1.発言要旨
冒頭発言なし
2.質疑応答
(問)昨日、福島県と東京オリンピック・パラリンピック組織委員会から聖火リレーのグランドスタートの概要が発表になりました。「復興五輪」の理念を体現するスタートとなるわけですが、大臣は先週金曜日の会見のとき少し言及されていましたけど、改めまして、聖火リレーのグランドスタートに対する大臣のお考えを、御自身の御出席も含めてお聞かせください。
(答)グランドスタートが今月25日、Jヴィレッジで行われるということなので、いずれにしろ、延び延びになっていましたけど、いわば、いよいよオリンピックも始まるのかなということで、大変感慨深いものがありまして。このグランドスタートには相馬野馬追とか、あるいは子供たちの合唱とか、そういったものでいろいろ盛り上げてくれるそうですけれども、コロナの関係でそこに参加できる方は極めて限定的ということは、これは極めて残念なんですけれども、そういった形でスタートしたリレーが全国を回っていくわけですから、その意味でいえば、是非、リレーが全国を回って大いに盛り上げて、そしてそれがオリンピックにそのまま突入して、それでオリンピック・パラリンピックが大成功してくれればと思っております。
いずれにしても、残念なのは、このJヴィレッジのスタートに関係者が限られていましてね。マスコミの方も恐らく限られているんだろうと思いますけど。
(問)今日で菅内閣発足から半年ということで、改めて振り返られての総括をお願いします。
(答)9月16日に私は就任しましたので、ちょうど半年に今日でなるんでしょうか。いずれにしましても、私自身は、復興庁というのは他の役所とちょっと違って、現場が大事な役所でございますので、できるだけ現場に行って現場の人たちの話を聞いて、それでそれを、結局、国政のいろんな復興庁の取り組みに反映させると。これが復興庁の仕事だと思っていますから、できるだけ向こうへ行こうと思って20回ほど現地に行かせていただいたんですけど、その後、緊急事態宣言の発令などもあって、なかなか行くのもままならないような状態になってきましたけど、それでしばらく行っていませんけれども。この前、総理と一緒に福島へ行ってきましたけど、これから、できれば、国会が許せば、今出ましたJヴィレッジも行きたいと思いますし、また、宮城のほうでいろいろオープニングがあるみたいなんで、そういったのも行ってみたいなということで思っております。
行くときは、そういった式典に出るということもありますけれども、同時に、首長さんとかいろんな方からいろんな意見を聞くということが大事なんで、これからもできるだけいろいろ聞きたいなと思っております。
私自身がこの半年間、いろんな方からいろいろ聞いてみると、現場の方々は、やっぱり国のいろんな施策に対して、じゃあ、ちょっといろんな一言二言あるというか、いろんな御意見もお持ちでございまして、そして、この災害からちょうど10年がたったんですけど、10年はたったけれども、例えば福島で言えば、福島県民の原発災害に対する苦しみとか悲しみとか怒りとか、こういったものは全然癒やされていないというか、むしろ、私は募っている一方ではないかなという感じがしまして。
そういった中で我々はどうするのかなということをしっかり考えていかなければいけないなと。ですから、災害からは10年たちましたけど、依然としてこの問題は続いているわけで、一つの大きな区切りが、いわば、区切りとかなったという言葉で表せるようなものでは全くなくて、まだまだこれは続いていますし、まだまだ関係者の方にとっては一つの大きな区切りが来たんだということは、とても言える状態にはないのだろうと思います。
したがって、引き続き私どもとしては、そういった地域の方々のお声を聞いて、しっかりとそういった声がいろんな形で施策に反映されるよう取り組んでいきたいということで考えております。
(以 上)
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