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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年10月18日]

令和4年10月18日(火)8:38~8:42 於)衆議院本会議場 中庭側廊下 

1.発言要旨

  まず、1点目ですが、昨日10月17日に、「持続可能な復興広報を考える検討会議」の第2回会議を開催いたしました。昨日は、「「知ってもらう、食べてもらう、来てもらう」のための広報の在り方」というテーマの下、3人の有識者から発表いただきました。

 まずは、富永先生より、広報を受ける側と発信側の目指す「変化」を起こしていただけるように、広報には関係者全員が主体的に関わり、共同作業の意識を持つこと、その検討過程においては、広報の受け手が、広報の内容を理解し、最終的な「変化」を起こすまでの思考プロセスを図表などで可視化し、関係者間で認識や目的を共有すること、そして出向制度もうまく活用しながら、関係者間の意思疎通をよりスムーズにすることなどが必要であるとの提言をいただきました。

 また、佐久間氏からは、情報の受け手の理解や共感が得られるような仕組みが重要であり、そのためには、地域住民が自発的に町の魅力を語る「地域発の広報」が不可欠であること、各地域が広報を行う際に必要となる広報技術や、専門知識を得るための環境づくりを後押しすることなどが必要であるとの御提言をいただきました。

 さらに、殿村氏からは、広報の受け手側が「これまでと違う」と認識する「型」をつくり、地域発信型の広報を行うこと、発信に当たっては様々なツールを活用して、世界にも魅力を発信することで、インバウンドを増やすなど、世界からの注目を集め、転じて国内の関心を呼び起こすような工夫をすることが必要であるとの提言もいただきました。

 ほかの構成員の皆様からも、各広報、情報発信の目的を関係者間で共有することの重要性など、発表を踏まえた様々な御意見をいただき、風評払拭に向けた、さらなる理解の醸成のための充実した議論をいただいたと感じております。

 昨日、御講演いただいた皆様には、お忙しい中、御準備をいただき、またその他の皆様にも、お忙しい中を御出席いただき感謝をしているところです。次回も各有識者からのプレゼンテーションなどが中心となる予定であり、今後の風評・風化対策のさらなる充実・強化に向け、引き続き忌憚のない御助言や御提言、御提案をいただければと考えております。また、「地域発の広報」など、有識者の皆様よりいただいた御提言につきましては、復興庁として、どのような対応ができるのか検討し、いいものについては即実行できるように、早速検討を都度都度、指示させていただいているところです。

 時間がありませんので、先般の丸森町、山元町、亘理町、そして岩沼市にお伺いをした件は、次回金曜日の閣議後の会見で御報告をさせていただきたいと思っております。

(以  上)


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