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平沢復興大臣記者会見録[令和3年4月16日]

(令和3年4月16日(金)9:11~9:47 於) 復興庁記者会見室)

 

1.発言要旨

 冒頭私のほうからコメントさせていただきます。

 先ほどALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚級会議が官邸で行われました。基本方針に定められた対策について、政府一丸となって着実に実行すべきことについて説明がありまして、その後、最初に私から発言させていただきました。私の発言は、最初だったんですが、最後には内堀福島県知事からも、正確な情報発信や万全な風評対策を求める旨の発言がございました。

 私の発言について申し上げますと、処理水の処分が、福島の復興の支障とならないようにすることが何よりも重要で、福島をはじめとする被災地の方々の不安を取り除くとともに、万全の風評対策を講じていくことが必要であること。それから、復興庁は風評対策の司令塔として風評対策タスクフォースを来週4月22日木曜日に開催しまして、決して風評被害、風評の影響を生じさせないという強い決意の下、対応を進めていくことにしていくということ。

 そして、具体的には科学的根拠に基づいた正確な情報をできるだけ多くの方に届けて、理解し納得していただくために、第一に、政府一丸となって関係省庁が連携し、総力を挙げて発信すること、第二に、地元福島の方々の思いを受け止めながら、密に連携して発信すること、第三に、海外に向けても関係省庁が連携し、しっかり戦略的に発信すること、こういったことが重要でありまして、これらの観点から、的確な対策を検討し、実施していくよう、私から関係省庁に対し、この会合で指示を行う予定であること、こういったことを申し上げました。

 いずれにしましても、関係省庁と連携して、決して風評、影響を生じさせないという強い決意の下、万全の風評対策に取り組んでいきたいと考えております。

 私からの発言は、以上でございます。

 

2.質疑応答

(問)福島第一原発の処理水に関する風評対策について4問お伺いします。

 復興庁は、13日に福島第一原発のALPS処理水に含まれるトリチウムの安全性をPRするために作成したチラシや動画を発表し、ホームページに掲載しましたが、次の日の14日に掲載を休止しました。改めてなんですが、掲載休止は大臣ご自身の判断なのかどうか、そこも含めて大臣のほうから、その経過、理由等を説明いただけるでしょうか。

(答)まず、これが大臣の指示かどうかということですけれども、これは全ての責任は私にあるのは当たり前のことでございまして、そして私自身は、この問題についてよく検討するように、再検討するようにということを言いましたから、これは私の責任です。

 まず、この問題については、チラシの中で、トリチウムにゆるキャラらしきものを使っているということで、これについては、いろんな声がありました。非常に分かりやすくていいという声もいっぱいありました。同時に、トリチウムという、いわば非常に恐ろしいというか、いわば我々の身近にいない非常に分かりにくい、難しいという物質をこういった形で表現することがいいことかどうかというご意見もありました。そういった中で、私としては、そういった両方の意見がありましたので、それでどうしようかということだったので、私としてはよく検討するようにということで指示したんです。

 ともかく、この問題について、私たちはできるだけ分かりやすくという意味で、この難しいトリチウムという分かりにくい問題について、できるだけ平易に説明したいということで作らせていただいたわけですけれども、この問題についてご不安を持たれる方、懸念を持たれる方、そういった方がおられるようであれば、それは私たちの本意ではないので、それについてはよく検討するようにということは、私が申し上げて、そして事務方のほうで検討して、差し当たってこの問題については、よくいろんな方のご意見を聞いて、見直すところがあれば直すということで、一時的にストップさせていただいたということでございまして、今修正というか、そういったことをやっているだろうと思います。この辺の修正が終われば、またアップさせていただきたいということで、考えております。

(問)放射性物質であるトリチウムをいわゆる生き物へ、弊社はゆるキャラのようだと表現したんですが、そういったキャラクターで表現しようというアイディアそのものは、いったいどこから出たんでしょうか。大臣が発案なのか、復興庁の職員からなのか、それともチラシや動画を発注した相手の電通の発案だったんでしょうか。

