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平沢復興大臣就任会見録[令和02年09月17日 於)官邸会見室]

(令和2年9月17日(木)0:42~0:49 於)官邸会見室)

1.発言要旨
 先ほど菅総理から、復興大臣の辞令をいただきました衆議院議員の平沢勝栄でございます。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 総理からの御指示は、各閣僚全員に対する共通の御指示と、それから私に対する御指示とあったわけでございますけれども、全閣僚に対しての御指示は、こういうことでございました。閣僚全員が復興大臣であると、こういった意識を共有して、自らの持ち場で被災地再生のため全力を尽くしてほしいと。これが全大臣共通の御指示でございました。その中で、私に対しましては、被災地に寄り添って、各省庁の縦割りを排して、現場主義に徹して福島の本格的な再生再興、東北の再生再興に取り組んでほしいと、こういうことでございました。こうした御指示に基づきまして、これから全力で取り組んでいきたいと思います。
 御案内のとおり、東日本大震災発災から来年3月で10年を迎えるわけでございまして、これまでの10年と、それから来年3月以降の新たな期間と取り組み、考え方、いろいろ違ってこなければならないだろうと私は考えております。
 今までは、被災者に対する救済、そして被災地の再生、こういったことに力が注がれていまして、もちろん来年3月以降もそういった面は力を入れていかなければなりませんけれども、同時にそうした地域に対する私たちの思いを寄せて、そしてそういった地域が被災地から復興したということじゃなくて、要するにそれはもう克服して、そして新たなステージに入って、被災地に、いわば全国の人たちがぜひ行ってみたい、住んでみたいと思えるような地域にしていかなければならないわけでございまして、そのために、残された最初の10年間の期間、そして3月以降の新しい期間、全力で取り組んでいきたいと思います。
 とりわけ福島は、私が小学生から高校生までの間、過ごした土地でもございまして、とりわけ思い入れがあるところでございます。金曜日には福島に行かせていただきます。また来週は岩手と宮城に行かせていただきますけれども、いずれにしましても、地域の御意見もしっかりと承りながら、こうした問題に取り組んでいきたいと思います。
 あわせて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックは延期になりまして来年になりましたけれども、いずれにしましても、復興しつつある被災地の姿を全世界にアピールして、そして今なお風評被害などに悩まされているわけでございまして、そういった風評被害が全く根拠のないものであるということを、世界に発信できるように、このオリンピック・パラリンピックの舞台を復興五輪として、しっかりと活用させていただきたいということも考えております。
 いずれにしましても、総理からの御指示にのっとりまして、現場主義を徹底しまして、被災地の方々に寄り添いまして、そして縦割りを排して、司令塔の役割を果たして、被災地の再生・復興に全力で取り組んでいきたいと思いますので、どうか国民の皆さんにおかれましては、特段の御理解、御協力を心からお願い申し上げたいと思います。
 冒頭、私からの話は、以上でございます。何か御質問がありましたら、よろしくお願いいたします。

2.質疑応答
(問)御就任おめでとうございます。
大臣、先ほどお話がありましたように、福島県で高校時代まで過ごされたということですけれども、これまで被災地とはどういった関わりを持ってこられたんでしょうか。また、今後被災地にはどういった頻度で対応されていくのか、お伺いいたします。
(答)ありがとうございます。私は福島の出身で、被災地といってもいろいろありますけれども、とりわけ中通りですね。中通りは自分の、二本松が私の育ったところでございますので、とりわけ二本松には何度となく行っておりまして、それからもちろん福島市は私が高校を出たところでございまして、福島市にも行きましたし、相馬とかその他のところも行きました。また、私の属している志帥会の研修も昨年は郡山に行って、それから浜通りの最先端の教育関係の研究所、あるいは最先端の産業の施設などを訪問したところでございまして、そういったことから、いろいろな機会に被災地の実態というもの、そしてどうしたらいいかということについてのお話を伺ってきたところでございます。
 これからさらに努めていきたいと思います。
 また今年1月は河村建夫代議士と一緒に韓国に行きました。韓国では文在寅大統領にはお会いしていませんけれども、文在寅大統領以外のナンバー2の議長以下ほとんどの方とお会いさせていただきまして、長時間にわたっていろいろとお話しさせていただきまして、その際には、風評被害の話もさせていただきまして、とりわけ私のほうからこの問題を出させていただきまして、韓国は、今農業生産物なんかに対するいろんな規制をしているのを取り除くのはやや難しいなと思いましたけれども、それは汚染されているからということよりは、何か別の理由が、あるいはあるんじゃないかなという気がしたところでございます。

                                                                (以  上)
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