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秋葉復興大臣記者会見録[令和4年8月22日]

令和4年8月22日(月)17:18~17:25 於)川俣町役場 

1.発言要旨

どうも、お疲れさまでございます。

 本日は、広野町、楢葉町、富岡町、大熊町、浪江町、南相馬市、そしてこの川俣町と、7市町をお伺いさせていただいたところでございます。それぞれの首長に就任の御挨拶をさせていただき、また意見交換をさせていただきました。首長の皆さんからは、主に避難指示解除後の生活環境の整備、特にインフラや商店街、病院、学校、こういったものをしっかり支援措置をしていただきたいという御要望がありました。

 また、特定復興再生拠点区域外における取組の具体化。私どもとしては、区域内については少しずつ指定を解除しながら、これを拡大していこうという方針で取り組んでおりますけれども、区域外についても見通しを示してほしいという御意見が大分寄せられました。また、ALPS処理水をめぐる責任を持った国としての対応、しっかりやっていただきたいということ。また、やはり現場をよく見てほしい、あるいは私や副大臣への期待、また復興は道半ばであるという認識等々が示されたところでございます。

 やはり、改めて7市町を伺って感じましたことは、まさに避難地域12市町村、本当に千差万別、万差億別の特徴があるということ、そして、この12市町村の中においても様々事情が違うということ、現場に伺って肌身で実感をいたしました。ですから、本当に地域の実情に応じたきめの細かいフォローアップというものが、本当に重要なんだなというふうに思っております。特に、双葉、大熊については両首長さんが、本当にようやくスタートラインに着いた、着くことができたということを、町長に限らず幹部の皆さんが異口同音におっしゃっていただいたことが印象に残っておりますし、実情は全く私もそのとおりだと思っておりますので、本当にこれからの長い闘いの中で、本当に国がまず前面に出て、被災市町村とこれまで以上に連携を密にしながら、寄り添っていくということが大事だというふうに思っております。

 また、今日は具体的に視察に来てほしいというような、こういうところ見てほしいというような要望もございましたので、2回目以降、そういった要請を踏まえて、現場に足を運んで取り組んでまいりたいと思います。

 いずれにいたしましても、福島の本格的な復興再生に向けて、これからも丁寧かつ着実な取組をしてまいりたいと思いますし、今日は竹谷副大臣と一緒に回らせていただきましたので、全庁上げて、今日お話いただいたことを受け止めて、しっかり取り組んでまいりたいと思います。

 

2.質疑応答

 

(問)個別の要望について、ちょっと2点ほどお伺いします。先ほど大臣おっしゃられた、拠点外の取扱いについて要望があったというお話ありました。その点について、大臣のお考えを伺いたいのがまず1点です。もう一点につきましては、高速道路の無料化についても本日要望があったとお聞きしております。無料化の措置の延長について、あと実態に即した措置についての求めだったと思いますが、その点についてのお考えをお聞かせください。

(答)まず、避難区域外の取扱いについては、現時点では避難区域内をまずしっかり整備していくということが重要なことなんだろうと思っております。拠点区域外につきましては、昨年の8月に決定した基本方針に基づいて、まずはこの2020年代をかけて帰還意向のある住民の方々が帰還できるように、現在政府といたしましても各自治体の役場、議会、行政、区長さんなどに、今後の進め方について御相談をさせていただいているところでございますので、本当にお気持ちはそのとおりだと思うんですよね。将来、本当に全地域解除になるのかといった観点からすれば、見通しを示すことが今避難されている皆さんの希望につながることですから、できるだけ早く復興庁としても見通しを示していきたいとは思っておりますが、何しろ、ようやく区域内の解除が、ようやくこぎ着けて、それに今着手しているところでありますので、まずは区域内をしっかり、少しでも戻れるエリアを増やしていくということに、しっかり取り組んでまいりたいというふうに思っております。引き続き、それぞれの自治体の個別の課題や要望を丁寧にお伺いをしながら、取り組んでいきたいというふうに思っております。

 また、高速道路の無料化につきましても、国交省とも連携して、適切に対応していきたいと思いますし、特に避難された方が不利益を講じないように、これまでも着実に1年延長してまいりましたけれども、ニーズがある限り、これは続けていく方針で考えているところです。

(以  上)


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