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土屋復興大臣記者会見録[令和6年4月26日]

令和6年4月26日(金)09:10~09:16 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 来週、4月30日及び5月1日に福島県を訪問いたします。4月30日の富岡町では、とみおかくらし情報館及び、とみおかワインドメーヌを訪問し、小良ケ浜・深谷地区の帰還困難区域を視察いたします。

 5月1日は、広野町、浪江町、飯舘村を訪問します。広野町では、ふたば未来学園を訪問し、浪江町では、福島水素エネルギー研究フィールドを訪問するとともに、飯舘村では、飯舘村長泥地区の除去土壌再生利用実証事業の現場を視察いたします。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)先日、ALPS処理水の放出に関しまして、電源トラブルで一時放出が停止したという事案がありましたけれども、そちらに関しての受け止めと、それから再発防止への取組をどう進めていくか、まずお聞かせください。

(答)今おっしゃったように、この件は停電に伴ってALPS処理水の放出が停止したと聞いておりますが、ALPS処理水海洋放出の仕組みでは、こうした停電も想定されており、自動的に緊急遮断弁が作動し、安全上問題なく放出停止されたと聞いております。その後、同日中に放出が再開されており、異常は確認されていないと聞いております。

 本件については、停電発生当日、経済産業省より東京電力に対しまして、作業員の安全を含めた廃炉作業の安全確保と丁寧な情報発信に万全を期すよう指導が行われており、また昨日には東京電力から再発防止策が示されているということでございます。

 東京電力においては、しっかりと経済産業省の指導内容を受け止めて再発防止策の徹底とともに、引き続き高い緊張感を持って安全確保に万全を期して廃炉作業を進めていただきたいと考えております。

(問)今、冒頭でも御発言がありました飯舘村の除去土壌実証事業地を訪問、視察されるということで、関連しまして除去土壌の実証事業につきましては、なかなか福島県外の受入れ先を見つけるのが難航しているという実情がありまして、とはいえ今後、創出先を進めていくという政府の方針もあるかと思うんですけれども、こちらは改めてになりますが、理解醸成等を含めた他県の受入れ先の創出に向けてどう取り組んでいくか、教えてください。

(答)除去土壌再生利用については、科学的知見の下で、取組の必要性、安全性等に関する丁寧な情報発信を通じて、今おっしゃったように国民の理解、信頼の醸成につなげていく、これは非常に重要なことだと考えております。

 実証実験で得られた知見や、今後取りまとめられると思いますけれども、IAEA専門家会合の最終報告書もふまえて、再生利用に係る基準と安全性を含む技術的な取りまとめを行うことが重要であろうと思います。

 今回の視察では、飯舘村長泥地区において除去土壌を農地の盛土として利用する実証事業の進捗や安全性について確認させていただく予定でございます。私自身、初めてその状況を見ますので、またそういうことを通じて自分自身もしっかりと安全性を確認して、これからの広報活動につなげていきたいなと考えているところでございます。

 これは環境省のみで取り組むものではなくて、令和6年3月19日に決定された見直し後の基本方針に基づいて、政府一体となって体制整備に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。

 福島県外での実証事業については、環境省が計画をしていると承知しておりますが、この除去土壌の再生利用に関する実証事業を実施するに当たっては、一番は地域の住民の皆様の御理解を深めることが重要でありまして、この点に関しましては、今、環境省において、これまでいただいた様々な御意見や御質問について引き続き丁寧なお答えをすると聞いておりますので、この点、更に必要であれば、詳細を環境省にお尋ねいただければと思います。

 以上でございます。

(以  上)

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