(答)まず、言いますけれども、責任は全て私にあります。それは当たり前のことです。どこから出たかというのは、これは何でもそうですけれども、発注した時には、これを作る事業体、電通さんですか、電通さんの担当者とうちのスタッフが一緒になっていろいろと話し合いをしました。その過程でこういったアイディアが出たということで聞いておりますけれども、それをこういう形で使ったことについての責任は、全て私にあります。

 だけど、私の聞いている限りでは、このチラシについては、先ほど冒頭申し上げましたように、両方のご意見がありまして、非常に分かりやすくていいという声もいっぱい来ています。ですから、この一言で言えば意見は分かれていますけれども、繰り返しますけれども、それと同時にやっぱりトリチウムをこういった形で使うのはどうかというご意見があったことも事実でございます。

 ですから、繰り返しますけれども、そういった方々のお気持ちにできるだけ沿った形で、これは解決できないかどうかということで今検討していると、こういうことでございます。

(問)3問目ですけれども、復興庁のこれまでの発表では、トリチウムのデザインを修正するということで、本庁でも説明がありましたけれども、ホームページに新しいデザインをチラシや動画の掲載を再開できるのはいつ頃の見通しなんでしょうか。またチラシと動画の作成費用は、国会での説明では、数百万円程度とのことですけれども、このデザインの修正を伴う追加の費用というのは発生するんでしょうか。

(答)まず、時期については今やっていますので、そんなにはかからないと思いますけれども。また慎重に、そして同時に修正するだけじゃなくて、いろんな方のご意見をお聞きしながら、これを作っていますので。そういったこともありまして、若干の時間をかけるだろうと思います。

 それから、費用ですけれども、追加費用は、これは当然発生すると思いますけれども、そんなに高額ではないと思いますけれど、発生は当然するだろう思います。

(問)今回の問題となったチラシや動画なんですが、いつの時点で発注先である電通に発生し、いつ完成したんでしょうか。その時期を教えてください。

 政府が処理水の対応方針を正式に決めたのが、13日でしたけども、その日に間に合うような形で作成し、その日に公開できたということは、発注した段階で、そもそも政府内であらかじめ海洋放出の方針が決まっていたということじゃないでしょうか。

(答)まず、最後のところからいきますと、海洋放出はあらかじめ決まっていたということはありません。ただ、これは対応方針の方針が決まったら、できるだけ早く、国民の皆さん、特に関係者の皆さんに、この問題についてのしっかりした分かりやすいものは作ったほうがいいだろうということを考えていたわけでございまして、そういった中でこの問題について風評被害が心配されることから、もしこの問題の方針が決まったら、すぐにでもできるように、いろんな可能性がありますので、その可能性に基づいたいろんな考え方で資料を作ってみたと。

 その中で、最も可能性が高いと見ていたのが、この海洋放出でございまして、それは昨年2月に専門家の小委員会の報告にも出てくるというようなこともありまして、私自身も、この海洋放出というのを知ったのは、もう発表になる直前まで知らなかったです。おそらくスタッフも全然知らなかったと思いますけれども。

 ただ、準備の段階では、他の可能性も含めていろいろと準備はしていましたけれども、可能性として一番高いと思われたのは、何といってもこの海洋放出でございましたので、その可能性の高いものを、結果的に使うことになったと。その他のものを、いろんな準備はしていたようでございます。だけども、それは使っていないと、こういうことでございます。

(問)電通に発注をした時期と、チラシや動画が完成したのは、いつなんですか。

(答)それは事務方に聞いていただけますか、その事務的なあれは。事務方のほうで後で答えてください。

 私が先ほど身近じゃないと言ったのは、トリチウムは我々の体の中にありますから、そういった意味では身近なんですけれども、要するにその言葉は聞いたことがあるとか、そういったことの中身が分かっているという意味では、全然これは身近でないわけです。そういう意味で私は言ったわけでございますので、そこは誤解のないようにお願いしたいと思います。

(問)世の中の基本知識がないという趣旨でおっしゃったんですか。

(答)そうです。世の中のほとんどの方は、例えば私は地元で支持者の方々を50人集めたところで、トリチウムのことを知っていますかと言ったら、ほとんど知りません。ですから、そういった意味で身近じゃないということを言ったわけですので、そこは誤解ないようにお願いしたいと思います。

