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平沢復興大臣記者会見録[令和02年09月18日]

(令和2年9月18日(金)15:09~15:18 於)復興庁6階記者会見室)


1.発言要旨
 お疲れ様です。今回の人事で復興大臣を拝命しました平沢勝栄でございます。皆様方には大変何かとお世話になりますけれども、どうかよろしくお願いしたいと思います。
 今日は私のほうから、まず1点目は、この後福島県に行きまして、内堀知事に御挨拶させていただく予定にしております。また、来週の水曜日、23日ですけれども、岩手県そして宮城県を訪問しまして、達増知事と村井知事に御挨拶させていただく予定でございます。そのことをお知らせしたいと思います。
 それから2つ目ですけれども、明後日9月20日ですけれども、福島県の双葉町に「東日本大震災・原子力災害伝承館」が開館することになっております。本伝承館は、「未曾有の複合災害の記録と教訓を国や世代を超えて継承・発信する」、そのための重要な施設でございます。東日本大震災から来年3月で10年を迎えるわけですけれども、これまでと今後の新たなステージを考えるきっかけとなるよう、多くの方に伝承館を訪れていただければと思っております。
 それから3点目でございますけれども、本日付で岡本全勝(おかもと・まさかつ)福島復興再生総局事務局長が退任されまして、その後任に末宗徹郎(すえむね・てつろう)復興庁顧問を充てることとしたところでございます。末宗顧問には、今後これまでの知識・経験を生かして、福島の復興に尽力していただきますようお願いしたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答
(問)先ほど発表になりました、3点目の人事のことでお尋ねします。岡本さんは東日本大震災の発災直後から、政府の中で復興施策を進められてきた、生き字引な方だと思うんですが、今回退任するに当たって、岡本さんのやってこられた今までの経験とか、どのように継承していかれる考えですか。
 あと、あわせて末宗さんも今年まで次官を務めておりまして、復興庁の施策について明るいかと思いますが、福島の復興について末宗さんに期待することがあったら教えてください。
(答)今回の人事は、岡本事務局長から退任の申し出がありまして、行われたものでございますけれども、岡本さんは、今お話がありましたように、発災直後から9年半にわたりまして、大変に大活躍されたわけでございまして、正に生き字引と言われましたけれども、全くそのとおりだなと。復興対策本部の事務局次長、それから復興庁の統括官、事務次官をされまして、その後は福島復興再生総局の事務局長として御活躍いただいたわけで、これまでの御活躍に心から敬意を表したいと思います。
  岡本さんはこの後完全に辞めるわけじゃないわけで、この後復興庁の顧問になっていただきまして、これからも復興庁の重要施策に広く参画していただくことを考えております。
 今日私もいろいろお話を伺ったんですけれども、前から岡本さんはもちろんよく存じ上げていましたけれども、大変すばらしい見識をお持ちの方でございますので、岡本さんは引き続きいろいろな形で、この復興の問題に参画してもらいたいということで考えております。
 また、末宗さんについては、本年7月まで復興庁の事務次官として、その後は復興庁顧問として、復興行政全般に携わっておりまして、福島の復興について幅広い知識・経験を有しておられる方でございまして、福島の復興・再生に向けた取り組みを進めるに当たって、適材適所の観点から、このたび判断、任命させていただいたものでございます。
(問)先日行われました、大臣就任の際の記者会見についてお伺いしたいんですけれども。河野大臣を初め、複数の閣僚から、深夜に及ぶ会見のあり方を見直すべきだという指摘が上がっています。大臣も当日、官邸及びこちらの会見で、深夜2時過ぎまで会見をしていただいたんですけれども、その会見のあり方についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)深夜までああいう形で(会見を)やることによって、もちろん我々というより、それに伴いまして、多くのスタッフの方、お役人の方も一緒に、遅くまでこういう形で勤務を強いられるわけでございまして。今、こういう時代に、ああいう形でやるのが、正直言って私個人は、というか、私も大臣として、前からこれはよく知っていましたけれども、深夜にまたがってやるのはどうかなという感じがしております。しかし、これは今やっておられることなので、それは(会見を)しましたけれども、次の日の勤務に恐らく影響の出た方も少なからずおられるんじゃないかなと。ですからああいう形がいいのかどうかというのは、もうここで検討していく必要が私はあるんじゃないかなと思います。
(問)16日に閣議決定された内閣の基本方針に関してなんですけれども、今回、菅内閣が新しく基本方針を作られて、安倍政権のときはずっと方針の中に震災復興という文言であったり、原発事故ということがたくさん書いてあったんですね。今回、菅内閣の新しい方針には、震災・原発事故ということが盛り込まれていなくて、これをどう受け取っていいのだろうかというものをいろいろ考えていたんですけれども、大臣としてはどういうふうにお考えでしょうか。
(答)確か会見のときも言わせていただいたと思いますけれども、総理からは、閣僚全員が復興大臣と思って取り組んでくれという御指示があったところでございまして、細かいところは、前内閣との比較はともかくとしまして、私は総理のこの問題にかける意欲というのは大変なものがあるだろうと思います。
 そして、全閣僚に共通の課題というので、五つ総理からの御指示がありましたけれども、その中の4番目がこの復興の問題でございまして。今、いろんな問題がある中で、4番目にきちんと掲げられていますので、この復興の問題を軽視しているとか、そんなことは全く私はないと思います。むしろ10年という節目の年を迎えて、更にこれに力を入れていけというのが、私は総理の御指示ではないかなと思っております。
 またよろしくお願いします。ありがとうございました。
                                                                  (以  上)

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