをもって福島県外に出すという法律、それを守らなければいけないという思い、責任、これを、やはり政府全体の長として世の中に示していくという点で官邸での取扱いについて早くしなければならないという思いを示して、それを実行にしていこうということを示しております。

 それに向けて各大臣も、所管する役所の様々な場所で幾度となく検討会議を開いてくださりながら、それぞれが今、やっていこうということですが、総理のスピード感も持って、我々もともに、新しいやり方についても是非しっかり前に進めようという気持ちでこれに取り組んでおります。それぞれの役所がどのぐらいの量をどうするかというところまで細かいことは、私は今、承知をしているわけではありませんが、いずれ皆さんにもその報告はできるようになると思いますので、もう少し時間を持って待っていただければと思います。我が庁は我が庁なりに一生懸命今、取組をさせていただこうと思っております。

 

(以 上)

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