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渡辺復興大臣記者会見録[令和5年1月17日]

令和5年1月17日(火)10:45~10:52 於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 

 1点目、明日1月18日に岩手県、19日には宮城県を訪問いたします。

 岩手県では、陸前高田市、釜石市、大槌町を訪問し、各首長に就任のご挨拶をいたします。また、陸前高田市では、高田松原津波復興祈念公園にて献花・黙禱をささげるとともに、陸前高田市立博物館を視察いたします。釜石市では岩手復興局にて職員に訓示を行います。大槌町では弓ヶ浜水産株式会社から養殖業に関する取組をお伺いいたします。

 宮城県では、気仙沼市、南三陸町、石巻市、女川町、東松島市を訪問し、首長に就任のご挨拶をいたします。また、気仙沼市では、気仙沼市魚市場を視察いたします。南三陸町では、南三陸町311メモリアル、南三陸さんさん商店街を視察します。石巻市では、石巻南浜津波復興祈念公園にて献花・黙禱を捧げるとともに、宮城復興局にて職員に訓示を行います。

 2点目、13日に開催されました「第1回F-REI産学官ネットワーク・セミナー」には、F-REIの研究分野に精通した企業や大学等約110団体から、オンラインも含めて約280名が参加され、大変盛況であり、F-REIへの関心が非常に高いことが確認できました。

 福島県内堀知事、タクソ・イェンセン デンマーク大使等の来賓からも、F-REIへの期待や激励の言葉をいただき、地元の福島県や海外諸国との連携もますます強化していかなければならないと改めて感じました。

 このF-REIは、研究開発のみならず、産業構造や社会システムの転換につながるイノベーションを実現していくことが期待されており、研究成果を新産業創出に着実につなげていくよう、産学官のネットワークを構築することが何よりも重要であります。

 このセミナーに参加された皆様におかれましては、共同研究や実証実験など、F-REIとの協働について関心を深めていただき、産学官連携体制の構築の契機となるための大変よい機会になったと思います。

 民間企業や地元の皆様をはじめ、多くの方々の期待にお応えできるよう、本年4月のF-REI設立に向けて、引き続き、しっかりと準備してまいりたいと思います。

 以上でございます。

 

2.質疑応答

 

(問)本日、阪神淡路大震災から28年を迎えたことについて、まず大臣の御所感を伺いたいのと、震災を経験していない世代が増えたということで、記憶をどう語り継ぐかということが課題になっていると聞いております。東日本大震災、同様の課題が生じると見込まれていますが、阪神の課題をどう東日本の被災地に生かしていくかということをお聞かせいただければと思います。

(答)今日でもって阪神淡路大震災から28年を迎えます。時の流れとともに、復興に対して被災地の状況がだんだん風化されてしまう、この点が一番危惧されるところであります。当然のことながら、東日本大震災から今年で12年を迎えます。時とともに同じような状況になることは、一番恐れるわけであります。したがって、風化をいかに防いでいくか、この教訓をいかに継続して次の世代に伝えていくか、大変重要な課題だと思っております。そのために、今回、例えば、岩手県で(明日)行きます津波復興祈念公園のような施設に、多くの方に来ていただき、津波災害の大きさなどを思い出していただきたいと思っております。復興を、そして教訓を生かしていく、復興に対して風化を防ぎ、そして教訓を生かしていく、こういう仕組みをしっかりと作っていきたいというふうに思っております。

(以  上)


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