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西銘大臣記者会見録[令和4年6月14日]

令和4年6月14日(火)9:58~10:06 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 1点目、明日、15日水曜日に、齋藤石巻市長が、宮城ほや協議会の田山会長・本田副会長及びいしのまき観光大使の萌江さんを伴って、表敬のため来庁されます。宮城ほや協議会が宮城県の特産品であるホヤのおいしさを伝えるべく、全国初の取組として立ち上げた新ブランド、「ほやの極み」を御紹介いただき、私も冨樫副大臣とともに、実際に試食を行うことを予定しております。

 復興庁は、被災地域の農林水産物の流通・消費の拡大を、地域の復興の観点から応援しております。

 2点目、明後日16日の木曜日、宮城県仙台市、塩竈市、利府町、七ヶ浜町、多賀城市を訪問します。

 まず、宮城県庁を訪問し、村井知事と会談します。

 塩竈市では、塩竈水産物仲卸市場を視察し、復興状況や水産関係の状況のお話を伺います。

 利府町では、「利府町まち・ひと・しごと創造ステーション(tsumiki)」を視察し、地方創生の取組を伺います。

 七ヶ浜町では、防災集団移転した笹山地区を視察し、復興状況やコミュニティの状況のお話を伺います。

 多賀城市では、さんみらい多賀城・復興団地を視察し、防災拠点の利活用状況や、団地立地企業からお話を伺います。

 仙台市では、震災遺構荒浜小学校を視察し、震災伝承の取組についてお話を伺います。

 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)石巻市長の表敬訪問で、「ほやの極み」というブランドの件ですけど、ホヤは韓国の禁輸措置によってホヤが大量廃棄されるということもあって、ホヤ漁師から、韓国が早く禁輸措置を解除してほしいというようなお話もあるそうですけれども、その辺りについて何か市長と明日お話しされるのか、なければ、今その禁輸措置解除に向けて、これから復興庁としてどんな取組をするか教えてください。

(答)話が出ましたら、復興庁としましては、まだ14の国と地域で輸入規制が残っておりますので、そのおいしさをPRする、明日の取組が一助になればということも踏まえて、まだ残っている14の国や地域の輸入規制撤廃に向けて全力で取り組んでいこうと思っております。明日話が出なかったら、こちらから聞いてみたいと思います。

(問)先週の金曜日に、福島県の内堀知事、大臣のところへ来られたと思うんですけれども、その際に、処理水の海洋放出で懸念されています水産業について、新たな支援策が必要ではないかという要望をされていたと思うんですけれども、その点について、内堀知事から、今後国と協議して内容を詰めていくんだという話がありましたけども、政府として、復興庁として、どのように対応されるかお聞かせいただけますでしょうか。

(答)6月10日の内堀知事との面会において、私と冨樫副大臣、あと幹部で対応いたしましたが、ALPS処理水に係る風評対策、福島国際研究教育機構の具現化、そして帰還困難区域の復興・再生等の、福島の復興に向けた重要な課題について御意見を伺いました。

 私からは、ALPS処理水については決して風評被害を生じさせないという強い決意の下、政府一丸となって風評対策に取り組むこと、また福島国際研究教育機構につきましては、令和5年4月の機構設立に向けた準備を着実に進めるとともに、福島県の意見を尊重して、9月までに立地の決定を目指すこと。とりわけ、特定復興再生拠点区域外につきましては、政府方針を踏まえつつ、地元と丁寧に協議を重ねて検討を進めていくことをお答えいたしました。

 内堀知事から頂いた御要望をしっかりと受け止め、引き続き地元に寄り添いながら、福島の復興再生に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 あと、福島国際研究教育機構につきましては、私のほうからは連休にヨーロッパ、ドイツのフラウンホーファー研究所を訪ねたことと、そして、応対してくれた大学教授を兼ねた所長さんでありましたけども、何かあれば自分が窓口になって連絡を取りたい、という話をしていたことなどをお話したところであります。

 復興庁としましては、御要望を復興大臣として、チーム復興庁でしっかりと受け止めて、課題の解決に向けて頑張りたいという旨の話をしたところであります。

 経産省、農水省、関係省庁ともしっかり連携をして、水産物の販路開拓、風評払拭、これはもう政府一丸となって風評払拭には取り組んでいかなければならないという強い思いは、内堀知事さんにも伝わったものと思います。

(以  上)

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