(問)今の質問と関連してなんですけれども、先ほど大臣のお答えで、このトリチウムのアニメーションとかイラストを発表するまで、発表の直前まで知らなかったということですけれども、発表の直前には、それをご覧になっていたという認識でいいのかというのと、その第一印象、見た時に、これは何か問題が起きるんじゃないかというような、そういう発想というのは起きませんでしたか。

(答)直前と言ったのは、海洋放出という方針は、私は直前に聞きました。ですから、海洋放出するということで決まったということは、約1日前だったと思います。

(問)ごめんなさい、私の勘違いでした。要はこのイラストが復興庁のホームページから配信される前には、大臣はこの絵を見ていらっしゃったんですか。

(答)私は、直前には見ました。

(問)その時にはどのように思われたんですか。

(答)特に、非常に分かりやすいあれだなと。ちらっと見ただけですけれども、非常に分かりやすいなと。ほぼお任せしていますので、非常に分かりやすい資料だと思いました。だから、事実関係に間違いがないかということは、きちんと確認させていただきました。事実関係の間違いはないと。あとはもうお任せしています。

(問)復興庁に寄せられた抗議なり、それから反応なりの中に、トリチウム問題で地元がかなり割れる中、かなり難しい問題というか、地元もトリチウム水の扱い方について考え方がいろいろあって、地域の分断だという声もあって。そういった中で、こういう緩いキャラクターを使って、事実をあるいは現実からかなり離れたところに目を向けようとさせているんじゃないかとか、そういうゆるキャラの悪い部分というか、もちろんいい部分と悪い部分にこういうのがあるんでしょうけれども、そのデメリットのほうは感じなかったでしょうか。

(答)まず、事実と離れたところに向けられるというお話がありましたけれども、そんなつもりは全くありません。全くそんなつもりはありません。あくまでもこの問題については正しく知られていない。ですから、この問題について分かりやすい資料を作って、それで正確に科学的、技術的に事実関係があるわけですから、そういったことを正確に知っていただこうと。何か怖いものだというお気持ちを持っておられる方も少なからずおられますので、そこはしっかりと分かりやすい資料を作ろうと。ですから、私が一目見た時の感じは、非常に分かりやすい資料ができたなと、一言で言えばそういう感じでございました。

 ただ、先ほど申し上げましたように、その後、両方の意見が復興庁にも来ていますし、私個人のところにもいっぱい来ています。私のところに来ている意見は、両方に分かれます。私のところは、よくできているという声のほうが圧倒的に多いんですけれども、いろんな意見があることは事実です。

 その中で、私は要するによくできていないという中には、トリチウムをこういう形でゆるキャラのようなあれで表現することについては、ちょっといかがかと思うと、こういう声でございますので。これについて問題だと思う人、不安を感じる方、ちょっと懸念される方、そういう方がおられるんであれば、これはいったんストップして、ちょっとよく検討して、それからもう一回使ったらどうかということを事務方に言ったところでございます。

(問)同じく、このトリチウムの関係でお伺いしたいんですけれども、まず最初に、昨晩ですか、福島県知事が、このチラシに関して、正直言って風評対策に対して逆効果だということをおっしゃっていることで、風評被害を逆に助長する、誤解を招くような表現ではないかということなんですけれども、そういった知事の発言については、大臣はどのようにお受け止めしますでしょうか。

(答)私は知事さんがそういうふうに言われたというのは、まだ全然知りませんので、ちょっとコメントのしようがないんですけれども。知事さんがそういうふうに言われたんですか。私は、その知事さんの発言を確認して、またあれしたいと思いますけれども、私自身はそれは全然、先ほども知事さんにお会いしましたけれども、福島の内堀さんからは、特にそういったようなお話は何もありませんでした。

