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竹下復興大臣記者会見録[平成27年7月7日]

竹下復興大臣定例記者会見録(平成27年7月7日(火)10:00~10:06 於)復興庁)

1.発言要旨
 本日は、私から2件の報告をさせていただきます。
 1件目は、既に御承知のとおりでありますが、橋野鉄鉱山の高炉跡が世界遺産登録が正式に決定をしたということでございます。
 地元釜石市からも喜びの声が上がっておりますし、復興の弾みになると大変期待し、我々も喜んで受け止めさせていただきたい、こう思っております。
 2件目は、『「新しい東北」ミーティングin東京』。7月4日でございましたが、出席をいたしました。当日はおよそ150団体が参加をし、およそ220名の方々の来場がございました。企業の皆さん方、NPOの皆さん方、それぞれ得意分野で、ただ物をあげるとか企業と関係ないボランティアをするというよりは、それぞれが得意の分野で長い支援に取り組んでいこうといったような発表もございまして、大変感謝もいたしました。また、学生さんによるワークショップも開催をされまして、40名ほどでございましたが、私もお話をさせていただきました。新たに努力をしたいと、支援に汗をかきたいという方も含めて継続して復興に関心を持ってもらっているということを実感いたしました。これからも官民様々の主体からの御支援を仰ぎながら、復興庁としても東北の復興を力強く推進していきたいと考えております。私からは以上でございます。
2.質疑応答
(問)橋野高炉跡の世界遺産への登録なんですが、大変喜ばしいことだと思うんですけれども、地元ではこれをどのように活用していけばいいのか、お考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。
(答)私、まだ見に行っていないんです。近々行こうとは思っているんですが。私の地元で石見銀山が指定をされましたときに、観光客が8倍ぐらい、とりあえず1年間はなった。今まで石見銀山に来る人なんかいなかったわけですから、8倍といっても、ほぼゼロが増えたという状況ですが、だけど、やはり徐々に減ってまいりました。一つは、観光あるいはそういった遺跡、史跡というものの好きな人たちのリピーターを増やすということを、地元できちっと説明できる人をガイドとしてつけるということは非常に重要なことでありますので、そういった点で、より興味がある人に何回も来てもらうというような施設になればいいな、こう思っております。
(問)楢葉町の避難指示解除が9月5日ということになりましたけれども、住民の方からは、生活環境が整っていないなどの声もまだ聞かれます。大臣としてその取組と、9月5日になったことに関する受け止めをお伺いしたいと思います。
(答)もうこれも皆さん方は御承知のとおりでございますが、解除は強制的に帰還を求めるものではなくて、帰りたい人が帰れる状況にするというものでございます。確かに住民説明会の様子を報告を受けておりますが、まだインフラが整っていないんじゃないか、あるいは医療について不安があるといったような声が出たことも事実でございますが、一方で、早く帰りたいという声も相当しっかりとあったというふうに伺っておりまして、我々としては、9月5日という期日が決まりましたら、まさに生活インフラの充実を含めまして復興庁としてお手伝いをしていきたいと、復興に向かって重要な一歩だと私は認識をいたしております。

(以    上)

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