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根本復興大臣の会見[平成26年1月10日]

根本復興大臣記者会見(平成26年1月10日(金)10:30~10:35 於:記者会見室)

1.発言要旨
 おはようございます。
 それでは、私の方から3点申し上げます。
 まず第1点、住民意向調査の実施について。
 今般、楢葉町及び川俣町の住民を対象として、原発事故による避難者などに関する住民意向調査を、それぞれの町、福島県及び復興庁の共催で開始することにしました。調査票は、楢葉町においては9日に発送済みであり、川俣町においては15日の発送予定です。楢葉町にあっては早期帰還に向けた条件、川俣町にあっては早期帰還に向けた条件に加えて、復興公営住宅のニーズの把握を目的として実施をします。調査結果は2月下旬を目途に公表する予定です。
 次に、リバイブジャパンカップ受賞者の決定についてであります。
 新しい東北を創造する新たなビジネスプランを応援するため、リバイブジャパンカップを開催し、このたび受賞者が決定しました。リバイブジャパンカップは、被災地はもとより、全国から東北の振興を進めるための事業参加を促進することを目的としたビジネスコンテストであり、復興庁の委託事業として実施しています。今般、7つが入選案件に選定され、そのうち大賞として2つの案件が、審査員応援賞として3つの案件が選出されました。大賞に選出されたのは、デジタルブックプリント株式会社の「水産版カンバン方式 魚介類の高鮮度維持輸送システム構築事業」、一般社団法人WATALIS(ワタリス)の「中古着物生地によるリメイク雑貨製造販売事業」です。今後は、受賞者などに対して官民連携協議会、企業連携プロジェクト支援事業など、他の施策とも連携しながら、事業パートナー・販路の確保などを支援してまいります。
 次に、福島県訪問についてであります。
 11日土曜日に大熊町と双葉町を訪問し、除染現場、津波被災現場、家屋の様子などを視察する予定です。当日は各町の町長とともに視察する予定であり、現地を見ながら、どういう地域振興策があるかなどについて両町長と意見交換をしていきたいと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答
(問)先ほど、太田国交大臣が閣議後の会見で、常磐自動車道の広野-常磐富岡インターチェンジが今年3月に再開する予定が早まって、2月に再開される目途がついたと発表されたわけですけれども、やはり今回、この再開通は、居住できる区域から、現在帰還できないところにインフラが伸びると、かなり画期的な一歩ではないかと思うんですけれども、復興大臣としての御所見をお願いできればと思います。
(答)当該地域含めて復興を加速化するためには、やはり大動脈である常磐自動車道、この早期供用・再開が大事だと思ってまいりました。その意味では、この常磐自動車道、震災以降通行止めになっていた広野から富岡インター、これが、私も建設の促進、これを今までも何度も要求してまいりました。今回、震災から3年を前に供用再開が1カ月前倒しになって、2月末を目途に開通できる見通しとなって、これは、今お話しのように非常に重要なインフラですから、これは意義のあることだと思います。この1カ月前倒しで再開する、これがまさに加速そのものでありますから、福島が動くことの象徴かと思います。これからも常磐自動車道の通行できる区間、これを進展していきますが、目に見える形で地元の皆様にとっても復興が実感できるように、これからも我々、しっかり取り組んでいきたいと思います。


(以    上)

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