復興庁復興庁
  • 文字サイズ
メニュー
閉じる

西銘大臣記者会見録[令和4年5月20日]

令和4年5月20日(金)10:00~10:08 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 沖縄担当大臣として御報告いたします。

 明日21日から22日にかけて、沖縄本島北部地域を訪問する予定です。今回の訪問では、沖縄科学技術大学院大学(OIST)創立10周年記念式典に出席します。また、本島北部地域の9市町村を訪問し、振興事業の現場等の視察を行うとともに、各視察先で首長等のお話を伺う予定です。

 以上です。

2.質疑応答

(問)本日の参院本会議で、福島復興再生特措法の改正案を、多分、可決、成立させられる見通しだと思うんですけれども、成立を、ちょっと順番が逆というか、まだこれからですけれども、成立を受けての大臣の希望、コメント、思いをお聞かせいただければと。

(答)先日、参議院の東日本大震災復興特別委員会におきまして、福島復興再生特別措置法改正案の採決が行われ、可決をされました。大変ありがたく思っております。

 本日の本会議で採決をいただければ、今年の夏頃をめどとする、いわゆる基本計画、新産業創出等研究開発基本計画の策定や、機構の初年度予算となる令和5年度の予算概算要求等の準備を着実に進めてまいる考えであります。引き続き、復興庁を中心に、政府一丸となって創造的復興の中核拠点である福島国際研究教育機構の設立に向けて、全力で取り組んでまいりたいと考えております。

(問)続けてなんですけれども、福島国際研究教育機構の設立に向けた準備委員会に関してなんですが、法案の成立後、速やかに設置されるというふうにおっしゃってたと思うんですけれども、そのスケジュールなど、何か具体的にお示しできるものは。

(答)準備委員会については、今調整中でございまして、本会議、成立をした後、調整をしてまいりたいと思います。

(問)先日、5月15日の沖縄復帰記念式典が滞りなく終わったと思うんですけども、ちょっと古い話で恐縮なんですけれども、その前に県が示した建議書があったと思うんですけれども、あと県議会から建議書出されておりますが、それぞれお読みになったと思うんですけども、その内容で気になった点などございましたら、改めてお伺いできればと思います。

(答)御指摘の建議書につきましては、5月10日火曜日に知事から御報告をいただき、また、私自身も拝見をしました。先日、50周年の記念式典に出席をするため沖縄を訪問した折には、赤嶺県議会議長をはじめとする県議の皆様から、13日の金曜日に議決をされた沖縄県議会の意見書について、岸田総理とともにお話をお伺いいたしました。引き続き、知事、市町村長をはじめとする地元の皆様の様々な御意見を伺いながら、沖縄振興に取り組んでいく考えであります。

 建議書の中身については、沖縄で生まれ育った政治家として受け止めておくという形で、私の職責、沖縄振興担当大臣として、全力で沖縄振興に取り組んでいきたいと思っております。

(問)冒頭に発言のありましたOISTの記念式典について伺います。

 OISTは、世界最先端の研究拠点としての期待と同時に、外部資金の割合の低さといった課題も指摘されております。改めて、10年の節目を迎えるに当たり、OISTの期待と課題について所感をお願いします。

(答)OISTは、若い大学ながらも、特に研究面においては論文等、高い成果を上げております。国際的な評価を受けていると認識をしております。

 また、最先端の科学技術に関する教育、研究を進める中で、沖縄の特性を生かした研究や、地元企業と連携した共同研究等を行ってきたところであります。

 先日、総理からOIST視察や沖縄復帰50周年記念式典の際にも、OISTにおける世界最高水準の教育研究を推進し、その成果が社会に還元されるよう強力に支援する旨の発言があったところであります。引き続き、OISTには、そのよさを生かしつつ、目に見える沖縄振興の成果が得られるよう、また外部資金のさらなる調達に努めていただくよう、期待をしております。

 総理と訪問して、ある研究者の、サンゴの研究の分野のお話も伺いましたが、研究者御自身がサンゴの上の海水を分析することによって、なかなか人間が潜っていけないところのサンゴの状況まで把握できるような成果等を総理とともに聞きました。沖縄が我が国全体の経済成長の牽引役になるようにという、総理の指示書の中にもその文言があるんですけども、OISTを中心とする周辺のスタートアップがどう展開していくのか、その辺、また外部資金のほうも御指摘のとおり、まだ少し割合が低いんですけど、学長は努力をしている旨の話も現場を訪問したときに聞いております。10周年記念式典に参加をして、挨拶を述べる機会もありますので、またその辺の話を引き続きできたらと思います。

(以  上)

ページの先頭へ