1.発言要旨
今朝、第2回福島県内除去土壌等の県外最終処分の実現に向けた再生利用等推進会議が開催をされました。本日の会議では復興再生利用等の推進に関する基本方針が取りまとめられたところであります。
また、議長である林官房長官からは各閣僚に対して、今般の基本方針を踏まえ、今年の夏ごろにロードマップを取りまとめるとともに、政府が率先して復興再生利用の案件創出等に取り組むよう指示があったところであります。さらに、復興再生利用の必要性、安全性等に関する国民の幅広い理解醸成が重要であることから、政府が一丸となって徹底した情報発信に取り組むよう指示がありました。
復興庁としても、福島復興の司令塔として環境省をはじめとする各省庁と連携し、ロードマップの取りまとめを進めるなど、復興再生利用の推進に向けてしっかりと取り組んでまいる所存です。
2.質疑応答
(問)大阪・関西万博に関してですが、先週テーマウイーク展示が終了しまして、改めてになりますが今回の成果を大臣はどのように感じられているかと、今後それをどう生かしていきたいか、お考えをお願いします。
(答)おっしゃっていただいたとおり、先週19日の月曜日から24日の土曜日までの6日間、EXPOメッセ会場で我々復興庁として展示を行わせていただきました。
国内外の要人、小学校から高齢者の方々まで、毎日どれぐらい入ったかということを申し上げると、初日の19日、これが4,735人、20日火曜日7,841人、21日水曜日8,179人、22日木曜日8,556人、 23日の金曜日は10,216人、そして最終日、24日8,261名、合計47,788人の方々に御来場をいただいたことになります。
御来場いただいた方はもちろん、福島県、岩手県、宮城県をはじめとして、復興庁展示に御協力をいただいた全ての方々に深く、厚く御礼を申し上げておきたいと思います。
まずは多くの方々に被災地に関心を持ってもらえて見ていただいたのではないかと、そう考えているところでございまして、こうした方々に、是非学校のお休みであるとか、家族で福島をはじめとする被災地に旅行をしていただきたいものだと、そう思っています。
実際の津波の高さを目の当たりにされたと思いますし、改めて防災の重要性を認識していただいたという声もございました。試食が非常においしい、是非材料を購入したいなどとお声を頂いていたところでございます。
何よりも重要なことは、先ほど来申し上げましたとおりですが、被災地に足を運んでいただくことでございまして、被災地に対する関心が高まったこの機会を活用し、来場者の方々から頂いた声も整理をしつつ、被災地への誘客につなげていきたいと考えております。
(問)今朝の除去土壌について伺います。閣僚会議の中で、官邸での利用創出がなされるということでしたけれども、これが再生利用においてどういった役割を果たすとお考えか。あとは、閣僚会議の中で大臣の御発言がありましたら併せてお伺いします。
(答)御指摘の点については承知をしておりますが、本日の閣僚会議でも、議長である林官房長官から各閣僚に対して言われた言葉は、まず実行、そしてもう一つがロードマップ、これが私の印象に深く残っている言葉です。政府が率先して復興再生利用の案件の創出ですとか、全国的な理解醸成に取り組むよう指示があったところであります。
お尋ねの件につきましては、3月の予算委員会で石破総理から、官邸での再生利用を是非行いたい旨の発言があったことも踏まえて、そうした取組も含めた案件創出の検討を進めるなど、本閣僚会議の下に必要な取組を早急に進めてまいりたい。更なる詳細については、環境省にお尋ねをいただきたいと存じます。
私のほうからの発言としては、必要性・安全性等に関わる全国民的な理解醸成の取組を抜本的に強化をし、政府が一丸となって徹底した情報発信に取り組む、また、福島復興の司令塔として、環境省をはじめとする各省庁としっかりと連携して、全国民的な理解醸成・リスクコミュニケーションの取組を進めるなど、復興再生利用の取組を推進してまいりたいと申しましたが、私が一番申し上げたかったことは何かというと、それは、私がこの任に着任して一番最初に福島に行った時に内堀知事から言われた言葉でありまして、それは福島県知事があと20年しかないという危機感を持って強く要請されておられるということを感じいったところでございます。
是非、責任を貫徹していくためにも基本方針を着実に実行していく旨、それをお話し申し上げたということでございます。
(以 上)
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