復興庁 logo復興庁
  • 検索
  • 文字サイズ
メニュー
閉じる

伊藤復興大臣記者会見録[令和6年10月31日]

令和6年10月31日(木)13:30~13:38 於)大熊町役場2階 大会議室

1.発言要旨 

 本日は、浪江町・大熊町の町長様に、大臣就任の御挨拶をさせていただくとともに、意見交換をさせていただきました。各町長との意見交換におきましては、主に帰還困難区域全域の避難指示の解除に向けた方針について問われました。

 それから、第2期復興・創生期間以降の財源の確保についても、お話があったところでございます。各町が抱える課題に対して、復興の状況に応じてきめの細かい支援が今後とも重要であるということを強く感じたところでございます。他の市町にもできるだけ早く訪問をさせていただきまして、首長の皆さんとお会いさせていただくとともに、復興の現場にも訪問をさせていただき、地元の皆様のお話を伺いながら、被災地の実情をしっかりと把握してまいりたいと思っております。

 福島の本格的な復興、再生に向けて、現場主義を徹底しながら、全力で取り組んでまいる所存でございますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)今回の訪問とちょっと離れていて恐縮なんですけれども、ただいま東京電力の事故時の会長でありました勝俣さんが亡くなったというニュースが入ってきております。

 復興大臣として、ここをどういう風に受け止め、そして勝俣さんに対する評価を改めてお聞かせください。

(答)勝俣さんがお亡くなりになられたということについては、哀悼の誠をささげたいと思います。まだ着任して早々でございますので、歴代の東京電力のトップの方が、どなたがどういうことをされていたかということについては、詳しく承知しているところではありませんので、私の方から評価をするということはなかなかできません。ただ、恐らくは東京電力で一生懸命御尽力をされた方なんだろうということは想像に難くないと思いますので、亡くなられたことについては、残念なことだということで、私からのコメントとさせていただきたいと思います。

(問)関連して内堀知事も言っていた風化という観点になると思うんですけれども、こうやって当時の事故の最も重要な責任者が亡くなってしまったということで、事故責任の風化ということに対して、大臣はどういう風に考えをお持ちですか。

(答)それは、その方が亡くなるとか亡くならないとかで、風化をさせるようなことではありませんし、私たちは風化なんてことをさせないということをもって、対応してまいりたいと思っております。

(問)今回就任後初めて原子力災害被災地域を訪れて、実際町長とお話を交わされる中で、復興への決意、御所感、改めて感じられたことがあれば教えていただきたいのと、12市町村をできるだけ早く訪れられたいというご意向かと思いますがいつ頃までにとか、目処がありましたらお伺いできればと思います。

(答)まず各町では復興の歩みを着実に13年進んできた一方で、いまだに多くの帰還困難区域を抱えているということも現実でございます。復興の状況に応じた様々な課題に直面しているということを改めて認識をいたしましたし、更にまた、各町が抱えている課題についてもきめ細かく我々が支援と対応をしていくことが今後とも重要なことではないかという風に思いました。

 何といっても石破総理の言われる、「福島の復興なくして東北の復興なし」「東北の復興なくして日本の再生なし」という決意のもとにこれからも臨んでまいりたいと思っております。

 浪江町・大熊町以外の被災地域の市町村についても、できる限り早く首長に御挨拶をし、話を伺いたいということを申し上げておきますが、現在調整中でございますので、ここではお話をすることはできませんので、すみません。とはいえ私は現場主義を徹底してまいりましたので、今後もできる限り被災地を訪問させていただきたいということでございます。

 以上です。

(問)先ほど大臣からお話がありましたけど、第2期復興・創生期間が間もなく終わるというところで、今日首長さんから財源確保の話題がかなり出てきたかと思います。それに対しての御意見を伺えればと思います。

(答)我々復興庁としてみれば、必要な復興事業の実施について支障をきたさないように財政当局とはしっかりと調整をしてまいりたいと思っております。今はそれしか言いようがないと思います。

 どうもありがとうございました。


(以 上)

ページの先頭へ