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伊藤復興大臣記者会見録[令和6年10月31日]

令和6年10月31日(木)17:25~17:35 於)岩手県庁3階 第1応接室

1.発言要旨 

 本日は、達増知事に復興大臣の就任の御挨拶を申し上げ、意見交換をさせていただきました。

 私からは、被災地の復興について石破内閣の基本方針に挙げられたことを紹介申し上げ、復興大臣として、現場主義を徹底し、被災地の方々に寄り添いながら、復興を更に前に進められるように地域の状況に応じてしっかりと取り組んでまいることについてお伝えを申し上げたところでございます。

 達増知事からは、東日本大震災津波からの復興に向けた取組状況をお話しいただくとともに、提言と要望として、まず心のケアと被災者の支援をしてほしい、次に、水産業への支援をしてほしい、そして、移転元地利活用に向けた取組等に対する支援などについてのお話があったところでございます。

 本日のお話をしっかりと受け止めまして、各省庁と連携をし、知事と手を携えて、1日も早い被災地の復興に向けて全力で取り組んでまいりますということでお話をさせていただきました。

 以上でございます。

2.質疑応答

(問)政府の第2期復興・創生期間終了後に関しても、今ほど達増知事から要望あったように、多種多様な心のケアをはじめ、多種多様な支援が必要とされてる現状、岩手県にはあります。大臣のこうした現状への受け止めと今後の取組について所感をお聞かせください。

(答)ただいまお話がございましたとおり、大変難しい課題であると思います。そして、それはもう少し時間がかかるのかもしれません。そうしたことについて、復興政策に関わってきた政府全体の施策を持って対応していくべきだろうというふうに思っておりますので、第2期復興・創生期間の後も、引き続き必要な支援が行えるように関係府省庁と、そして地方自治体、すなわち岩手県庁をはじめとする自治体の皆さんとも連携をさせていただいて、丁寧に取組を進めてまいりたいというふうに思っております。

(問)なるべく早く沿岸にもというふうにおっしゃっていただいておりましたけれども、東日本大震災被災地である、特に沿岸部へのお気持ちというところ、大臣の所感をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

(答)実際に被災地の実情をしっかりと把握させていただくためにも、岩手県の本当に被災されている市町村にもできるだけ早く訪問をさせていただきたいので、これから調整に当たりますので、ちょっと時間をいただいて伺いたいと思います。

(問)私のほうから1点質問させてください。原発の処理水の放出が始まって、29日には東北電力の女川原発が再稼働しましたけれども、東日本大震災当時、原発事故で沿岸の被災地の方たち、特に漁業者の方たちは風評被害に苦しんだというのがございます。こうした中、なりわいの再建に向けて、風評被害対策などにどのように取り組んでいくのかお考えを聞かせてください。

(答)そもそも水産業が大事だっていうことはいうまでもないほどはっきりしてることですし、これをなりわいにされている人たちの暮らしが成り立たないなんていうことを放置しておくわけにはまいらないっていうのが、私は普通の考え方だと思うんです。私の地元でも、半島で漁師の人は生活をしています。だからこそ分かるんです。私は落選中に漁師の船に乗って漁もしたほど漁師の皆さんのことを知ろうと思っていろんなことをやってきたもんですから、ついつい熱くなってごめんなさいなんですけど。

 それから、もう一つ、これは申し上げておきたいんですが、ALPS処理水の海洋放出に伴って、一部の国あるいは地域が日本産の水産物の輸入を停止したり、あるいは批判的な発言をされたり、本当に科学的な根拠に基づかない様々な規制を発することがありますが、こうしたことについては、政府が一丸となって、即時に撤廃を働きかけることを休みなく対応していくべきだというふうに思っております。

 そんな中で、ALPS処理水の海洋放出に向けての安全性とともに、「三陸・常磐もの」などの地域の魅力を国内外に、また積極的に働きかけもしていくべきだというふうに思っております。

 以上でよろしいでしょうか。
 
 どうもありがとうございました。


(以 上)

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