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西銘大臣記者会見録[令和3年11月2日]

令和3年11月2日(火)10:48~10:57 於)復興庁記者会見室

1.発言要旨

 おはようございます。

 私のほうから岩手県訪問について。11月4日木曜日に岩手県の被災地を訪問いたします。宮古市、山田町、釜石市、大槌町を訪問いたしまして、市長、町長の皆さまに復興大臣就任のご挨拶をするとともに、各市町にて献花、黙とうを捧げ、また、復興関連施設を視察してまいります。

 また、大槌町では車座対話の実施を予定し、町内でなりわいを営む方々と復興の現状や課題について意見交換を行う予定であります。

 私からは以上です。

 

2.質疑応答

(問)先ごろの衆院選挙で岸田内閣として国民の信任を得まして、大臣をはじめ、これから本格的に内閣として政策を進めていく段階に入るかと思いますが、これから大臣も各被災地訪問を重ねるかと思いますけど、重点的に腰を据えて取り組みたい政策がありましたら改めてお聞かせください。

(答)とにかく現場に出向いて、被災者の方々と心、気持ちを寄せ合って、具体的な声を聞いて、しっかりと政策に取り組んでまいりたいと。「全ての閣僚が復興大臣である」という岸田内閣の基本方針の下、関係する大臣とも連携しながら全力で取り組んでまいりたいと思っております。

(問)関連してですけれども、大臣は選挙区が沖縄で、今回、沖縄3区のほうで、これまで立憲候補の屋良さんの議席だったところが今度、島尻さんという自民党の議席になりました。この選挙期間を踏まえて今後、沖縄振興策の策定というのが本格化していくと思うんですけれども、沖縄振興策の取り組みについてと、この選挙結果を受けての受け止めをお願いいたします。

(答)個別の選挙の結果についてコメントは差し控えたいと思いますけれども、民意の表れであると率直に選挙の結果は受け止めておきたいと思います。

 沖縄振興につきましては、内閣府のほうで基本方向性が示されておりますので、それにのっとって着実に進めてまいりたいというふうに考えております。

(問)東京電力福島第一原発のALPS処理水についてですが、選挙期間中、いわゆる表立った検討というのは官僚の方々も続けていたかと思いますけど、年末の予算編成に向けて風評対策や安全確保に向けた予算確保と制度設計がこれからの課題になるかと思います。選挙戦の中で立憲民主党は、「海洋放出の方針そのものを見直す」というふうに主張しておりまして、今後の国会論戦の中で自民党や与党や政府の方針に対して対抗してくるかと思いますけど、こちらについてはどのように議論を尽くしていく考えでいらっしゃいますか。

(答)復興庁としましては、風評対策に力を入れていかないといけないというふうに思っております。ALPS処理水については、基本的な方向は政府のほうで決まっておりますので、十二分に説明をし尽くして、風評対策は万全の対策をとらないといけないと思っております。これから国会が始まりますし、概算要求が閣議決定に向かって年末に動いていきますので、必要な予算の確保は全力で取り組んでいきたいと思っております。

(問)沖縄県の軽石の対応についてなんですけれども。本日にも沖縄県の玉城知事が上京されて各所に要請に伺うということですけれども、現時点で、内閣府の立場でどのような対応策を考えられるとお考えでしょうか。

(答)私も、実は政務で糸満の漁業関係者から軽石の問題の話を受けまして、海岸線、ビーチのほうに出向いたり、あるいは漁港の現場も見てまいりました。説明を受けた中で、私は直接行けなかったんですけれども、写真等で、漁港に、本当にこれが海面かと思うような現場の説明も受けておりまして。これは軽石災害と言っていいのか。どう動いていくか、海流の流れによっては沖縄県だけの問題ではなくて、九州、四国に行ったら、わが国は海洋国家ですから船舶等の影響が出たら大変だという認識を持っております。

 今日の午後に、知事さんがこの件で要請に来ると聞いております。沖縄県でも、昨日までの時点で13の港湾、23の漁港、そして海岸に17市町村で漂着が確認されているということを承知しております。知事さんから現場の話がくると思います。漁業被害や観光への影響等も含めて、知事さんの話を聞きながら引き続き注視していきたい。また、閣議の始まる前に、軽石の災害が出ているというお話を、農林水産大臣や環境大臣等々にも情報を共有しておいたほうがいいということで、インフォーマルな場ではありますが話もしておりますので、今日知事さんの話を聞いて、しっかり引き続き注視しながら対応していきたいと思っております。


(以  上)

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