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髙木復興大臣記者会見録[平成27年11月27日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成27年11月27日(金)11:18~11:26 於)復興庁)

1.発言要旨
 おはようございます。
 本日私から3件申し上げます。まず1点目であります。東日本大震災からの復興の状況に関する報告、いわゆる国会報告についてでございます。
 本日の閣議におきまして、東日本大震災からの復興の状況に関する報告を国会に提出することを決定いたしました。
 本報告は、復興基本法第10条の2の規定に基づき、平成26年10月から本年9月までの間を中心に復興の現状と取り組みを取りまとめたものでございます。
 なお、詳細な内容につきましては、お手元に資料が配付されているかと思いますし、また事務方にお問い合わせいただきたいというふうに存じます。
 続けて2点目でございますが、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部第2回の開催についてでございます。本日、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部の第2回会議が開催されました。
 私から、大会の開催が東日本大震災からの復興の後押しとなるよう、被災地での聖火リレーや事前キャンプの実施、一部種目の開催、また東北の観光の振興など、被災地と連携した取り組みを推進していくこと、また、岩手県釜石市がラクビーワールドカップの会場となっており、円滑な開催に向けた支援を行っていくことを発言したところでございます。
 続けて3点目でございますが、11月24日火曜日から25日水曜日にかけて南三陸町、気仙沼市、女川町を訪問いたしました。
 土地区画整理事業の現場や、災害公営住宅等を視察させていただきました。
 全体として、住宅等のハード整備は着実に進捗していると感じました。今後、産業やなりわいの再生など、復興の進展に応じて生じる新たな課題に対してしっかりと対応していく。また、町からは国勢調査をもとにした交付税算定での柔軟な支援等について要望をいただきました。
 今後とも被災地に寄り添い、その切実な思いを受止め、しっかりと復興を前に進めていきたいと考えております。
 なお、11月30日月曜日でございますが、宮城県名取市、岩沼市、亘理町、山本町を訪問させていただきます。
 宮城県南部を訪れるのは、就任後初めてでございますので、各地域における復興の進捗状況を確認し、復興が進んでいるところ、また道半ばのところを自分の目で見たいというふうに考えております。
 私からは以上3点でございます。

2.質疑応答
(問)冒頭でおっしゃっていた復興状況の国会報告についてなんですけれども、復興は着実に進捗している一方で、これまでの委員会などで発表された内容も見てみますと、例えば雇用と、雇用を希望する人と、あと求人のミスマッチだったり、あとは大臣もおっしゃっていましたけれども、観光面がまだ若干戻っていないですとか、課題もまだまだあるように書かれ方がされていますけれども、そのあたり、今後どういうふうに対応していくか、何かあれば。
(答)まず、たびたび申し上げておりますけれども、住宅再建、住まいという点において今年あるいは来年度ピークを迎える。これは確実にやっていくと。そして、その次に来る、いわゆる今御指摘いただきましたけれども、産業だとかなりわいだとか、あるいは買い物だとか、そういった、いわゆる生活、そういったところがまだこれからだというような認識を持っております。ぜひ、そうしたことに、あるいはまたコミュニティの形成支援などもありますし、それから長期にわたっておりますので、心身のケアというような観点もあろうかというふうに思います。そうしたことに向けて取り組んでいくということではないかというふうに思っております。
(問)先ほど大臣冒頭で、復興五輪の実現に向けて、一部の種目の被災地の開催というところに言及されましたが、何か具体的な競技名とか種目名、またこういう競技が被災地で開催されるのが望ましいというような何かイメージのようなものは。
(答)私自身は持っておりますけれども、まだそれを申し上げるような段階ではないかなと思います。
 いずれにしても、釜石、岩手県でラクビー、これは2019年でありますけれども、行うことは決まっております。宮城県でも福島県でもオリンピックに絡んだ形で競技ができればというようなことで、今五輪担当相さんともお話をさせていただいております。
(問)本日、総理から補正予算についての指示などがあったと思われるんですけれども、どういうようなお話があったかということ。それに対して大臣としてどのように考えていらっしゃいますか。
(答)先ほど総理から御指摘のとおり補正予算編成について御指示はいただきました。
 方針等については、また官房長官の発言があろうかというふうに思います。
 復興庁といたしましては、今後の復興の現状を踏まえまして、緊急性の高い事業について、これから具体的な検討を行っていきたい。そのように考えているところでございます。
(問)大臣、これまでもお話しされる中で、例えば観光について、より振興に取り組んでいきたいというような話をされていましたけれども、そのあたりを絡めるようなお考えというのは。
(答)それも一つの考え方だというふうには思っております。前々から申し上げておりますけれども、いよいよ、そろそろというんでしょうか、東北の観光といったところにも視点を持っていくべきだというように思っておりますので、そうしたことが対応できればいいなというふうに私は思っております。もちろん検討はこれからでございます。

(以    上)

 
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