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髙木復興大臣記者会見録[平成27年11月06日]

髙木復興大臣閣議後記者会見録(平成27年11月6日(金)11:02~11:17 於)復興庁)

1.発言要旨
 今日私から4件申し上げます。まずは、福島県訪問についてでございますけれども、昨日11月5日、福島県大熊町・飯舘村を訪問させていただきました。大熊町では東京電力株式会社福島給食センターを訪問いたしました。地元産の食材を使用した給食をいただき、また地元の方の雇用にも貢献しているというお話をお伺いいたしました。また、飯舘村では村長から復興拠点の整備、あるいはまた里山の再生等に関する要望をいただきました。これからも関係省庁や福島県と連携・協力して、できる限り対応したいというふうにお答えさせていただきました。今後とも被災地の状況を自分の目で確かめて被災地の声を丁寧に伺いながら、しっかりと復興を前に進めたいと考えております。
 また、来週9日月曜日でございますけれども、今度は双葉町、広野町、富岡町を訪問する予定でございます。
 2点目でございますが、第19回復興推進委員会の開催について申し上げます。第19回の復興推進委員会を11月11日に開催いたします。当日は、「新しい東北」関連施策を含めて復興の加速化に向けた取組について御意見を頂くということになっております。なお、東北の観光振興といったテーマについても、当日、委員から御意見を賜りたいと考えているところでございます。
 3つ目でありますけれども、昨日、釜石鵜住居復興スタジアム―仮称でございますけれども―整備に向けた関係者打合せを行いました。昨日、これは竹下前復興大臣の私的な懇談会と認識いたしておりますけれども、竹下前復興大臣や遠藤大臣、岩手県知事、釜石市長ほか関係者の方々と2019年ラグビーワールドカップの会場となる釜石鵜住居復興スタジアムの整備について意見交換を行いました。岩手県釜石市から現状や課題をお聞きした上で、各関係者がどのように支援しているかを確認させていただいたところでございます。
 今後は関係省庁等の事務方の間で連絡調整をする場を設け、検討を進めていきたいと考えております。復興庁といたしましても、引き続き関係者と十分に連携いたしまして、岩手県釜石市でのラグビーワールドカップの成功に向け努力をしていきたいと、このように考えているところでございます。
 続きまして、私の政治資金収支報告書の件について御説明を申し上げます。私が代表を務めます政党支部と資金管理団体が選挙区内の人に香典などを支出していたと記載されていました。
 まず、香典の支出についてでございますけれども、これは私がそれぞれ亡くなられた方へ葬儀の日までに弔問に行き、私個人の私費で支出したもので法的に問題はないと考えております。それが収支報告書では政治団体の香典と誤って記載されておりますので、収支報告書を訂正することといたしております。次に枕花についてでありますけれども、今回、マスコミからの御指摘を受けまして、私も後援会から供花を出していたことを初めて知りました。これは後援会幹部やその奥様がお亡くなりになったので、後援会が御葬儀に際し、出したとのことでございます。名義も後援会ということでありました。組織が構成員のために弔意を示すことは人情であり、関係者に違法性の認識はなかったと思いますが、今後このようなことが起きないように、後援会関係者には事務所を通じて厳重に注意をさせていただいたところでございます。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答
(問)確認なんですけれども、政治資金の問題で、誤って記した香典の額、それから枕花の額、それぞれ教えていただけますか。
(答)額につきましては8件16万だったかと思います。枕花については2件2万4千円でございます。
(問)閣議の後に菅長官とお話をされていたと聞いたんですけれども、何を話されていたのか。
(答)事実関係を報告させていただきました。それに、迷惑をかけていますので、おわびを申し上げてきました。
(問)安倍総理とはお話はされたんですか。
(答)安倍総理にもおわびは申し上げました、御迷惑をかけていますということで。
(問)昨日開かれた釜石の復興スタジアムに関する意見交換会なんですけれども、今後も具体的にどういうような話をされて、今後、具体的にどういうふうな形で、もう一回開催するのかとか、あとは関係省庁の連絡調整する場を設けてということの具体的なことをお願いします。
