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土屋復興大臣記者会見録[令和6年5月10日]

令和6年5月10日(金)09:00~09:09 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。

 これまでも御紹介してまいりましたが、復興庁では浜通り地域等における生活環境向上のための官民連携の実証事業プログラム「浜通り復興リビングラボ」を昨年度から開始しております。具体的には、6つの実証事業が7市町村8民間企業の御参加を得て取り組まれているところでございます。

 本年度も新たな実証事業の御提案を募集しているところですが、よりこの取組を発展させるために、第3回「浜通り復興リビングラボ」シンポジウムを開催いたします。6月19日に浪江町にて行いますが、当日は本年度の民間企業ご提案が発表されるとともに、生活者、女性の視点でリビングラボ活用に向けた議論をいただくスペシャルセッションを行いたいと思います。

 それから、エフレイの山崎理事長や自治体、企業のトップによりリビングラボの方向性を議論いただくハイレベルセッションも予定をしております。

 復興庁が支援する新しい取組でありまして面白い議論になると思いますので、是非多くの方に御参加いただければと思っております。

 シンポジウムの詳細については、事務方にお問い合わせください。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)おはようございます。

 先ほど冒頭発言がありましたリビングラボのシンポジウムについてお尋ねします。

 今回、3回目というところで、これまで1、2回、昨年度から始められたというところで、なかなかのハイペースかなと感じるところもあるんですけれども、そうした中で復興庁として感じられている成果、今後望む効果、そして今回3回目ということで、女性の視点というか、そういったところが新しいところかなとお見受けしたんですけれども、そこに期待されるところについて教えてください。

(答)令和5年度は初年度でございまして、試行錯誤もあったんですけれども、御参加の民間企業と受入れ地元自治体との間で良好なパートナーシップが形成され始めたことが最大の成果と考えております。

 この良好な関係を踏まえまして、昨年度実施された6つの実証事業全てが今年度も継続して実施されると伺っております。参加企業と自治体の皆様との間で取組が継続され、実りある実証事業となることを期待しております。

 また、新規提案も募集しているところでございますけれども、特に医療や教育など生活課題を反映した提案や広域連携を促進するような提案を期待しております。

 女性の視点からということでございますけれども、私自身も大臣就任以来、いろんなところで復興は女性が底力として存在しているということを認識しておりまして、是非こういう生活者の視点、女性の視点から表にそういう女性の様々な考え方が表れて、そしてそれが実際にリビングラボの中に反映していただければと考えているところでございまして、今回の実証事業等を期待しているところでございます。

 以上でございます。

(問)すみません、もう一題お願いいたします。

 先月末にですが、復興計画の2026年度以降の計画などに反映するための作業部会、ワーキンググループを開かれたと思うんですけれども、そこで今後の課題等を検証して、2026年度以降の制度、予算に反映させていくということになってくると思うんですけれども、大臣御自身が4月30日、5月1日に喫緊でも福島に行かれているというところも踏まえて、現在感じられている課題及びワーキンググループに期待する議論の方向性についてお教えください。

(答)このワーキンググループの総括というのは大変重要なことだと思っております。今回は自由討議において総論的な議論が行われておりまして、総括を行うに当たっての視点について、いろんな意見が出たと聞いております。

 第2回以降は復興の分野ごとに、これまでの取組と、その成果について検証を行い、総括として取りまとめられるものと承知しておりますが、この分野別に総括するというのは非常に大事なことだなというのを感じております。

 13年、この長い期間の中で、特に今回の「第2期復興・創生期間」が終わるところでございますので、今、喫緊の問題点とか今までの事業についての問題、またいろんな人の意見というのが大事だと思っております。

 それから、現段階での地域のニーズはどのようなものがあるのかということ、ここも重要な視点だと思います。かなり未来にわたるものもあると思いますので、そういったことをしっかり把握していって、一つ一つどのように今後対応していくかということを考えていくのに重要だと考えております。

(問)もし、喫緊で福島、何度も伺われているとは思うんですけれども、視察された所感を踏まえた何か一言ありましたら、お願いいたします。

(答)一通り地域を回らせていただいて、特に浜通りの地域は全て回らせていただいて、2回目、3回目になっているところもございますけれども、この間の感想といたしましては、特に飯舘村で長泥地区にお邪魔して除去土壌の再生利用実証事業の取組状況を視察いたしました。

 そのとき、地域の方とお話しさせていただきました。何人か実証事業のところで応援をいただいている方たち、お花作りをしたりしている方たちとお話しさせていただきましたけれども、すばらしいというか本当にありがたいと思ったのは、自分たちのところで出た除去土壌は自分たちのところで使おうということを、長い間議論しながら村の皆さんと考えて結論を出したというところは、本当にありがたいなと思った次第でございます。これからも長泥地区が、この実証事業を終えて農業に移行していく姿を見てみたいなと思っております。

 どうもありがとうございました。

(以  上)

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