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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年10月25日]

令和4年10月25日(火)10:30~10:44 於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 

 どうも皆さん、おはようございます。

 まず、1点目であります。10月27日木曜日、日本経済団体連合会が開催します「福島国際研究教育機構と経済界の連携に向けた懇談会」に出席をいたします。本年4月設立予定の福島国際研究教育機構、F-REI(エフレイ)は、世界に冠たる「創造的復興の中核拠点」を目指し、福島をはじめ東北の復興を実現するための夢や希望となるとともに、言わばナショナルプロジェクトとして整備するものであり、オールジャパンでのイノベーションの創出、経済成長、さらには国民生活の向上に貢献することを目指すものであります。

 F-REIは、研究開発を行うのみならず、研究成果の社会実装・産業化についてもその主要な業務としており、そのためには企業・団体等との間で様々な形のパートナーシップを通じ、産業連携体制を構築していくことが重要です。今回の懇談会を契機に、F-REIと経済界との連携をしっかりと推進してまいりたいと考えております。

 2点目でありますが、「持続可能な復興広報を考える検討会議」について、前回の記者会見でも様々な御意見があり、様々な報道をいただいているところであります。改めて、私の問題意識と現在の状況をお伝えをさせていただきます。私は大臣就任以来、常々、「2つの風」との闘い、すなわち風評被害の払拭と、風化の防止に向けた取組が極めて重要であると申し上げてきたところであります。

 復興庁では、これまでも復興大臣の下に関係省庁からなるタスクフォースを設けて、風評対策に関する進捗管理や課題整理を行ってきましたが、今後さらに風評・風化対策のさらなる強化に向けた取組を考えていく上で、具体的な助言や御提案をお伺いしたく、広報に関する有識者の皆様にお集まりをいただきました。このような趣旨から、今回の検討会議では、有識者の皆様には、具体的な企業の活動に関する内容なども含めた自由闊達な意見交換をいただきたく、現状認識の共有が中心となる第1回の会合を除き、原則非公開としてきたところであります。

 一方で、記者の皆様には、議論の詳細についての御関心を高くお持ちいただいていることから、構成員の皆様に改めて会議の公開の可否についてお伺いしているところです。現時点で、公開に同意をしてくださる構成員の方もいらっしゃる一方で、公開となった場合には具体例を挙げての説明は難しくなる、説明内容を変更する必要があるという構成員もいることも事実であります。

 私としては、風評・風化対策のさらなる強化に向けた取組を考えていく上での、具体的な助言や御提言をお伺いをしたいというのが、当初からの考えであり、この検討会議の意義は大きいと考えております。それに加えて、この会議立ち上げ趣旨の下、記者の皆様の、議論の詳細をリアルタイムで入手したいという御関心も踏まえ、会議の公開も視野に入れつつ、どのような会議の開催形態があり得るか、引き続き事務方とよく検討してまいりたいと思います。

 なお、次回以降も私が会議終了直後に、ブリーフィングを行うなど、皆様にリアルタイムに近い形で、会議の内容をお伝えできるよう工夫してまいります。また、少し時間はかかってしまいますが、第2回会議までの議事要旨については、事務方において詳細版を作成しているところであります。さらに、例えば前回第2回の会議において、御議論いただいた内容の1つに、地域住民が自発的に魅力を語る「地域発の広報」、これが極めて重要だとの御意見があり、復興庁としても、これまでも様々な情報発信を行ってきたところではありますが、“地域のことは地域が一番よくわかっている”旨の御指摘を踏まえて、復興庁の地方機関である「復興局」からの参画を含め、御意見の反映に努めているところです。

 このように、この会議で得られた知見やアイデアについては、まず復興庁において率先して取り組み、速やかに活用できるものについては、取りまとめを待たずに随時これを実施するなど、風評・風化対策をさらに強化してまいります。

 また、この会議で取りまとめた報告書は、議論の成果として、復興庁はもとよりですが、関係府省庁にも共有することにより、関係府省庁における取組の充実が図れるよう、復興施策の司令塔として働きかけていきたいと思います。