(問)後で確認していただきたいなと思うんですけれども、知事は逆効果だということはおっしゃっていました。

(答)逆効果ですか。

(問)逆効果ということと、残念だということをおっしゃっておりました。それを大臣にちょっとお伺いしたいなと思いました。

(答)いずれにしましても、そういう、逆効果かどうかは別にして、先ほど申し上げましたように、このチラシのトリチウムのキャラクターを使った表現、これについては、非常に問題があるという方もおられることは事実なので、ですから、今はストップして、それで今いろいろと修正、検証、いろいろ検討している最中でございます。ですから、私としては、これに問題があるということを言われる方も大勢おられるわけですから、そういった方々のお気持ちもしっかり考えて、これはやっぱり直すところはしっかり直す。もしも問題があるなら、謝るところはしっかり謝るということでございます。

(問)あともう一点なんですけれども、来週、風評対策のタスクフォースが開かれるということで、復興庁をトップにということなんですけれども、今回こういうような情報発信の仕方ということをされている省庁が、責任者として特に果たしてふさわしいのだろうかという、ちょっと疑問に思うところがあるんですけれども、大臣はいかがですか。

(答)今回のチラシで、いいという方も大勢おられるんですよ。繰り返しますけれども、全部見てもらって、いいという方も大勢おられるんです。ですから、もちろん両方の意見があっていいんですけれども、もともと海洋放出について分かれているように、このチラシそのものは、いいという方も大勢おられるわけで。そういった中で、だから100人が100人、これは素晴らしいなんて思うはずがないので、それはやっぱりそもそも海洋放出に反対の方も大勢おられるわけですから。

 ですから、そういった中で、私はそういうこと、こういうことがあるごとに、しっかり謙虚に私たちは耳を傾けて、そしてそれに対しても対応を取っていますけれども、それで復興庁が、これで中心になってやることが問題あるとか、さっぱり思いませんけれども、私は。

(問)もう一つで最後にしたいんですけれども。今回のというのが、ちょっとただトリチウムのことに関するだけの問題ではないと思っているところがありまして。復興庁が税金を使うということに対する、復興庁がその国の税金を使って予算を執行するという、少し意識が欠如しているんではないかと思うところが、この1年間多々あるんですけれども。高額なものを、動画を作って、ほとんどの人は見ていらっしゃらないと思うんですけれども、そういったものだったり、いろんな風評対策のゲームを作ってみたりとか、果たしてどれだけ効果があるのかというのを、非常に疑問に思っているところがありまして。やりっぱなし、作りっぱなし。自治体、この10年間で被災自治体は散々モラルハザードだということを言われましたけれども、復興庁が今やっていることのほうが、よほどそういうことなんじゃないかなと思っているところがありまして。大臣が就任してから半年で、そういったことを思われるということはありませんでしたでしょうか。

(答)予算の使い方については、いろんなご意見をいただいていますけれども、今のご指摘については謙虚に受け止めて、そしてやっぱりしっかりこれからもしっかり見ていきたいと思います。いずれにしましても、そういったご指摘をいただいたということは、やっぱり私たちは謙虚に受け止めなければいけないと思います。ですから、そこはしっかりこれから研究していきたいと思います。

ただ、スタッフの皆さん方は、予算を自由に使っているということより、何とかいい仕事をしたいということで一生懸命やっているんだろうと思います。そういう過程で、使っているのは国民の税金ですから、おっしゃるとおりです。ですから、1円たりとも無駄に使わないという、その気持ちを常に持ちながら費用対効果を常に考えながらやるというのは、当たり前のことでございます。それはもう徹底したいと思います。

(問)先ほどの問題で、大臣の発言で、先ほど問題があるならば謝るというふうな発言がありましたけれども、今の段階ではその謝る、謝罪云々ということはないんですか。

(答)いや、今いろいろと検討している最中なんです。ですから、それはこの検討が終わった段階で、それで考えたいと思います。

要するに、どこが問題だったのか、何が悪かったのか。それはどういう形で先ほどの話もありましたけれども、発注してどういう形でこのような問題が出てきたのか、そういった部分も含めて、全部検証しなければなりませんので、それを踏まえた上で考えたいと思います。今は検討している最中なんです。

(問)今検証して、検証した上で問題があるというふうに実施するかどうかというのは……。

(答)ですから、先ほど来何度も言っているように、両方の意見があるんです、これは。これはいいならどんどん進めろという意見も来ているんです、いっぱい。両方の意見がありますので。ですから、これは私たちのほうで慎重に検討して、それでもちろん私はもし問題がいろいろあるということであれば、謝るのは当たり前のことで、それはやりますけれども、それは検討がある程度進んだ段階でというか、終わった段階でやりたいと思います。

