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伊藤復興大臣記者会見録[令和6年11月8日]

令和6年11月8日(金)11:15~11:20 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨 

 おはようございます。

 本日午後に宮城県を訪問いたします。

 宮城県では最初に岩沼市内でJOCA東北の視察をさせていただきました後、宮城県庁に訪問し、村井知事に就任の御挨拶を行う予定であります。

 日程の詳細は、事務方の方から申しますので、お問合せください。

 以上です。

2.質疑応答

(問)2点お尋ねいたします。

 昨日の出張訪問についてお尋ねいたします。

 現地でどのように首長様と交流されたかというところも伺いたいのですが、特に特定帰還居住区域を訪問された所見について、現地でもぶら下がり取材があったかとは思うのですが、この場でも改めてよろしくお願いいたします。

(答)まず、11月6日、7日と両日、双葉町、富岡町、葛尾村、飯舘村、広野町、川俣町、南相馬市、以上の首長の皆さんに、まず大臣就任の御挨拶をさせていただきました。

 首長さんとの意見交換では、帰還・移住促進のための生活環境の整備ですとか、産業・なりわいの再生ですとか、あるいは帰還困難区域の避難指示解除に向けた取組ですとか、中長期的な復興財源の確保等々お話があったところでございます。各市町村とも、抱える課題に対して、復興の状況に応じたきめの細かい支援が今後とも重要であるということは強く感じたところでございます。

 それから、地元の皆さんのお話も伺いながら、被災地の実情をしっかりと把握をしてまいりたいと思っております。自分がかつて環境副大臣を務めさせていただいたときからも時間がたっておりますので、やはりそれだけ現場の変化も体感してきましたけれども、福島の本格的な復興再生に向けて改めて現場主義を徹底させていただきながら全力で取り組んでまいりたいと思っております。

 それから、特定帰還居住区域についてですけれども、2020年代をかけて帰還意向のある住民の方々が全員帰還できるように、特定帰還居住区域制度によって、除染やインフラ整備など避難指示解除に向けた取組をしっかり進めてまいりましたが、今後もしっかりと進めてまいりたいと思った次第です。

 その上で、帰還意向のない方々の所有される土地・家屋など、残された土地・家屋等の扱いにつきましては、引き続き重要な課題でもあり、地元自治体の皆様とも協議を重ねながら検討を進めてまいりたいと思った次第でございます。

(問)特定帰還居住区域について、御決意、御意向というところは今しっかり理解させていただいたのですが、直接見たり聞いたりした感想というところだとどのようなものを持たれましたでしょうか。

(答)やはり手のついてないところがたくさんありまして、そこはどういう状況だったかというと、雑草どころではなく木が育っていたり、草が伸び放題になったりしている家もありました。田んぼについてもほとんど同様の状況にありまして、農業をこれから再開していくにも手をかけていかなければならないということを痛感したところでございます。

(問)併せてもう一点、東京電力の原発の試験的取出しの完了についてお尋ねいたします。会見で同じような質問が続いていることは承知しているんですけれども、本当に大きな節目というところかなというふうに個人的に思うところもありまして、改めて一言いただければと思います。

(答)9月10日に着手した燃料デブリの試験的な取出し作業が、昨日11月7日に完了したということで承知をしておりますが、とにもかくにも大変根気のいる作業でございます。取り出した燃料デブリは少量でしたが、今後においても東京電力には廃炉の完遂に向けて地元の皆様の信頼を損なわないように、緊張感を持って安全確保に万全を期して取り組んでいっていただきたいと、さように思った次第です。


(以 上)

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