1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)ALPS処理水について、何点かお伺いさせてください。今日からIAEAのグロッシー事務局長が来日して、報告書などを手渡すことになっていると思いますが、国際機関による客観的な指標というところで期待するところと、あと今後の政府の取組方針について所感があればお願いします。
(答)グロッシー事務局長が本日お見えになりまして、総理へ包括報告書を手交するということになっております。
処理水の処分については、安全性の担保にあたりIAEAの関与は極めて重要であると考えております。これまでのレビュー結果を取りまとめたIAEAからの包括報告書は、特に重要だと感じております。
まず包括報告書の精査が必要と考えますが、特段の指摘がなければ、処理水の処分の安全性が国際的に確認されたことになるというふうに思います。そうした安全性について、国民や地元の方々をはじめとして、理解が進むように説明を尽くしてまいりたいと思います。
(問)また、この間の日曜日に、公明党の山口代表から海洋放出の時期について、海水浴シーズンを避けたほうがいいというような発言がありましたが、これについて受け止めがあればお願いします。
(答)基本的に与党幹部の発言については、コメントを差し控えさせていただきたいと思います。
その上で、具体的なALPS処理水の海洋放出の時期については、安全性の確保、これが最優先でありますし、更には風評対策の取組の状況を政府全体として確認して判断していくことになるというふうに思っております。
(問)今の質問に関連してなのですが、与党幹部の発言にコメントを差し控えたいということでしたが、発言自体が、特に風評を今から意識したようにも捉えかねないかと思うのですが、やはり与党の一員である公明党の代表としてそのような発言があったことに対しては、どのようにお考えか、もう一度伺えればと思います。
(答)先ほども申し上げましたとおり、与党幹部に対してのコメントは差し控えたいというふうに思っておりますが、実は私自身が一番大事に思っているのは、風評をいかに防いでいくかということが、私たちが今、復興庁で特に取り組んでいる内容であります。
例えば常磐ものや三陸もの、こういった魚介類が大変おいしい、是非とも皆さんで召し上がっていただきたいという形で、風評をできるだけ払拭するような努力をしてまいりました。そこは、私は大変重要なポイントだというふうに思っておりますので、今後も風評払拭に全力で取り組んでまいりますし、更には、客観的な科学的なデータ、これをしっかりと説明にあがりたい、そのように思っております。
(以 上)
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