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伊藤復興大臣記者会見録[令和6年11月27日]

令和6年11月27日(水)15:40~15:50 於)宮城復興局1階AB会議室

1.発言要旨  

 本日は宮城県岩沼市を訪問させていただき、JOCA東北を視察させていただいたほか、石巻市を訪問し、石巻南浜津波復興祈念公園にて献花・黙とうをささげさせていただきました。同公園内のみやぎ東日本大震災津波伝承館を視察させていただきましたほか、宮城復興局にて訓示を行ったところでございます。

 JOCA東北では、岩沼市におけるJOCAの取組のお話を伺い、中の様子も拝見をし、被災地の復興に向けて様々な工夫や努力をなされていることについて復興大臣として肌身で実感することができたと思っております。

 石巻南浜津波復興祈念公園では、発災時の被災状況ですとか映像も見せていただきました。復興の取組状況などについての御説明も伺うことができました。

 今後も現場主義を徹底し、関係省庁としっかりと連携をさせていただきながら、1日も早い被災地の復興に向けて全力で取り組んでまいりたいと考えました。

 

2.質疑応答

(問)今日、JOCA東北を訪ねられて実際に視察をして、今回感じられたこと、それから知事との面会の中でハード面の整備が進んだ一方で、被災者の心のケアが必要だというふうなこともこれまでおっしゃってこられたと思いますが、改めてその辺りどのように今後支援していきたいかという御所感を教えてください。

(答)まず本日伺いましたJOCA東北というのは、公益社団法人青年海外協力協会、これは青年海外協力隊が戻られて、OB・OGになられた人たちによるボランティア団体として、いろいろな形で地方再生ですとか、やっておられる団体の岩沼市における組織でございます。

 岩沼市では、高齢者等の見守り支援でございますとか、相談の御支援、交流会の開催、自治会の活動支援をはじめとしたコミュニティー形成の支援事業による被災者の方々が主役となる生活の実現に向けた活動の成果をお聞きし、また見せていただくことができました。

 岩沼市の復興事業につきましては、昨年度をもって被災者支援総合交付金による支援を終了していますけれども、今年度においても、JOCAと岩沼市が引き続き連携をしながら、市民の新たな拠点づくりといった地方創生政策などを展開していることなどについてもお話を聞くことができました。これは先ほども申し上げたかもしれませんが、いわゆる国からの支援事業からまず卒業をして、今度はここに住んでおられる被災者の方も含めて、自立をしていく段階に入ったということを垣間見ることができて、非常に私としてもいい事例を見せていただけたということで、こうしたことをこれからもやっていってもらいたいものだと期待をしたところでございます。

(問)訓示の中でも触れてらっしゃいましたけれども、ALPS処理水放出への御対応を改めてお聞きしたいです。

(答)ALPS処理水の海洋放出に伴って、一部の国・地域が日本の水産物の輸入を停止していることについて、科学的根拠に基づき早期に撤廃されるように、政府一丸となって働きかけをしているところでございます。

 水産業への支援につきましては、「水産業を守る」政策パッケージ等に基づきまして、関係省庁が連携して、輸出先の多角化でありますとか、国内消費の拡大等、支援をさせていただいているところでございます。

 私も今日はそうしたものを売っているお店にも行きまして、新しい商品を、買い物をさせていただきまして、役所に持って帰ってみんなで食べようと思っております。

 それぞれみんなが力を合わせて協力をしながら、もっともっとお互いに評価を進めていけるようなことをさせていただければいいのではないかというふうに思います。

 ALPS処理水の海洋放出の安全性とともに、三陸・常磐ものなど、地域の魅力を積極的に発信していくことができればと思います。

(以 上)

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