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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年9月30日]

令和4年9月30日(金)11:00~11:09  於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 どうも皆様、お疲れさまでございます。

 まず1点目ですが、28日に宮城県東松島市、気仙沼市、石巻市を訪問いたしました。

 東松島市では、東松島市東日本大震災復興祈念公園にて、献花・黙祷し、渥美市長の御案内で震災復興伝承館を視察いたしました。その後、市役所を訪問し、職員の皆さんにも、あるいは議会の議員の皆様にも御挨拶をさせていただきました。

 気仙沼市では、気仙沼市復興祈念公園にて、献花・黙祷し、菅原市長から復興の状況を伺いました。

 石巻市では、石巻南浜津波復興祈念公園にて、献花・黙祷し、齋藤市長から復興の状況を伺い、みやぎ東日本大震災津波伝承館を視察いたしました。

 昨日、29日には岩手県大槌町、山田町、宮古市を訪問いたしました。

 大槌町では、城山公園にて献花・黙祷し、平野町長から、町の復興の状況を伺いました。

 山田町では、「まちなか交流センター」にて黙祷し、佐藤町長から町の復興の状況を伺いました。

 宮古市では、「たろう観光ホテル」にて黙祷し、ガイドの方から、震災時の津波の迫力、その怖さ、映像を交えながら拝聴いたしました。

 その後、観光スポットである「三王岩」と、出崎埠頭にて遊覧船「宮古うみねこ丸」を視察し、山本市長から、観光業の取組などについて伺いました。

 両県で震災伝承施設を視察し、被害の甚大さに思いを致す一方、震災の記憶を風化させることなく次の世代に伝え、教訓を防災・減災対策に生かしていくことが大変重要であると改めて感じました。

 また、漁業や観光等のなりわいの再生、移転元地の活用など、残された課題については市町村と一体となって、これからも取り組んでいかなければならないというふうに思っております。

 特に岩手県では、移転元地の活用が、まだ50%強ということでございまして、やはり町の活性化、あるいは、これからのまちづくりを考える上で有効なスペースにしていくということ、大変重要な課題だというふうに改めて認識した次第であります。

 2点目ですが、明日10月1日に宮城県南三陸町を訪問いたします。

 南三陸町では、道の駅「さんさん南三陸」グランドオープン記念式典に出席いたします。

 また、南三陸ホテル観洋が運行する「語り部バス」にて、語り部の方から、被災時の経験と現状についてお話を伺うとともに、南三陸ハマーレ歌津を視察する予定であります。

 3点目でございますが、現地時間27日に、オーストリアのウィーンで開かれております国際原子力機関(IAEA)の年次総会において、中国と韓国が、東電福島第一原発のALPS処理水を「汚染水」と発言したことについて、これは、我が国の立場と相入れない発言であり、しかるべく反論いたしました。

 28日に、磯﨑内閣官房副長官が記者会見において述べましたとおり、日本は、これまでALPS処理水の取扱いについて、国際社会に対して、科学的根拠に基づき透明性をもって丁寧に説明をしてきているところであります。

 今後も、IAEAをはじめとする国際社会の協力を得て、内外の安全基準を満たしながら、高い透明性をもって取組を進めていくとともに、国際社会に対して、引き続き高い透明性をもって説明してまいりたいと思います。

 

 

2.質疑応答

 

(問)3点目の、反論したということなのですが、政府としてという理解でよろしいでしょうか。

(答)ええ。

 

(問)今日から、東京電力福島第一原発で処理水の魚介飼育が始まるということで、大臣、先週、視察なさっていると思うんですが、この件で、東京電力と何か情報発信とかで連携していくとか、風評被害の払拭に向けて何か一緒に取り組まれることがあったら教えてください。

(答)先般、第一原発視察をさせていただき、一番最後に、既に実験的な養殖をヒラメとアワビで実施をしているということで。もともとのきっかけは社長がおっしゃるには、漁協の皆さんとの懇談のやり取りの中で、やはりALPS処理水が安全だと言うのであれば、そこで実際に魚を飼ってみて、実験した姿を見てもらうのが一番説得力があるんじゃないかという話をいただいたみたいで、実際に、東京電力としても当然そういった知見のある職員はもちろんいなかったわけでありますが、そういった知見のある方々の御協力を得ながら、東京電力の社員の方が、1人、専任で張りついていらっしゃって。ここ一、二年取り組んできた成果というものを、本格的に10月からだったですかね、一般にも公開をしていきたいと、こういうような話だったと思います。

 私どもと必ずしも何か連携しているお話ではありませんが、私自身としても非常にいい、意義のある取組ではないかなというふうに思っておりますので、こういった東電の取組の一つを通してALPS処理水が安全だということの理解の一助になれば好ましいことではないかと思っております。

 ただ、一方では何か病気も出たりすることもあるということもおっしゃってたんで、そういったやっぱり一つの技術というものの中で、しっかりやってかないとですね、処理水が問題じゃなくて、そういった病気が問題で死ぬ場合もあるんで、その辺は、やはり専門家からのアドバイスを得て、ずっと実験をしてきたというようなことだったようでございます。

(以  上)


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