1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)先週土曜日の視察についてお尋ねいたします。先週金曜日の会見でお話しいただいたように、漁協のトップさんとの会談というところで、大臣とも遠からずゆかりのある方との会談というところで、そこから見えてきた課題であったりだとか具体例についても金曜、少しお話しされましたけれども、どんな所感を持たれたかお願いいたします。
(答)野﨑会長さんとは、いろいろお話も伺いました。やはり、どこの漁協でもそうなんですけれども担い手不足です。次の世代がなかなか入ってこないということは同様でございまして、それは非常に、これからもしっかり確保していかなくてはいけないなということが一つ。
それから、海水温が非常に変わってきたということもあって、魚がいるはずのものがいなくなったり、あるいは今まで取れていたものがときどきたくさん取れたり、いろいろなサイクルがちょっと変わってきているということで、そこがまた大変難しいところだなということでした。
それから、入会権、これは隣の県との海区調整の会議というのが漁業者の間にはあるのですが、今後、福島県から茨城県にも漁業は行くけれども茨城県から福島県にも入ってきてもらってもいいといったような調整を、できたら水産庁が間に立って上手にやってもらえるとありがたい、という話もありました。
これも私は自分でも経験しているんですけれども、やっぱり三重県と愛知県の間でもそういう同様の海区調整の問題というのはありまして、調整をしてもらっていろんなことがうまくいくということもありますので、これは水産庁にしっかりお話をさせていただこうというふうにしております。
それから最後に、野﨑さんからは風評被害について、我々は風評被害に困っていないとは言いませんけれども、風評被害などのことよりも、我々はこんなにおいしい魚を取ってきているのだから、それをみんなに食べてもらっているのだから、しっかりそこのところをマスコミの皆さんにも伝えてもらえるとありがたい、というお言葉がありました。非常に驚きましたけれども。ただ、こんなことを言われたからといって、ALPS処理水の件は、やはり最後までしっかりと責任を持って推進していかなければなりませんので、緊張感を持ってこれはやらなければいけないというふうに改めて思ったところでございます。私からは以上です。
(問)今月8日、9日、11日と大阪万博の100日前イベントを被災3県で開かれましたけれども、手応えといいますか、反応といいますか、その辺についてどのように受け止めているか御所感をお願いします。
(答)現場に来られた方の顔は笑顔でした。けれども、それで済むとは思っておりませんので、もっと大勢の人に伝えていくことができるようにさせていただきたいものだというふうに思っております。
ただ、こうしたイベントを実施することによって、我々復興庁としては万博への来場者と福島県をはじめとする3県につなぐきっかけとなればいいなということを思ってやらせていただいておりました。
(問)またさらに、何かこうしたプレイベントみたいなことを計画しているとか、そういったことは特段ないですか。もうこのまま、実際の万博に入っていくという感じですか。
(事務方)「奇跡の一本松」のメッセージは引き続き行っています。
(答)「奇跡の一本松」のメッセージはずっと頂戴していますので、それで育っていくものですから、やっぱりこれはオールジャパンにお伝えをして、しっかり育っていくといいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
(以 上)
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