(問)現状で、いろんな意見がある中で、不快な思いをされている方というのもいらっしゃると思うんですけれども、その方とかに対して……。

(答)ですから、それも含めて、なぜこういうことになるんだろうということも含めて、いろいろ検討して、それで私は謝るところはしっかり謝りたいと思います。

(問)その検証というのは、いつぐらいまでですか。

(答)それは分かりません。今検討していますから。できるだけ早くやりたいと思います。

(問)例えば、修正したものを公開するというのは、その段階までには、そういう認識でよろしいでしょうか。

(答)そういうことです。

(問)この関連で、22日にタスクフォースを開かれるということなんですけれども、この会議について、これだけ広く関心を集めている話ですので、公開していただきたいなというふうに、こちらとしては思うんですけれども、公開の有無について教えていただければと思います。

(答)その会議は、普通の会議と同じで、おそらく会議そのものは、やっぱりマスコミの皆さんの公開の下でやると、各人がやっぱり自由な発言ができなくなる可能性もありますから、やっぱりこれは慎重に慎重に、やはり発言しなければならないので。ですから、これはおそらく私の挨拶とか、そういったところはもちろん公開すると思いますけれども、官邸でいろんな会議が、関係閣僚会議が開かれる時のやり方と同じような形になると思いますけれども。いずれにしましても、おそらくそういった形になるだろうと思います。

(問)先ほど検討中というお話もありましたので、もしそれこそ個人情報が会議の場で出てくるような会議でもないでしょうし、私たちマスコミがいるからといって、自由な議論が本当にこの案件でできないのかどうかというのもご検討いただいて、可能であれば公開していただきたいなと思うんですけれども、いかがお考えでしょうか。

(答)関係省庁のお役人の方が全部、政治家の会議なら私は公開してもいいと思いますけれども、お役人の皆さん方の会議なので、各省庁から役人の担当者の方が出られるわけなので、役人の方はおそらくマスコミの方の前だと、私の経験でいえば、かなり慎重に慎重になるんじゃないかなという感じはしますので。もちろんわれわれ政治家のところは公開しますけれども、政治家でないところはどうかなと思いますけれども。しかし、そういったご意見があったことを踏まえて、しっかり検討してみたいと思います。

(問)このタスクフォースなんですけれども、令和2年度は一度も開かれていなかったようなんですが、その理由を教えていただければと思います。

(答)おそらくその必要性がなかったからだと思いますが、必要性があればやっていると思います。いずれにしろ、これからもどのくらいの頻度で開くかどうかというのは、決まっていませんけれども、開くようになれば何回も開くということになると思います。ただ、私は出ていませんけれども、関係者の、私の出ていないレベルでは会って話はしていたようですけれども、私は去年9月に就任してから、この会合には1回も出ていません。ということは、私が出る形の会合ではなかったと、その下の事務レベルの会合ではあったということだろうと思います。

 ですから、それは私が出る会合で、私が出る会合には私は一回も出ていませんから、開かれていなかったんです。

(問)会議の記録を見ていると、平成25年から毎年やっていらっしゃって、多い年では3回とか。

(答)その下のレベルの会合はずっとやっていたみたいです。

(問)コロナ禍でなかなか風評対策というのが難しい中で、どういった対策があるべきだということを、その省庁横断で情報共有するような方針を出していくような場というのは、また必要だったのかなというふうに思ったりもするんですけれども。

(答)ですから、先ほど言ったように、事務レベルでは、その下のレベルでの会合というのは開かれていたと。私とか、副大臣が出るような形での会合ではなかったと。

(問)このたび、初めて大臣が責任者としてというか、出られるということなので、是非先ほど申し上げた公開についてご検討を前向きにいただけたらありがたいと思います。

(答)私自身は、公開ではないということを前提に話しましたけれども、そういう声があったということは、しっかりと受け止めて考えてみたいと思います。

(問)大臣ありがとうございます。

 先ほどの件で質問なんですが、先ほど大臣が最初に動画を見られた時の第一印象として、分かりやすい資料であるというふうにおっしゃられましたが……。

(答)チラシですね。

(問)チラシです。その時に、例えばこの今回の海洋放出に対して、賛否両論ある中で、例えば福島の方から反発の声が上がるんじゃないかとか、というようなことを考えられなかったんでしょうか。