(答)ワールドカップを誘致して、そしてスタジアムがないということで、それをどのように整備していくか。先ほど申し上げたとおり、竹下前復興大臣の私的機関だというふうに認識いたしておりますけれども、これからどうやって整備を進めていくか、なかんずく建築費用というものが大事になってくるわけであります。昨日は具体的にそれをどうするという話は出ておりませんけれども、関係者がそれぞれ知恵を出し合って、スタジアムの着工あるいは完成に向けて取り組んでいこうという、いうなれば意思確認の場だったというふうに認識いたしております。復興庁としては、これから事務方が中心になって各関係機関と調整しながら、実現に向けて取り組んでいくべきだと、いきたいと思いますという話を私はさせていただいたところでございます。
(問)競技の関係者の皆さん、ラグビーの関係者の方もいらっしゃいましたか。
(答)いらっしゃいました。日本スポーツ振興センターの理事長の大東さん、それから日本ラグビーフットボール協会の会長、岡村さん、ラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長の嶋津さん、この辺になります。
(問)香典の件についてお聞きしたいんですけれども、公職選挙法に抵触するおそれなどもあって、総理や長官にもお詫びをされたということだったんですが、今後の進退について改めてどのようなお考えですか。
(答)違法性はないと考えておりますし、私とすればとにかく今は復興大臣としての職務を遂行することが責任だというふうに考えております。
(問)確認なんですけれども、今日閣議後に会われた方は総理と長官ということでよろしいですか。
(答)総理は本当に短時間でございまして、一言おわびだけ申し上げました。
(問)大臣に就任されてから1か月がたちましたけれども、振り返ってみての御所感は如何ですか。
(答)もう8回現地を訪れました。復興が進んでいるということも拝見いたしましたし、残念ながらまだまだだなというようなことも感じました。首長さんあるいは被災地の方にお会いして、いろんなお話を聞かせていただいて、時々申し上げますけれども、復興が進めばまた進んだで新しい課題が出てくるなというような思いであります。しっかりとこれからも現場主義、そして被災地の方々に寄り添う形で復興の加速化に向けて取り組みたいと思っております。とりわけ残り4か月は最初の5年間の締めの期間でありますし、次にまた新しいステージが始まるわけでありますから、それに向けて非常に大事な時期でございますので、しっかりと復興大臣としての役割を果たしていきたいと、そのように考えております。
(問)総理と長官と今日会われたということですけれども、それぞれ総理と長官からはどのようなお話がありましたか。
(答)これといってお話はございません。私が報告して、そうですかというような、そういうようなことでございます。
(問)香典の話をさせてもらいますけれども、大臣、私費でお支払になったということですが、普通であれば私費で払ったら政治資金には載らないはずです。そうなると考えられるのは3つで、大臣が私費で払ったものを請求を求めたか、周りが配慮して政治資金に載せたか、それとも最初から私費と公費がごちゃごちゃになっていたかのいずれか、どうでしょうか。
(答)3番目といっていいと思います。私の私費だったんですけれども、出してしまって記載したということだと思います。
(問)もう一点お伺いしたいんですが、大臣は否定されておりますが、週刊誌報道があり、就任された後の官邸の会見でも原子力政策について地元と少し食い違うことがあって修正されましたけれども、更に様々なことが言われております。復興ということがどうも軽くなっているような気がしますが、それについて大臣は。
(答)お騒がせして被災地の方、そしてまた世間の皆様方に御迷惑をかけていると思います。ただ、先ほど来申し上げているとおり、これまで1か月間、私は大臣としての職責は全うしてきたというふうに思いますし、これからもこういった一連のことで復興大臣としての職務に支障を来すことのないように全力で取り組んでいくと、ぜひ被災地の方々には御理解いただきたいというふうに思います。
(問)今、質問がありましたが、週刊誌報道について改めてですが、これまでも会見で大臣が否定されているということは承知しているんですけれども、週刊誌に引き続き出ておりまして、その説明も虚偽なのではないか、窃盗と住居侵入についての説明も虚偽だというような指摘もあるんですけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。
(答)同様でございます。そういったことはございません。

(以    上)

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