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渡辺復興大臣記者会見録[令和5年3月7日]

令和5年3月7日(火)9:20~9:30 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 

 本日1点目でございます。復興推進委員会の委員について、2年間の任期満了に伴い、昨日3月6日、15名の方に次期委員の任命を行いました。委員長は、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦所長に御就任いただきました。また、新たに3名の方を委員にお迎えしたところでございます。詳細については、事務局に御確認ください。

 2点目、昨年10月から開催しておりました「持続可能な復興広報を考える検討会議」について、報告書がまとまりましたので本日公表させていただきます。お配りの資料を復興庁のホームページにも掲載いたします。

 本検討会議においては、昨年10月から全6回の会議を通じて、有識者の皆様より風評、風化対策に関する情報発信のさらなる強化に向けた大変貴重な御助言や御意見をいただきました。改めて感謝を申し上げます。議論の中で得られた御助言ですぐに活用できるものは、取りまとめを待たずにできるものから速やかに実践に移してきており、また各省庁においても、既にその取組に会議での議論を反映していただいているものもあると承知しておりますが、風評、風化対策に向けた情報発信のさらなる強化については、引き続き政府全体で取り組んでいくことが重要であります。今回公表した報告書が、各省庁が復興広報を考えていく上での手引として、今後の実務に生かされていくことを期待しております。

 3点目です。9日木曜日、日本経済団体連合会の十倉会長との意見交換を、大手町の経団連会館にて行う予定です。今回は、被災地における企業連携活動支援「結の場」への参加や福島県産品の利用、販売への支援及び復興庁への人材派遣などに謝意を表するとともに、被災地への企業立地、風評の影響の払拭に向けた取組、福島国際研究教育機構への協力などについて、改めてお願いと意見交換を行いたいと考えております。

 4点目、昨日から衆議院議員会館において、被災地産品の消費を促進し、復興を支援するためのイベントが開催されております。本イベントは、衆議院議員会館事務局が開催するもので、復興庁は開催に協力をしております。20日まで食堂においては、被災3県の食材を利用したメニューが提供されるほか、本日から14日まで特産品の販売などが行われます。皆様、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。時間があったら私のほうも参加をしたいと、そのように思っております。

 

 

2.質疑応答

 

(問)1点目の復興推進委員会の委員長の人事の件なんですが、今村所長を委員長に充てた理由、どのようなことを評価されているか伺えますでしょうか。

(答)この新委員につきましては、委員会の審議の継続性をまず重視をしました。調査審議を充実していくためには、その観点から人選が行われたというふうに思っております。

新委員長の今村文彦氏は、東北大学において津波工学を専門としており、震災の伝承活動にも取り組まれております。復興推進委員会の委員長をお務めいただくにふさわしい御知見と御経験をお持ちだと、そういう観点から委員長になったというふうに思っております。

 

(問)復興広報の報告書についてなんですが、これ復興庁として、復興広報の検討会議を始めたわけですが、この報告書をもってどのように広報を変えるかということについて、既存のものとこれからの広報ってどう違うふうになるのかというところ、大臣のお考えをお願いします。

(答)この検討会議は、前大臣であります秋葉大臣が初回、昨年の10月に立ち上げて、私がその後を引き継いだわけでありますが、6回の会議を開催したところであります。復興庁は、これまでも復興大臣の下に関係省庁からなるタスクフォースを設けて、風評対策に対する進捗管理や課題管理を行ってきたほか、インターネット等の媒体を活用した情報発信を行ってきたところでありますけれども、今後の風評、風化対策のさらなる強化に向けて、広報に関する有識者の皆様にお集まりをいただいて、全6回の会議を通じて、様々なアイデア、ノウハウや助言をいただいたところであります。

 風評、風化対策に関する情報発信については、復興庁は言うまでもなく、政府全体で取り組んでいくことが極めて重要であります。こういった観点から、本会議における成果が復興庁のみならず、今後の各省庁における復興広報の実務に生かされていることを期待しております。すなわち、今までもそれぞれの広報はございます。その中で、今回全員が集まって、各省庁が集まって、実務者の皆様方で検討したということで、共有してきたということが一番重要なことかなというふうに思っております。

 

(問)復興広報これまでもやってきたと思うんですけど、どの点が一番変わる、そういうふうに期待しているのかというふうに思うんですが、その辺りについてはどうお考えですか。

(答)これを活用してもらうことが大事なんですね。先ほど申し上げたとおり、各省庁が同じ場において検討を進めてきたということなんです。したがって、この復興、それをまとめた成果が今回のお手元に配布しております報告書ですね。これを活用してもらうということが大事だというふうに思っておりますので、今後に期待をしております。

 

(問)昨日、韓国から徴用工問題の解決策が発表されて、日韓関係に改善の期待が見られるわけですけれども、日韓関係についてはALPS処理水であったり、輸入規制撤廃に向けた動き等、復興にも大きく関わるかと思いますが、改善に向けて期待感などあれば教えてください。

(答)今回、徴用工の関係について1つの進展がありました。外務省の御努力に、今している最中でありますけれども、これは結果を見ていかなければなりません。その上で韓国との関係、特にALPS処理水に対する評価というものを変えていただけるように、我々はこれから情報発信をさらに進めていかなければなりませんが、この点については外務省と連携しながら対応してまいりたいというふうに思っております。

(以  上)

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