(答)そもそもチラシについて、この海洋放出に反対の方からすれば、こういう資料を作ることについて、おそらく批判は出るだろうと。キャラクターということじゃなくて、そのように内容でこういった資料を作ることについて、おそらく両方の意見があるわけですから。ですから、要するにそれぞれの立場がありますが、立場によっておそらく反対の方からは、こういったチラシについて、これがもしいろいろと、今後いろんな形で使われるということになれば、あるいはネットで流されるということになれば、おそらくいろいろ批判なんかがこれは出てくるだろうと、それは思います。

(問)じゃ、そうした批判の声が出るということを、言ってみれば覚悟の上でというか……。

(答)覚悟というか、これは何事も賛成と反対があるわけだから、自分の賛成しないことについて、相手方が一生懸命どんどんやれば、それは当然反対の声は出てくるだろうと思います。これはもう、当たり前のことなんです。ですから、それについて、私としては、これは当然反対は出るだろうけれども、そういった方々にも、何とか理解してもらう、できる限り理解してもらうように、しっかりこれから風評対策には取り組んでいかなければならないという考えを持っています。

(問)ただ、結果的に言うと反対の声が出たということで、いったんやめられたわけですよね。

(答)いや、その反対が内容じゃなくて、要するにトリチウムについて、ゆるキャラを使ったということで反対が出たわけですから。ですから、その点については、内容について、私たちがこれを見直しているわけでも全然ないわけです。今私のところに来ている反対の声を見てみると、内容に反対だという方も結構いるんです。要するに、両方とも一緒になって、ゆるキャラがけしからんという声だけじゃなくて、内容がけしからんと、こういう形でやるのはけしからんという声もあるわけですから。いろんな反対の方のお考えがあるわけですから、そういった方々のお声にもしっかり耳を傾けながらいきますけれども、内容については私たちはこれを撤回するつもりは毛頭ありません。

(問)最後に確認ですけれども、大臣自体は、ご自身は、先ほども体の中にトリチウムがあるということで、やはり恐ろしいですとか、分かりにくいという声がある中で、これについては恐ろしいものでもないというふうにお考えということですよね。

(答)私たちの体の中にトリチウムがあるということは、おそらく国民のほとんどの方は知らないと思います。私自身もそんなこと意識したことはありません。だけども、私たち毎日生活している中で、トリチウムがある体を使って生活していて特に問題がないわけですから。そのトリチウムというと、非常に何か何となく恐ろしいという感じをイメージ的には持ってしまいますけれども、実際は、それで自分が毎日生活しているわけですから、そんなに怖いものかなという感じはしますけれども、私は専門家じゃないから詳しいことは分かりません。

(問)確認なんですけれども、そのゆるキャラを使うとか、それから自分の体の中にトリチウムがあるんだということなんですけれども、そもそも放射性物質というものは、できるだけ人体の離れたところに置いて隔離をして近づかない、あるいは接触するにしてももう極力少なくしてという、そういう大原則が、ALARAの大原則ですけれども、そういう放射性物質の防護に関する原則があるのはご存じだと思うんですけれども、こういうキャラクターを作ることによって、身近に感じるということと矛盾しているような気がしてならないんですが、大臣はどう考えていらっしゃいますか。

(答)このイラストを使ったということによって、ともかくこの問題はとっつきにくいというか、非常に分かりにくい問題ですので、そこをできる限り分かりやすく、かみ砕いた形でということをおそらく関係者の方は考えて、こういった資料を作ったんだろうと思います。ですから、私のところに多くの方から来ているのは、非常に分かりやすいという声なんですけれども、今そういった声があることも事実ですので、そこはしっかり私たちは検討して、そういった声も踏まえて検討していきたいということで考えております。

 
  (以  上)

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