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髙木復興大臣記者会見録[平成28年6月28日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成28年6月28日(火)11:00~11:10 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。私からは今日は特にございません。
2.質疑応答
(問)昨日で復興庁主催の東京で開いている復興月間イベントが終了したと思うんですけれども、大臣も何回か月間中、イベントに参加されていたと思います。改めて終えられた御感想をお願いします。
(答)5年が経過しまして、復興月間、ちょうど5年の節目を迎えたところでさせていただき、東京で、首都圏で、最もたくさんの人がいらっしゃる地域でありますし、それから職員の派遣、あるいはいろんな形で御支援を頂いておりますし、そうしたところでああいった催しをするということ、これは一つには、もう明らかに風化というものを防ぐという効果は大いにあったというふうに思いますし、東京に被災地の方々が来て、いろんなイベントをして、高く関心を持っていただくという試みでございましたので、効果はあったというふうに思います。
 ただ、人の入りというものが、まだ検証しておりませんけれども、私が行ったときは大きなイベントもしておりましたので、そこそこいらっしゃいましたけれども、どれだけ入って頂いたのか、どれだけ関心を持って頂いたのか、これからしっかりと検証をして、これからもできればああいったイベントをどんどんやっていって、風化を防止する、あるいは風評対策にもなろうかと思いますので、やっていきたいというふうに思います。
 結果、どういった成果が上がったのかということも、しっかりと検証する必要もあるだろうと思っております。
(問)関連してなんですけれども、決まっていればで構わないんですけれども、東北復興月間自体は、例えば来年、再来年も続けていくようなものなのかどうかというのはいかがでしょうか。
(答)それも今回のこういった試み、ほかにもあったかというふうに思いますけれども、効果というものも判断しながら、来年以降やっていくかどうかということについても、検討していきたいというふうに思います。
 やはり、私とすればこういったようなものを設けるということは意義の深いことだというふうに思っております。
(問)東北六魂祭、震災を機に6県を回るというイベントが週末終わりました。このイベントは観光資源として大きな意義があったかと思うんですが、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)東北を一回りをしていただいたということでございますけれども、特に東北観光復興元年ということで今年は打ち立てております。予算も付けさせていただきました。東北にはいろんな魅力あるものがたくさんあります。その中でも、祭りというものは東北において、深く根ざした歴史も伝統もある大変すばらしいことだというふうに思いますので、そういったようなものに光を当てて、一つの観光資源にしていくということも重要だと思いますので、そうした意味において、この六魂祭というのは意義があるものだと思います。また何よりも東北の復興を東北全体で盛り上げて、成し遂げていくんだという一つの表れだというふうにも思いますので、内外とも、内々という意味においても、あるいは外から来て頂くという意味においても、大変意義のあることだったというふうに思います。
(問)関連してなんですが、一応、六魂祭は終了ということなんですが、後継イベントが検討されているということで、仙台市が非常に意欲を示しているんですが、それに関して、復興庁としてもこれから支援なり何なりというところはお考えなんでしょうか。
(答)そうですね。また、東北でどういったことをやっていくのかということを検討していただけるというふうに思いますので、できる支援があれば、支援をしていきたいというふうに思います。
(問)先日、23日に行政事業レビューがありまして、幾つか予算の使い方について注文なり、助言があったんですけれども、復興交付金について、ある程度、役割みたいなものがもう終えているのではないか。具体的に言うと、事務方からはこれまで震災の混乱期において、各市町村の事務負担というのはかなり軽減できたというような効果があって、あるいは私から見ても、復興交付金を先渡しにすることで、事業の先の見通しとか、あるいは安心感みたいなものがあったと思います。これもう既に定着した制度ですけれども、これの一部見直しというのは、行政事業レビューで提言を受けても、なかなか難しいかと思うんですが、これについて復興庁としてどういうような取組をすることができるのか、教えてください。
(答)復興が進んできて、この交付金に限らず、いろいろと見直すべきところがあれば、見直していかなければいけないというふうに思っています。こういったレビューがございまして、交付金についても御指摘を頂いておるところでございますので、これから進捗状況等を踏まえながら、適切にやっていくということだというふうに思います。
 一つには、復興の進展に遅れがみられる市町村については現地に伺い、工事の加速化を促すなど、引き続き円滑な執行を促すということがやっぱり大事だと思います。それから使途見込みのない額についての返還促進ということも、やっぱりやらなければいけないと思いますし、また一括配分の話も出ているわけでありますけれども、現行の、一定割合を自動的に配分する方法、こういったものをやっぱり見直していくと。いずれにしても、この進捗状況に応じて配分するといったようなことが必要だというふうに思っております。
(問)イギリスのEU離脱がやはり経済に大きな影響を与えていますけれども、株価や為替などを見ましても、今、参院選の公示期間中ということもありますが、今回の件が参院選に与える影響というのは、どのように御覧になっていますでしょうか。
(答)今、政府として、一つにはサミットの議長国でもございましたけれども、国際協調をしながら適切に対応していく、あるいは政府の内部でも各省庁が、このEUの離脱で影響が及ばないようにいろんな対応をしているというふうに思います。一つ、参議院選挙というような話でございますならば、やはり今、こういったときこそ政治の安定というものが必要だろうというふうには思います。
(問)一方で野党は、やはりアベノミクスが失敗だったのではないかとか、もう宴が終わったとか批判も出てるんですが、そういったことについてはどうでしょうか。
(答)もちろん、そういったことではないと思います。アベノミクスは一定の成果を上げておりますし、道半ばだと思いますので、この道を更に進めていくということに尽きると思います。

(以    上)

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