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今村復興大臣記者会見録[平成28年8月8日]

今村復興大臣閣議後記者会見録(平成28年8月8日(月)11:23~11:31 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。私から1件、発表事項がございます。
 本日、閣議後に官邸で行われました第16回復興推進会議について申し上げます。
 今回の復興推進会議は、内閣改造後、初の開催となります。私からは資料に基づき、これまでの復興加速化への取組と今後の方針について説明をいたしました。また、今回は7名の大臣や副大臣から被災地の復興に向けた取組について発言がありました。
 最後に、総理から観光復興の加速、福島の帰還に向けた環境整備等について御発言があり、「全員が復興大臣である」との意識を共有し、被災地の復興に全力を尽くすようにとの御指示を頂きました。御指示を踏まえ、常に被災地に寄り添い、司令塔としての役割を果たしつつ、全力で復興に取り組んでまいります。
 なお、本日はこちらに新任の副大臣と政務官が同席しておりますが、復興の加速化は安倍内閣における政策の一丁目一番地でございます。この新体制で復興庁が司令塔となり、東日本大震災からの復興に全力を挙げて取り組んでまいります。以上でございます。

○橘副大臣 御紹介いただきました副大臣を拝命いたしました、橘慶一郎と申します。今ほど大臣からお話あったとおり、大事な内閣の使命でありますし、国の重要課題だと認識しております。現場主義で住民の方々に寄り添って、そして未来に希望を持てるような復興が進んでいくように、今村大臣をお支えし、各副大臣、政務官と一緒に頑張ってまいります。担当は、総括等々、宮城復興局に関する事項、そして地震・津波からの復興を担当いたします。よろしくお願いします。

○長沢副大臣 副大臣を拝命いたしました長沢広明でございます。
 今回、原子力災害関連、そして福島の復興・再生を担当させていただくことになりました。復興も創生期間に入り、特に福島につきましては新たなステージ、そして大変大事な局面を迎えているというふうに認識をしております。しっかり現場を回って、被災者の皆様、そして地域の皆様の声をしっかり生かしていけるよう頑張ります。大臣を支えきれるように力を付けて頑張ります。どうかよろしくお願い申し上げます。

○務台政務官 復興大臣政務官を拝命しました務台俊介と申します。
 大臣を支え、同僚の皆様としっかりやっていきたいと思います。総括と地震・津波からの復興を担当して、地域は岩手県を担当させていただきます。よろしくお願いします。

2.質疑応答
(問)先ほどの会議の関係で、「7組の大臣・副大臣からも発言があった」ということなんですけれども、具体的には、例えば経産大臣や環境大臣、特に絡んでくると思うんですが、どのような御発言があったか教えていただけますでしょうか。
(答)基本的には、それぞれの所掌に関係する発言が中心となっております。具体的に言いますと、末松国交副大臣からは、住宅再建・まちづくりや観光復興に向けた取組について発言がありました。それから、世耕経産大臣からは廃炉・汚染水対策、事業再開支援や新産業の創出について話がありました。山本環境大臣からは、除染・中間貯蔵施設の整備や指定廃棄物等の処理について話がありました。山本農水大臣からは、風評被害対策や営農再開支援について話がありました。塩崎厚生労働大臣からは、被災者の心身のケアや医療・介護提供体制の整備について話がありました。水落文科副大臣からは、学校の復旧・再開支援や復興を支える人材育成について話がありました。最後に、高市総務大臣からは、自治体職員の派遣促進や被災団体の財源確保について、それぞれ発言がありました。以上です。
(問)この土曜日に大臣は岩手の方を視察されましたけれども、実際に、津波被災地の方を観察されたと思いますけれども、そちらを見た今のお気持ちというのはいかがでしょうか。
(答)約2年前に、決算行政監視委員会で行ったことがありますが、随分、復興が進んできたなという感じはいたしました。陸前高田等においても、大きなベルトコンベヤーはもうなくなって、随分、高台移転が進んできているなということ、そして、いろんな産業のなりわいについても、まだまだでございますが、新しい拠点で住んでおられる皆さんが、前と比べると随分、明るくなられたのではないかなという感じがしました。まだまだ100点満点ではないと思いますが、引き続き更にこの復興を加速して、復興を目指すのではなくて、もう復興以上に、被災する前以上にまちづくりをしようではないか、より高い極み、高みを目指して頑張っていくという気持ちでやってくださいとお願いいたしたところであります。
(問)それに関連してですけれども、今日、復興推進会議で、観光復興元年ということで観光を進めていこうという話がありましたけれども、震災前の産業レベルに戻していこうという取組は、新しい取組としていいと思うんですけれども、復興の一番の問題は、変わらないものは変わらないという問題で、変わらないところはずっと変わらないままである、被災した方が仮設住宅に入って、その生活というのは全く変わってないわけです。
 新しく伸ばしていくことを重視するのも大事なんですけれども、やはりベースの生活再建というところを、バランスを取っていかないといびつな復興になると思いますが、大臣いかがでしょうか。
(答)もちろん、そのことが一番大事だというふうに思います。しかし、やはり未来への希望ということも掲げて引っ張っていくと、あるいは頑張ってもらうということも大事ですから、それは正に両輪でやっていくということが大事だというふうに思います。
(問)今の質問に関連してなんですけれども、岩手県を訪れられて、「以前より明るくなった印象を受けた」ということですけれども、やはりまだまだ避難してらっしゃる方、たくさんいらっしゃって、もちろん希望を持ちながら皆さん頑張っているんですけれども、それでもまだまだ大変なところはたくさんあるかと思います。
 地元を回られて、どんなことが優先課題だと御認識されたかお聞かせください。
(答)先ほども話がありましたように、やはり住んでいるところと、自宅に住んでいる方の問題とか、いろいろやはりピッチの差と言いますか、そういったものができているというふうに思います。これを先ほど話があったように、この住宅問題についてもとにかく加速をしてまいるし、そして前向きな施策もどんどん打ってやっていくということ、とにかく両輪が必要だなと、繰り返しでございますが、そう思っております。

(以    上)

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