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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年9月6日]

令和4年9月6日(火)12:30~12:36 於)復興庁記者会見室 

1.発言要旨

 まず1点目は、先ほど与党の復興加速化本部から第11次提言が総理に手交されまして、私も同席をいたしました。第2期復興・創生期間の3年目に向けて、復興を成し遂げるために不可欠な諸課題について、提言をお取りまとめいただいたことに対して感謝を申し上げたいと思います。特に、ALPS処理水の処分、特定復興再生拠点区域外における対応の具体化、原子力損害賠償、創造的復興を牽引する福島国際研究教育機構の4つが柱として提言されておりますが、政府といたしましても提言の内容をしっかりと受け止めて、復興の加速化に努めてまいります。

 2点目は、今週の9月9日金曜日、福島県新地町、浪江町及び福島市を訪問いたします。新地町では、大堀町長に就任の御挨拶をさせていただきます。浪江町では、福島国際研究教育機構の立地に関して、福島県から御提案のありました候補地を視察いたします。その後、福島市で内堀知事と面談し、福島県の意見を丁寧に直接伺いながら、提案内容をしっかりと確認させていただく予定です。

 まず、私からは以上です。

 

2.質疑応答

 

(問)1点目のことについてお伺いします。先ほど、11次提言が手交されたということで、御発言にありましたALPS処理水の関係ですとか、特定復興再生拠点区域外の対応に関して、モデル事業ということで、自民党のほうから先行して大熊ですとか双葉で事業をというふうな提言内容になっているかと思うんですけれども、先日も大臣、前向きに検討というふうに事務方に指示をするというお話でしたが、その後、どのようになっているでしょうか。

(答)特定復興再生拠点区域外におきましては、「拠点区域外にある自宅に帰りたい」と願う住民の方々の思いに、しっかりと応えていかなければならないと思っております。そのため、まずは帰還意向の丁寧な把握とスピード感を持った対応、そして除染範囲あるいは手法というものを、地図上に整理しながら具体化していくことが必要だと思っております。大熊町、双葉町でモデル事例となるよう、先行的に除染に着手できるように検討してまいりたいと思っております。インフラの実態把握と、効率的な整備、残された土地や家屋等の扱いについても、地元自治体と協議しながら検討を進めてまいりたいと考えております。

 こういった党からの提言を最大限に尊重して、できるだけこれを具体化していくことが復興庁の役割だと思っておりますので、また明示的にお日にちをお示しできる段階ではありませんけれども、できるだけ早い時期に、この提言の具体化を図ってまいりたいというふうに思っております。特に拠点区域外における対応の具体化というのは、私も12市町村回る中で、それぞれの市町村からも要望を受けているところでございますので、まずは区域内に先行して整備をしてまいりましたけれども、そろそろ次のステージの工程感というものは、できるだけ早く示すことができればというふうに思っておりますので、しっかり進めてまいりたいと思っております。

(以  上)


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