 以上です。

 

2.質疑応答

 

(問)旧統一協会の関係でお尋ねします。旧統一教会やその他の関連団体など、過去の国政選挙において、推薦確認書を、またはそれに類する文書を提示されたことがありますかというのが1点と、もしある場合は、それがいつだったのか、もしくはあとは文書に書かれていた内容、署名の対応の云々等について教えてください。

(答)同じような質問を、先般の閣議後の会見でもございました。一切ございません。

 

(問)2点目の検討会議の公開についてなんですが、今の御発言の中で少し分からなかったのが、一応、公開を視野に検討する意向が大臣にはあるけれども、もし公開がなかったら、その後にすぐブリーフィングするという、こういう今2択で悩まれているという、そういうことでよろしいんでしょうか。

(答)これは、先週ちょっと、私も長い答弁になってしまったんですが、やはり気持ちの中では、もちろん公開したいということだった、始めたつもりだったんですが、今日もお話ししたように、全ての構成員の方に公開、非公開、確認させていただきました。そしたら、やはり公開が前提になると、特定の企業名などを挙げていわゆるお話ができなくなるので、そういう不便はあるというようなお話もあったんで、そことのバランスをどうするのか、できるだけ公開する方向でもう一回、しっかり事務方として調整していく必要があるなということで、次の会合まで考えていきたいということであります。

 

(問)広報を考える検討会議なんですけれども、公開したくない先生と公開しても構わないという先生がいる中で、大臣、前回の御発言の中で、そんな中で公開してしまうと公開したくない方を特定されてしまうという発言もありましたけれども、今の御発言の中ですと、公開してもいい先生については、公開を視野に入れるという趣旨なんでしょうか。

(答)それも含めて、現在会議の公開、非公開の在り方については、いろんな影響を考えて、今、検討しているところでございますので、またどういう形になるか、決まり次第、御報告したいと思います。

 ただ、何度も繰り返しになって恐縮なんですが、隠そうということが意図としてあるわけでは決してないということは、御理解いただきたいと思いますし、私自身も当初から申し上げているとおり、できるだけ公開でやりたいということは思っております。ただ、先生によっては機微な情報がある方もあるということは事前に聞いてたんで、そこはどういう形になるのかなということは、十分詰める必要があったということは反省しなきゃいけないかもしれませんが、決して何か隠れてやろうとか、そういうことではないという点では御理解いただきたいのと、そしてもう一つは、今までもタスクフォースで基本的には各省庁、横串を刺してやってきたんですけれども、私自身に対しても、十分的確に伝わっているとは100%言えない面があるという問題意識もあることから、今日も何度も繰り返し述べさせていただきましたが、より国民の皆さんに、より具体的にこう伝わる、そういった御提言やお知恵といったものを、本当にいただきたい、そういう思いで始めたわけでありまして、そのことについては、なるほどなという御提言を既にいただいております。

 ですから、そういういただいた御提言の中で実行に移せるものは、まずは復興庁から実行に移し、で、その成果物として、他省庁にもその都度、そういった議論の成果を示すことによって、やれるものはどんどん取り入れてやっていただきたいと、そのように考えております。

 

(問)持続可能な復興広報の検討会の件ですけれども、次回の会合はいつ頃かということと、次回までに今おっしゃっていただいたような、新たな工夫がしていただけるという、そういうふうに聞いてよろしいのか教えてください。

(答)いや、もう今、お答えしたとおりです。今、事務方で調整しております。今日、私が申し上げたのは、前回の記者会見のときに、全ての先生に意思を確認するということを申し上げたので、それで全ての構成員に意思を確認したところ、やはり公開が前提だと固有名詞を出して講演できなくなるので、内容が変わるという御指摘があったのは事実でございますので、できるだけ公開を前提としながら工夫をしていく方向で、今、調整している、先ほどお答えしたとおりでございます。

 

(問)日程は、いかがでしょうか。

(答)日程は、調整中のようでございます。できるだけ、いいものになるように努力をしてまいりたいと思います。

(以  上)


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