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田中復興大臣記者会見録[令和元年11月12日]

田中復興大臣記者会見録(令和元年11月12日(火)9:20~9:27 於)復興庁会見室)


1.発言要旨
 1点目であります。昨日11日は、宮城県多賀城市、利府町、松島町、山元町を訪問させていただき、市長、町長への復興大臣就任の挨拶とあわせて現地視察を行いました。
 今回の視察では、地域の重要産業である観光業の拠点施設や、来年のオリンピック・パラリンピックの会場となるスポーツ施設などを訪問させていただき、市長、町長および議長などから、観光地における観光客数の状況やスポーツ施設の準備状況など、復興に向けた現状や課題についてもお伺いいたしました。
 今後とも、自治体とも連携しながら現場主義を徹底するとともに、被災者の皆様に寄り添い、被災地の復興に全力で取り組んでまいりたいと思います。
 2点目は、明日13日には朝より、青森県八戸市、岩手県洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町を訪問させていただき、復興大臣就任の御挨拶をする予定であります。
 その際、台風19号により被災した三陸鉄道も視察させていただきます。
 3点目であります。『「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2019』の受賞団体を発表させていただきます。
 大賞は、福島県南会津郡只見町の「合同会社ねっか」に決定いたしました。表彰式は11月22日金曜日に行います。
 詳細については、この後、記者ブリーフを開催いたしますので、事務方にお尋ねいただければと思います。
 4点目であります。先日、8日金曜日の東日本Aブロック10拠点に引き続き、14日に生活再建支援拠点ブロック会議、東日本Bブロック8拠点の皆様といろいろとお話をさせていただきたく、出席いたします。
 今回は、主に関東圏以外の東日本地域に所在する8拠点の皆様と、現在の取り組み状況や課題などについて意見交換を行う予定であります。

2.質疑応答
(問)明日、岩手県を視察されるということですが、三陸鉄道も視察されるということで、三陸鉄道は東日本大震災で被災して、台風19号でも被災したのですが、復旧についてどのように大臣としてお考えか、また、復興財源等を手当てしてほしいという声が今回もあるのですが、その意見についてどのようにお考えになられますか。
(答)三陸鉄道は、沿岸被災地をつなぐ鉄道として重要な役割を担っておりまして、早急な復旧と運転再開が必要な事業でございます。
 今回、残念ながらあのようなことになっておるわけでございますが、いずれにしましても、対策パッケージということで今、国土交通省に対応していただいておりまして、国土交通省とも状況について十分連携をとりながら対応することになるわけでございます。
 復興事業としては、一応、終わってお渡ししたという経過があるものですから、そのあたりを勘案しながら対応しなければならないと思っておるところでございます。
 以上でございます。
(問)大臣は先週、東日本大震災の東京電力福島第一原子力発電所事故で避難している福島県の方々を支援する団体の方々と意見交換に望まれました。
 2回目が今週末にあるということですが、避難されている方々の支援に現場で実際にあたっている方々のお話を伺って、どのような課題がまだ残っていると受けとめられましたか。
(答)やはり、今後も引き続き丁寧な対応をお願いしたいということ。もちろん、地元にお戻りになる方の対応もさることながら、避難地に生活をされる方々の対応も引き続き重要だというようなお話がございました。
 それから、時の流れとともに住民の皆様の情報がなかなか十分把握しづらいということについて、もう少し行政面との連携ができないだろうかというようなお話もあったわけでございます。
 いずれにしても、8年7カ月、8カ月という時期を迎えて、当初と少しずつ違った状況があるということを私も伺って感じたところでございます。
 以上でございます。ありがとうございました。

(以  上)

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