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吉野復興大臣記者会見録[平成29年6月13日]

吉野復興大臣閣議後記者会見録(平成29年6月13日(火)10:20~10:35 於)復興庁記者会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。今日は報告二つがございます。
 1点目、11日、12日に復興フォーラムin大阪を開催いたしました。
 11日は、物産展や吉本のお笑い芸人さんたちによる東北の魅力の発信を行いました。
 12日には、被災地の復興や、防災の分野で取り組んでおります民間の方々のお話などを伝えたところでございます。
 御来場いただいた皆様方には、復興の現状や、東北の魅力を知るきっかけにしていただきたいというふうに思っております。まずは東北に来てくださいという、そういうキャッチコピーで呼び掛けたところです。広く情報発信に努めてまいります。
 また、12日には関西経済連合会の真鍋副会長とお会いをいたしました。これまでの活動への御礼、たくさんの御支援を頂きましたので、その御礼と、積極的な被災地の産品の購入、そして、使用等をお願いしてまいりました。最後に、企業立地をしていただきたいというお願いもしてまいりました。
 真鍋副会長からは、今後とも被災地支援をいただける旨の力強い発言がございました。
 2点目でございます。6月14日、明日ですけど、復興庁が入っている中央合同庁舎4号館の食堂で、ホヤを使用したメニューが提供されます。
 明日、私も関係省庁や宮城県の方々と、ホヤ天そばの昼食会を開きます。記者の皆様方にも是非4号館の食堂でホヤの料理を食べていただくことをお願いしたいと思います。そして、ホヤのおいしさをどんどん発信していただきたいと思います。
2.質疑応答
(問)先週の金曜日に行政事業レビューが行われまして、復興庁で4事業で審査いろいろと、中でもグループ化補助金ですとか、あと、除染の土壌処理の事業について厳しい意見が出ていたかと思うんですけれども、これについての受け止めと、今後この行政評価事業レビューの結果、指摘をどう復興事業に生かしていくかという、この2点をお願いいたします。
(答)6月9日に復興庁行政事業レビューの一環として、外部有識者委員に参加をいただいて、公開プロセスを実施したところです。
 復興庁で予算を一括計上している四つの事業について、執行状況の点検や課題について、議論が行われました。
 取りまとめた結果は、事業内容の一部改善が三つ、事業全体の抜本的改善が1事業となったわけであります。
 復興庁としましては、これらの結果を受け止め、関係省庁と連携して平成30年度概算要求に向け、検討を進めてまいります。
(問)グループ化補助金にしても、除染の土壌の除去とか、一般の事業にしても、いわゆる不正事業が出ていて、それに対するペナルティなり、不正が起きないようなシステムづくりに努めるべきというような意見が出ておったんですけれども、その辺についてはどのように思われますでしょうか。
(答)除染についての不正、これはもう全く許すことのできないことでありまして、復興庁としてもある意味で厳罰に処していただきたいということです。
 また、グループ化補助金の方は、一部改善というお話でございます。意見の中で「不用額が多いので、予算額について縮減すべきだ」という意見もございましたけど、まだ福島県のようにこれからやっと解除されたばかりでございますので、これからというところのバランス、これを復興庁としてはとっていきたいと、このように考えております。
(問)昨日までの大阪の訪問で、記者の質問というかぶら下がりに大臣が、「被災地と関西の距離が縮まった」と御発言されたと伺っていますけれども、一つ成果があったと思うんですけれども、関経連の役員の方とか、若しくはフォーラムに来る方というのは、そもそも意識、関心が高い方がいらっしゃると思うんですけれども、やはりその今後震災を風化させないためには、フォーラムに来ないような方に震災の教訓などを知ってもらうということが大事だと思いますけれども、そこら辺については今後フォーラムや広報の仕方は、どのようにお考えでしょうか。
(答)確かに12日のフォーラムでは、ある程度意識の高い方々が約250人くらい来られました。でも、その前日、大阪の駅でやったんです。大阪の駅は行ってみると線路、ホームの上に広場を作って、自由空間を作って、そこで吉本芸人さんたちと被災地のマルシェを開いて、物品販売、また、吉本芸人さんたちが来てお笑いをやったということで、本当に駅に集まる方々ですので、そして、ホヤが完売をしたと。大阪で、関西でホヤなんていうのは、あまり分からない食べ物らしいんですけど、そのホヤが完売をしたということで、そういう一般の方々に福島県、そして被災地のものをアピールするということもやりましたので、私はかなりアピールできたのかなと思います。
 そして、関西は何といってもあの神戸の大地震を経験しておりますので、いわゆる災害については意識の高い地域だなというふうに感じをしました。
 あと、12日の午前中なんですけど、ボランティアとインターンに関西などから来ていただいて、現実にインターンシップでは3週間くらい仕事をした方とか、本当に密着した形で関西の方々が被災地を訪れて、いろんな支援をしてくださっているということで、これからも特に続けていきたいなというふうに思います。
 特に、インターンシップ制度は、去年が39人だったんです。今年はなんと200人にしました。夏休みはとりあえず100人ということで、倍増、倍増、倍増、本当にインターンシップをされた方々のお話聞くと、そこまでやるのかと、学生さんもきちんと身につくし、支援を受けたところもいわゆる外部の方の知識というのが一番大事だなと思いますね。私たち被災地で、これは当たり前なんですけど、必ず自分のところには宝物があると。その宝物を私たちは見つけることができない。そんな印象を持っております。有意義なことでした。関西でやったのは初めてだそうです。
(問)塩崎厚労大臣が、被災3県の心のケアの連携のための新しい事業で、心のケア連携強化会議を立ち上げるということを表明されました。それに関して2点伺います。
 まず、心のケアに関しては、吉野大臣もかねてからおっしゃっておりましたので、何か塩崎大臣と意見交換されたのかというのが1点と、この会議に対して、今後の連携について、御期待されること、この2点をお聞かせください。
(答)塩崎大臣とは本当に私、仲のいい間柄であります。ただ、12日訪問するということは知りませんでした。新聞を見て、あんなに忙しい厚労大臣がきちんと被災地を訪れて、それも私にとって一番大事な心のケアのところを見てくれたということは、本当に嬉しいなと。今日閣議があったんですけど、ここに来て初めて分かったものですから、閣議の前に分かれば、御礼を言っておきたかったなというふうに思います。
 最後の質問は、確かに岩手、宮城、福島、それぞれ心のケアセンターがございます。あと、連携復興センターも3県にございます。
 よろず相談を心のケアセンターにそれぞれつないでいくのが、れんぷくと心のケアセンターとの関係なんですけど、心のケアセンターだけでは横の連絡はなかったんですけど、5月16日に福島県で心のケアセンター連携強化会議、この三つ、3県の強化会議を開催したところです。
 ですから、塩崎大臣、これから新しい組織、会議体を開くよっておっしゃったんですけど、既に連携をさせるための会議が開かれているということを御報告したいと思います。
(問)もう既に会議が開かれているということですけれども、厚労省の方との連携というか、何かその相互関係というのはどういうふうな形になるのでしょうか。
(答)心のケアセンターの関係者を福島に呼んで、心のケアセンターの会議を開いたということなので、そこは厚労省ときちっと連絡を取りながら、大臣に御礼と、これからここが一番強化しなきゃならないところなので、厚労省と復興庁で連携取りながら、ここのところをさらに強化して、拡充していきたいと、このようにお願いをしてくるつもりです。

(以    上)

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