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西銘大臣記者会見録[令和4年1月7日]

令和4年1月7日(金)10:49~10:58 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。令和4年の年頭に当たり、所感を申し上げます。

 まず、東日本大震災の発災から11度目の正月を迎えました。あらためて、震災によって亡くなられた方々に哀悼の意をささげるとともに、ご遺族の方々、そして被災された全ての方々にお見舞いを申し上げたいと思います。

 第2期復興創生期間の2年目となる本年は、国際教育研究拠点について、次期通常国会に法案を提出する予定であります。さらに、年度内にその基本構想を取りまとめられるよう、取り組んでまいります。

 また、本年春頃に予定されている双葉町、大熊町、葛尾村の特定復興再生拠点区域の避難指示解除に向けた同区域の着実な整備をはじめ、残された課題に全力で取り組んでまいります。

 引き続き、私自身が先頭に立って、被災者に寄り添いながら、一日も早い復興に向けて取り組んでまいります。

 次に、本年沖縄の復帰から50年の節目を迎えます。このような節目の時を担当大臣として迎えることになり、あらためて身の引き締まる思いであります。沖縄の復帰から50年の間、県民のたゆまぬ努力もあり、沖縄は目覚ましい発展を遂げました。一方で、課題も残っています。

 通常国会における沖縄振興特別措置法等を改正する法律案の提出及び期限内の成立、その後の沖縄振興基本方針及び沖縄振興計画の改定に万全を期してまいります。

 あわせて、「強い沖縄経済」の実現に向け、ヒアリング、車座対話、市町村訪問等を通じて、様々な方のご意見をお伺いしながら、予算、税制、政策金融などの政策手段を最大限に活用し、取り組んでまいります。

 次に、北方対策につきましては、とりわけ次代を担う若い世代の関心を喚起することが、啓発活動には重要と考えます。時代に合った新しい形での情報発信などに力を入れてまいります。また、四島交流等事業の重要性に鑑み、可能な限り早期に事業を再開できるよう、協議を継続してまいります。

 私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)大臣が今ほどおっしゃられました復興拠点の解除の関係ですが、双葉町、大熊町、葛尾村の復興拠点解除に向けて整備を着実に推進するということでしたが、その解除の時期を決定するタイミング、いつ頃までに決めたいとか、それまでの地元との協議はどういった手続きを踏むとか、あらためてお伺いできればと思います。

(答)準備の宿泊等が始まった地域もありますし、これから始まろうという地域もあります。引き続きできる限り現場に出向いて被災者に寄り添って、できることは全てやるという気持ちで、避難指示解除に向けた取組をやらなければならないという思いでいっぱいであります。

(問)時期は、例えば3月11日までには決めたいとか。

(答)正式には、原子力災害対策本部で決定されるものと承知しておりますが、今、時期について私のほうから確たることを申し上げることはできません。よろしくお願いします。

(問)今年の3月11日の追悼式のことについてお伺いしたいんですけれども、政府主催の追悼式については、2021年3月までということが示されていたかと思うんですけれども、今年2022年になりまして、今年の3月11日の追悼式については、例えば地元で開催する追悼式に、政府関係者が出向くとか、新しい形とか、何か現時点で考えていることがあれば教えてください。

(答)今年の3月11日で満11年を迎えるということしか、今の時点で私自身は特に何も聞いているわけではありませんので、今のご質問についてすぐにお答えできることはありません。

(問)年頭に当たってということで、東京電力福島第一原発の処理水の関連でお伺いします。

 年末に風評対策等行動計画が、処理水の海洋放出など、年末に行動計画がまとまったわけですけれども、今年は様々具体的な動きがあるかと思われるんですけれども、その風評被害対策について、あらためて、どのようなお考えをお持ちでしょうか。

(答)年末の会議で行動計画が取りまとめられましたが、私から各省庁政務の方々が外国の要人と会う時には、現状をしっかり発信していくようにというようなこと等を申し上げました。復興庁としては、ポータルサイトや動画の配信、あるいは欧米の新聞社への記事の掲載等を通じて、海外に向けての科学的根拠に基づく正確な情報を発信すること。あるいは、輸入規制の緩和撤廃に、まだ14の国・地域が残っておりますので、政府一丸となって各国や地域の要人に復興の現状等についてPRをしていくこと。さらには、地元の産品や観光名所といった地域の魅力を発信するイベント等、各自治体が企画実施する風評払拭に向けた取組を引き続き支援すること。これらを行動計画に盛り込んだところでありまして、この点をしっかり取り組んでいきたいと考えております。


(以  上)

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