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渡辺復興大臣記者会見録[令和5年2月18日]

令和5年2月18日(土)13:47~13:53 於)ふれあいセンターなみえ

1.発言要旨

 

 本日は大熊町、双葉町、浪江町を訪問いたしました。

 大熊町の大川原地区、双葉町産業交流センター、両町の特定復興再生拠点区域では、住宅や医療施設等の生活環境整備が進められている様子を拝見するとともに、企業立地の計画などを伺うなどをしてきてまいりました。政府として、避難指示解除後も、生活環境の整備と産業復興への支援を行う必要性を実感することができました。

 大熊町、双葉町の特定復興再生拠点区域外では、草木が生い茂ったお宅や、帰還に向けてお手入れをされているお宅を、この目でしっかりと見させていただきました。先週、国会に提出した福島特措法の改正案の早期成立を図り、本日の視察を踏まえつつ、帰還意向のある住民の方々全員の一日も早い帰還を目指して、全力で取り組んでまいりたいと思います。

 東日本大震災・原子力災害伝承館では、令和2年9月の開館以来17万人の方が訪れているとお伺いしましたが、甚大な複合災害の記録と教訓を将来へ引き継ぎ、広く国民に共有していくことの重要性を改めて確認したところでございます。

 この場所でございますが、F-REIの仮事務所予定地では、現地を実際に拝見することで、自分が前回復興大臣として提唱した話がいよいよ形となっていくことを実感するとともに、引き続き福島県や地元市町村との緊密な連携をしながら、復興庁を中心に、政府一丸となって取り組んでいく決意を新たにしたところでございます。

 本日視察した地域の様子をしっかりと受け止め、そして引き続き一日も早い被災地の復興と再生に向けて、全力で取り組んでまいりたいと思います。

 私からは、以上でございます。

 

2.質疑応答

 

(問)今年の春に、富岡町、浪江町、飯舘村の復興拠点内が解除される予定ですけれども、それについて改めてお伺いしたいと思います。

(答)今の2町1村ですけれども、昨年から準備宿泊を進めております。今年の春、避難指示の解除に向けて各町村において、住民の皆様への説明が進められていると承知をしております。私としては、引き続き避難解除に向けて、指示解除に向けて、住民の皆様方の御理解を得られるように、復興庁としても自治体と連携しながら取り組んでまいりたいと、そのように思っております。

 

(問)本日の視察の中で、被災地の課題として、大臣が何か痛感されたことがあれば、お伺いしたいと思います。

(答)本日、私やはりこの目でいろいろなところを見させていただきました。拠点区域と区域外、現実に見てまいりましたけれども、拠点の中でも、まだまだ復興を進めていかなければならない部分もあるというふうに思いますが、確実に進んでいるところもあります。ところが、拠点の区域外については、まさに時間がそのまま止まっている状況です。この状況を一日も早く解消していくことが必要だなというふうに、私は実感をしたところであります。そのためにも、今回の国会で提出しております特措法の改正を、速やかに成立を図って、今言ったような状況を解消していきたい、そのように思っております。

 

(問)確認なんですけども、ふれあいセンターなみえに来るのは、今回が初めてということになりますか。

(答)はい、初めてです。

 

(問)そしていよいよ4月に、仮事務所が開所するということになりますけれども、それに向けての準備の進捗など、どのようにお考えですか。

(答)まず、事務所の場所、仮事務所は、このような形で決められたということは、大変うれしく思います。F-REIの設立に向けては、昨年の3月の基本構想の策定、そして5月の福島復興再生特別措置法の改正によって位置づけられた、そして7月には、理事長の予定者の指名、8月には新産業創出等研究開発基本計画の決定、更に9月には立地が決定されました。そして11月の設立委員会開催ということで、着実に準備を進めてきたわけでありますので、この準備の状況で、今回4月1日ということでオープニングをするわけでありますので、この場所が、まず確定できたということは、大変私自身うれしく思っておりますし、この拠点を中心にして、F-REIが大きく進展することを心から願っているところであります。

(以  上)

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