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平沢復興大臣記者会見録[令和3年8月10日]

(令和3年8月10日(火)10:55~11:04 於)復興庁621会議室)

 

1.発言要旨

  冒頭発言なし

 

2.質疑応答

(問)先週ですが、原子力災害からの福島復興再生協議会がオンラインで開かれまして、福島県の内堀知事のほうから、帰還困難区域の特定復興再生拠点区域外の対応方針を早く示してほしいということや、処理水に関して国が前面に立って風評対策をしっかり講じるようにということの改めて要請がありました。

 今月末、残り20日余りで概算要求の締め切りが迫っている中ではございますけど、残りの期間の間のうちに政府としてどのように対応されるか、お考えをお聞かせください。

(答)今の問題については、いずれも党の加速化本部のほうからも政府に提言が出されているところでございます。いずれにしましても、福島の皆さん方のお気持ちに沿って、さらにこの問題について、できるだけ急いで、皆さま方のご期待に応えられるよう、しっかりと取り組んでいきたいと。

 ですから、拠点外の方々については、そこにどなたかお住みになりたいという、そういったようなお気持ちもありますので、そういった方々のお気持ちを十分酌んだ形で、しっかり考えていきたいということで今、検討しているところでございます。

(問)昨日ですけれども、東京五輪の関係ですけれども、まだパラリンピックは残っておりますけれども、五輪のほうは閉幕ということになりました。改めて、「復興五輪」というものを掲げた五輪だったわけですけれども、終えられての大臣の所感をお伺いしたいのと、選手村での食材の産地表示など、パラリンピックに向けて今後、情報発信などを強化していく部分などがありましたら、改めてお伺いできますでしょうか。

(答)まず、今回の五輪ですけれども、「復興五輪」ということでスタートしているわけですけれども、必ずしも十分にその復興の現状をお伝えできたかどうかということになりますと、私は、それなりの一定の効果はあったと思いますけれども、コロナ禍の中の五輪であったが故に、随分制約されてしまったなという感じはします。しかし、それでも「復興五輪」の大きな目的は達することはできたんじゃないかなと。

 例えば競技の一部が福島で行われまして、世界中に当然、福島の地、いろいろ原発の問題で世界中に名前が知れ渡ったと思います。そこで野球をやっているということ、あるいはソフトをやっているということは世界中に知れ渡ったわけでございまして、それは大変に大きな意味があったと思います。

 そして、それだけじゃなくて、福島のいろんな資材がいろんなところに使われていると。ビクトリーブーケはもちろんですけれども、その他、食堂とか、あるいは記者のメインプレスセンターにあるブースのところに使われているベンチですね、あれも福島の木材が使われているとか、いろんなところに被災地の物資が使われていたわけでございまして、とりわけ食材については、一切ポスター等の掲示は駄目ということだったんですけれども、特別なお計らいをいただきまして、福島のこともきちんとPRできる、そういったポスターをメインダイニングルームのところに、しっかりと貼らせていただくことができまして、それはそれなりに、私は大きな効果があったじゃないかなと思います。

 加えて、今回の「復興五輪」の大きな目的は、何といっても福島の人たち、あるいは被災地の人たちを元気づける、そしてこういった実情をしっかりと分かっていただくということでもあったわけで、そういった意味からしますと、多くの方が被災地にもおいでくださり、それで被災地に目を向けてくださり、そして多くの方に大変素晴らしい「復興五輪」だということは、皆さんにお分かりいただけたわけでございまして、また、食材も非常においしいと、それで、大変地域の方は親切で、大変に美しい街であると、安全な街であるといったような、いろんな声が出ていまして、私たちもいろいろと聞いていますけれども、それはうれしくなるほど大きな数多くの声が届いているわけでございまして、そういったことからしても、今回の件は非常に制約された中であったにもかかわらず、いろんな形で多くの方に感謝されて、いい思い出を持って皆さんお帰りいただいたので、一つの大きなPRの母体として、これからいろいろあちこち世界中にメッセージを発信してくれるんじゃないかなという感じがしておりまして、その意味でも、私自身は非常に良かったんではないかなと。

 このオリンピックについていろんなご意見がありましたけど、しかし、大手のマスコミがやっている世論調査でも、やって良かったという声が圧倒的に多いというのは、これはうれしい限りでございまして、いずれにしても、この後パラリンピックがありますけれども、しっかりとやっていかなければいけないと思います。

 パラリンピックにおいては、ビクトリーブーケとか、あるいは食堂の食材等、これは今回と同じですけど、さらに徹底するよう、しっかりと考えていきたいと思います。それから、メインプレスセンターにおけるいろんな使い方ですね、復興のブースも、これが皆さんに伝わるように、しっかり工夫してやっていきたいということで考えております。

 いずれにしましても、今度は3分の1くらいになりますけど、パラリンピックのときもしっかり力を入れて、私たちの本来の目的である、いわば復興の五輪という目的がしっかりかなえられるように取り組んでいきたいということで考えておりますので、引き続きのご支援をよろしくお願いしたいと思います。

(問)8月15日の終戦記念日に合わせて、前後して靖國を参拝されるご予定があるのかどうか教えてください。

(答)8月15日の靖國の問題については、これは昨年もそうですけれども、個人の信条の問題ですので、特に公にしないでということできていますので、そこはご理解いただきたいと思います。

   (以  上)

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