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髙木復興大臣記者会見録[平成28年3月25日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成28年3月25日(金)10:30~10:36 於)復興庁記者会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。
 私から1件でございます。
 明後日、3月27日日曜日、福島県を訪問いたします。福島市内にて、第12回原子力災害からの福島復興再生協議会、福島県の観光に関する意見交換会へ出席いたします。
 また、本宮市内にてスマイルキッズパークの視察、あるいは三春町内にて福島ガイナックスの視察、社員との懇談を行う予定でございます。
 以上です。
2.質疑応答
(問)第12回の福島復興再生協議会での協議内容を、予定していることをもう少し詳しくお願いできますか。
(答)震災から丸5年がたちました。新たな復興・創生期間を迎えるに当たりまして、福島の復興に向けた進捗状況、あるいは課題について、知事を初め地元の方々と国とで議論をすると、そういう目的で開催させていただきます。
(問)それで、例えば総理が3月10日の記者会見で表明しておりました、帰還困難区域の見直し等についても、何か少し触れられたりするのでしょうか。
(答)福島県側からどういう話が出るかなということだというふうに思います。
(問)ちょっと話題変わりますけれども、明日、北海道新幹線が開業しますけれども、開業に伴う東北被災地への影響といいますか、観光の件も含めて、産業情勢を含めて。それがもう一点と、あとは、選抜高校野球のことで、岩手の釜石が初戦突破しましたが、被災したお子さんたちも大活躍しているようです。それに対する感想。この2点をお願いします。
(答)北海道新幹線開通ということで、大変望ましいことだと思います。当然、北海道と被災地、東北が新幹線で結ばれるわけでありますから、特に私が聞くところ、東北の教育旅行というのは北海道が多いというふうに聞いています。ですから、そうしたものも利用していただいて、北海道からもどんどん東北に、教育旅行に限りませんけれども、被災地を訪問していただければ大変ありがたい、東北にたくさん来ていただければ大変有り難いというふうに思います。
 それから、釜石高校、一回戦突破したわけではございますけれども、先般の委員会でもお答えしましたが、釜石高校の活躍というのは、正に被災地東北の元気のもと、夢、希望を被災地の人に持っていただけるかなというふうに思いますので、是非釜石高校の更なる躍進を期待しております。
(問)先日の委員会でもあったんですけれども、福島県の18歳以下の医療費無料化に対する国の財政措置がない点に関して、それを求める声というのがあったんですけれども、大臣はその求める声に関して、どういうようなお考えを持っていらっしゃるか。
(答)そのときにも申し上げました。この医療費無償化について、政府として熟慮を重ねてはきたわけでありますけれども、特定の県の住民のみ医療費を無償化することは、我が国の医療制度の根幹に影響を与えるなどの課題があって難しいと考えております。
 他方、子どもの健康というのは、そのとき申し上げましたけれども、非常に大事なことでございますので、これからも関係省庁と連携しながら、子どもの健康の確保のためにどのような支援ができるのかを検討したいと、そういうように考えているところでございます。
 国としては、これまで甲状腺検査を初めとする放射線の健康への影響に関する調査等に対して支援するとともに、子供の心身のケア、食の安心の確保、あるいはリスクコミュニケーション活動などにも取り組んでおりまして、引き続き不断の検討を行いながら、子どもが安心して暮らせるよう努めてまいりたいと考えておるところでございます。
(問)震災5年、丸5年が過ぎて、やはり懸念されるのは、ここから一気に風化が進むのではないかというのが、被災地の大きな懸念なんですね。我々メディアの責任もあるとは思うんですけれども、国として、復興庁として、もちろん風化を防ぐということを大きな課題の一つに掲げてはおりますけれども、今後どのようにして風化を防いでいったらいいのかという、大臣のお考えがあれば、改めてお聞かせいただけますか。
(答)確かに5年たちました。風化と、よく風評という表現がありますけれども、風化というものをしっかりと防いでいく必要があるということは認識いたしております。
 いろいろな方法があるんだろうというふうに思いますけれども、これはしっかりと発信していくということ。日本国民全てに東北のほうを向いていただけるように、いろんな形で呼びかけていくという、そういうことしかないのかなと思います。
 また、私としても、これまでもかなりの頻度で東北を訪れているという思いはございますけれども、これからも大臣が行く、あるいはまた総理も十分行っていただいておりますけれども、引き続いて5年たった今も、これからも、総理にもできるだけ被災地にも入っていただいて、皆さん方が報道もしていただけるというふうに思いますので、そんなようなことにも心がけていく必要があるんだろうというふうに思います。

(以    上)

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