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平沢復興大臣記者会見録[令和3年6月1日]

(令和3年6月1日(火)9:20~9:30 於)復興庁621会議室)

 

1.発言要旨

 おはようございます。

 私のほうから冒頭。この前の金曜日(5月28日)の閣議後記者会見において小泉さん(環境大臣)の記者会見についてご質問がございました。私はあのときは小泉さんの発言について詳しく知らなかったものですから、いろいろ聞いてみました。

 先週の金曜日のご質問は、小泉大臣は5月25日の閣議後の記者会見で、個人的な見解と断りつつ、除去土壌を再生利用し国会の敷地で利用することなどを検討していると。これについて私がどう思うかというようなご質問だったと思います。

 小泉大臣は、除去土壌の再生利用に向けた二つの対話集会を5月23日に開催するなど、再生利用に係る理解醸成のための積極的な取り組みを行っておられるわけで、こうした取り組みに敬意を表したいと思います。

 今日の朝、小泉大臣に閣議前にお会いして、この小泉大臣の会見での発言、すなわち除去土壌を再生利用して国会の敷地で利用するというのは、具体的には国会の敷地でどうするのですかということでお聞きしましたら、鉢植えを結局もっともっと広めてほしいと、こういう意味だそうでございます。併せて小泉大臣から、その鉢植えを復興庁にも置いてほしいと、こういうことでございました。私のほうからは、前向きに検討したいということでお伺いしてございます。

 いずれにしましても、除去土壌などの再生利用は大変に重要な課題であることから、これまでも環境省が中心となって、飯舘村の長泥地区において環境再生事業の取り組みを進めてこられているわけでございますけれども、今後とも復興庁、それから環境省が連携して、しっかりとこういった問題に取り組んでいきたいと考えております。

 冒頭、私からは以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)大臣の冒頭のご発言の除去土壌の再生利用の鉢植えについてなんですけど、小泉環境大臣が昨年、この鉢植えを自分の大臣室もしくは環境省の事務方のフロアにたしか8個近く置いたかと思うんですけれども、この取り組みをやった際にちょっと議論になったのは、鉢植えが環境省の管理下に置かれているから県外でも活用できるというロジックでございまして、環境省が自ら管理しているから県外に持ち出して管理下に置けるという説明があったかと思うんですが。これを受けて、ほかの国会議員の方々も自分のところに鉢植えを置きたいという申し出があったんですが、そこの法的な問題がクリアできていないからできないというような回答が環境省からあったというふうに伺っております。

 復興庁の場合は、同じ官庁なのでそこの法的な問題はないのかもしれませんが、大臣は前向きに検討するということですけど、そういった法的な問題に関してはどのようにクリアされるお考えでいらっしゃるのでしょうか。

(答)大変いいご質問を頂きました。できるだけ幅広くいろんなところで土壌を使った鉢植え等を置いてほしいということだと、小泉さんのご趣旨はそういうことだと思いますけれども、いろいろ手続きがあるようでございまして、こうした手続きも含めまして、環境省のほうとよく相談して、まずは私の復興庁に持ってこられるなら持ってきて、私の部屋とか、それから復興庁の他の幹部の部屋とか、そういったところにある今の鉢植えと取り替えて、そういった形で入れてみようかと思います。もしこれが幅広く置いてもいいなら議員会館の部屋に置いてもいいわけで、そういったことも含めて、これから環境省とよく相談させていただきたいと思います。

 今聞きましたら、福島から切り花みたいなのが、福島の花を購入して、それで私の部屋とかに飾ってございますけど、それももちろんいいんですけど、こういう話、全く安全性に問題ないという除去土壌を使った鉢植えですので、手続き面の問題については検討させていただきますけど、できればというか、できる限り私の部屋を含めて鉢植えを置いてみたいと思っております。

(問)もう一点お伺いいたします。話題は変わります。

昨日、東京電力福島第一原発のALPS処理水につきまして、関係閣僚会議の下に置かれたワーキンググループの第1回の会合が福島市といわき市で開かれました。

 出席された方々は、やはり海洋放出に伴う風評の影響に対する懸念が非常に多くて、政府として様々な対策をとられておりますが、依然としてそれではちょっと不十分ではないかというようなご指摘があったかと思います。

 横山副大臣が出席なさっていて、復興庁の取り組みということでご説明されたかと思いますが、大臣の下に置かれているタスクフォースが中間取りまとめ等を進めていくと思うんですけど、今回、福島県の各団体から示された意見を基に、どのような対策を練り上げていきたいとお考えでいらっしゃいますか。

(答)今ご指摘のありましたようにワーキンググループの会合が開かれたわけでございまして、昨日は2カ所で開かれて、その2カ所で極めていろんな幅広い厳しいご意見、そしてご要望が出たということで報告を受けております。

 いずれにしましても、会議を開くのが目的ではなくて、皆さん方のご意見、ご要望をしっかりと受け止めて、そしてそれを今後の施策に反映していくのが目的でございますので、昨日頂いたいろんな貴重なご意見とかご要望につきましては、しっかりと検討し、分析して、そしてそれをできるだけ施策に反映させていけるよう取り組んでいきたいということで考えております。

(問)関係閣僚会議のワーキンググループの会合に関連して一点お尋ねします。

 岩手県内でも処理水の海洋放出について、漁業者をはじめ懸念や不安の声が広がっているんですけれども、岩手県に出向いて意見聴取とか説明をされるご予定とかはございますでしょうか。

(答)今のところ、岩手は具体的な予定には入っていないそうです。

(問)岩手県でも懸念とか不安が広がっているということに対して、復興庁として、あるいは復興大臣として何か今後、どのように不安を払拭していきたいとか、方針がありましたら教えてください。

(答)放出するのは福島ですので、まずは福島の方々にご説明して、ご理解いただくというのが最大の目的でございます。併せまして、福島、あるいは福島に近接したところでこういった会合を開きまして、それでそういった方々のご意見も伺い、そしてこちらからもご説明させていただくということにしております。

 今のところ、宮城とかそういったところが入っているかと思われますけど、近接ということでやったと思いますけど、今回、岩手のほうは今の段階ではまだ入ってない、こういうことでございます。

(問)ワクチンを接種されて以降、ご体調に何か変わったところは一切ありませんか。

(答)私は全くありません。前回打って、2回目が6月12日の予定ですけれども、今のところ全くありません。私の地元で聞いた限りでは、私の地元葛飾区で相当もう進んでいますけれども、今のところそういった問題があったというケースはないということで聞いております。

 

   (以  上)

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