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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年10月30日]

令和4年10月30日(日)12:53~13:04 於)仙台ロイヤルパークホテル 

1.発言要旨

 本日は、泉パークタウンタピオを訪問し、復興庁と復興庁事業の支援先であります一般社団法人東北絆テーブルが主催する、販路開拓などを目的としたイベント「テロワージュ東北マルシェ2022Harvest~収穫祭~」を視察させていただきました。

大変、このテロワージュ東北マルシェというネーミングもすばらしいなというふうに思いましたし、今回の開催に当たり、本格的に公共のオープンスペースを活用したイベントとなったことは画期的だと考えております。あれだけの区間を通行止めにしたということで、関係者の皆さんの御努力、大変だったと思いますけれども、非常に地域の環境を反映した、ふさわしい舞台ができたんではないかなと思っております。

このたび御共催をいただきました三菱地所株式会社をはじめ関係者の皆様に、改めて感謝と御礼を申し上げたいと思います。

始めにイベント本部におきまして、東北絆テーブルの皆様から今回の取組についてお伺いをし、同団体の復興に向けた自主宣言となるテロワージュ東北復興支援宣言の宣誓に立ち会わせていただきました。

続いて、創作ワークショップのエリアにて、地元宮城県産の家具の端材を利用したツリー作りを、来場者の皆さんと一緒に作らせていただきました。

その後、センダイヤタイと銘打った物販、飲食エリアに向かいまして、被災地をはじめ復興の絆の下に、東北各地から集まった魅力ある屋台の数々を拝見したところであります。

なお、地元宮城大学の学生の皆さんも積極的に運営に取り組んでおりまして、地元の学生の皆様にも感謝を申し上げたいと思います。

AKIU女子会@大嶋研究室では、この琥珀糖ということで、非常におしゃれな瓶詰の飴というんでしょうか、非常に魅力的なネーミングとともに売っておりまして、私も買わせていただきましたけれども、新しくショップをこれから立ち上げるということで、学生の皆さん、意欲満々な姿が印象的でした。

また、お菓子のアトリエpeu á peu(プゥアプゥ)では、私が訪問したのがまだお昼前だったんですけれども、用意していた300個近いお菓子がもう既に完売だったということで驚きました。10時のオープンですから2時間弱で完売と、大変人気の焼き菓子だなというふうに思いましたし、また、阿部農縁さんが作っております桃の缶詰、本当に1年中桃が食べられるようにというニーズに対応してお作りになったようですけれども、本当にすばらしい取組だなと思いました。

また、結城果樹園さんのリンゴも、県内のワイナリーで金賞を取るシードルの原材料ということで、大変おいしいリンゴであったと思います。

また、御夫妻で、特に奥様がメインでチャイという飲物、インドが原産だそうですけれども、その販売のブースも立ち寄らせていただきましたけれども、なかなか日本にはない味わいのある飲み心地でありまして、こういったものも地元発の新たな名産になっていけばなと思いながら試飲をさせていただいた次第でございます。

それから最後に、料理を提供しているキッチンカーを視察し、その中で東北のマリアージュと題した、シェフの方々が地元東北の食材にこだわったオードブルなどを試食いたしました。特に沿岸の海産物をふんだんに使ったクラムチャウダーは、大変うまみが凝縮しており絶品でした。考えてみると、私にとっても宮城は地元なわけでありますけれども、レストランはじめ、なかなかクラムチャウダーを置いている店も少ないというふうに思います。これからクラムチャウダーフェスティバルみたいなものも、今日、御案内いただいた毛利社長に企画をしていただいて、また新しい一つの名物になっていく仕掛けをつくっていくということが大事なのではないかと思いました。

シェフズクラブ、テロワージュキッチンカーもなかなかおしゃれで、ああいったキッチンカーがこれから増えてくるのかなというふうにも思いました。東北のマリアージュ、地元東北の食材にこだわったオードブル9種類、本当においしく食させていただいたところでございます。

また、併せて出店をいただいたワイナリーのそれぞれお酒も一口ずつ、ちょっとテイスティングをさせていただきましたが、まだそんなに歴史があるわけではありませんけれども、なかなか絶品でございまして、醸造家や蔵元の皆さんからは、これまでに熱心に復興に取り組んでこられたお話も伺いました。考えてみますと、県内におけるワインというのは秋保ワイナリーがパイオニアなわけでありますけれども、今では9か所できているというお話も伺いまして、まさにワインツーリズムということもインバウンドの一つとして、これから東北復興を支えていただく大きな一つの魅力、付加価値になってくるのではないかと思っております。

本当に道路を歩行者天国にして取り組んだ今回の取組というのは、今まで前例がなかったことでもありまして、できればこれを第1回のキックオフとして、年末のクリスマスシーズンであるとか、あるいは新年のイベントでありますとか、様々な場面でこうしたイベントを開催することによって、地元の食材を発信し、復興の機運をさらに加速していくためのイベントにつなげていくことができればと、心から思っております。

今日は皆さん、どうもお疲れさまでございました。

 

2.質疑応答

 

(問)

今日、実際視察されて、主催者の方々、出店者の方々との交流はいかがでしたか。

(答)私も秋保ワイナリーの毛利さんとはずっとお付き合いさせていただいておりまして、今や本当にワインの醸造家というよりも、まちづくりの大家の一人だなというふうに思っておりまして、非常にまちづくりで県内、様々な連携が複層的に取られておりまして、やっぱりみんながそれぞれ知り合いになっているという環境の中から、今日の出店にも結びついているという姿を見て、本当に心強いなと思いましたし、これからもこういったネットワークというものをさらに活用しながら、相乗効果でもって、宮城県はもちろんですけれども、東北のこのすばらしい食材というものを全国に発信をして、今月から入国の制限も緩和をいたしましたし、また旅割のようなものも始めますので、さらにこの東北のインバウンドを通じて、復興にも着実に結びつけていけるようにしていきたいと思いました。

 

(問)最後に、今回のマルシェもそうですけれども、やはり東北にはどういった取組が今後必要だと思われますか。

(答)今回、改めて認識いたしましたけれども、本当に東北は食材王国だなと思いました。海のものももちろんですけれども、山のものもおいしいものにあふれております。こういった人の魅力、食材の魅力というものは、特に訪日外国人の方には本当に喜んでいただけると確信しておりますので、しっかりこうした東北の魅力を世界に発信することによって、また、復興の力強い姿というものも訴えていくことができればと思っております。

(以  上)


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