1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)福島第一原発にたまる処理水を海に放出した際の影響調査のため、東京電力が行ってきたヒラメなどを使った飼育試験が先月末で終了しました。結果として、普通の海水と、処理水を海水で薄めた水などで飼育した生き物の生育には差はなくて、放射性物質は濃縮されていないことが確認されたとしていますけれども、大臣としての受け止めについてお聞かせください。
(答)3月末で、福島第一原子力発電所で行われていたヒラメなどの海洋生物の飼育試験が完了したことは承知をしております。
東京電力によると、ALPS処理水を添加した海水環境下でも、通常の海水環境下でも、海洋生物の生育状況に差はないとのことでした。過去の知見と同様に、生体内でのトリチウムは濃縮されず、生体内のトリチウム濃度が生育環境以上の濃度にならないこと、こうしたことが確認されたと聞いております。
ALPS処理水海洋放出について、科学的根拠として海水等のモニタリングに加えまして目に見える形で安全性をお示しいただいたということについて、リスクコミュニケーションの観点でよい取組であったと考えております。
引き続き東京電力には、ALPS処理水の海洋放出に関わる安全性確保に万全を期すこととともに、このたびの試験結果も含めて分かりやすい情報発信に努めてもらいたいと思います。
以上です。
(問)ありがとうございます。
(以 上)
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