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伊藤復興大臣記者会見録[令和7年1月31日]

令和7年1月31日(金)8:33~8:38 於)衆議院本会議場 中庭側廊下

1.発言要旨 

 おはようございます。

 2月1日に宮城県仙台市及び女川町を訪問させていただきます。

 仙台市では、「新しい東北」復興・創生の星顕彰の顕彰式に出席をさせていただくほか、受賞者の株式会社鐘崎の鐘崎笹かま館を視察させていただきます。

 それから、女川町では、カタールからの寄附金により建設されました冷凍冷蔵庫のマスカーなどの視察を行わせていただきます。

 日程の詳細は事務方にお問合せをいただければと思います。

 私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)明日からの宮城視察の絡みでお尋ねいたします。

 先ほど発表がありましたマスカーへの視察の意図と、あと被災地の水産業というところの課題及び大臣の所感、今後どうしていくべきかというようなところ、農水省の所管のところもありますが、被災地というところで一言いただければと思います。お願いします。

(答)私は、まず日本・カタール友好議員連盟の事務局長を長らく務めておりまして、先日も駐日カタール大使に、復興大臣としてカタールからの御寄附を賜った、それで建設できたマスカーを訪問する旨と支援に対する感謝の念を伝えさせていただいたところでございます。

 そもそもは、中東各国が当時それぞれいろいろな温かい御支援をしていかれるに当たって、どこで何をしたらいいんだろうかというようなことの相談もさせていただきまして、サンマ漁が盛んだった女川でも漁業者の皆さんが大変な打撃を受けたということで、じゃあそこにまず冷凍冷蔵庫を造らせてもらおうかという話になりました。そして、このマスカーが設置されたことによって漁師の皆さんは奮い立って漁に出ることができたということでいえば、いいことをしていただけたなあということで、その後も活躍をしていただいている場所でございます。国民の皆様方にも、東日本大震災へのカタールからの支援について広く知っていただきたいなというふうに考えております。

 それからもう一つ、水産業における復興状況の把握は極めて重要でございます。復興庁といたしましても、水産庁と連携をし、獲る魚種の多角化でございますとか加工品の販路拡大などを支援しておりますが、現場で奮闘されている皆様のお話を今般もじかに伺って、今どういう状況であるかということを把握してまいりたいと、かように思っております。

 宮城県の水産業は、近年、主要魚種の不漁を含めまして様々な課題に取り組んでいると承知はしております。復興庁として、先ほど申し上げましたが、水産庁と連携し、獲る魚種の多角化でございますとか水産加工品の販路拡大、サケ等の種苗放流などを支援してまいりたいと思っております。

 なお、近年の主要魚種の不漁というものは、温暖化による海水温上昇など、構造的な海洋環境の変化によるものと言われておりまして、何も東北の地域だけじゃなくて、私の地元の愛知県知多半島でも魚種が変わってきているとか、獲れるものも獲れないとかいう話も聞いておりますので、これは全国的な問題だと思ったらいいと思いますが、しっかり水産庁とは連携を取ってまいりたいと思っております。

 以上です。

 

(以 上)

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